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ここ数年はずっとデフレとか時々聞きます。

物の値段があがるインフレよりはいいんじゃないかとずっと思ってましたが、実はインフレもデフレもよくわかっておらず、新聞読んでいても途中から、結局どうなりゃいいのよ?と思ってしまいます。

そうなると程度の問題かと思って今って悪い状態のデフレということ?というぼやけたイメージしかありません。

インンフレとデフレがどういう状態を言うのか、または今の日本はどっちでこれからそのどっちに針がふれていくのが望ましいのか、どなたかわかりやすく教えていただけるとありがたいです。

よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

こーゆーのって、池上さんのニュース解説を見た方が良いのかな?



インフレというのは物の値段が上がって行くこと、この解釈は正しいんです。ですがこれは逆に言えば、インフレとは「おカネの価値が下がっていくこと」でもあります。要は「同じものを買うのに、より多くのお金が必要だ」ということであり、これは「物の供給が不足している場合」と「おカネの供給が過剰な場合」の両方で起きます。

物の供給が不足している場合のインフレは、民主化直後のロシアがそうでしたよね。北朝鮮の通貨デノミも、原因は物の供給不足です。一方、お札と言うのは、原価がほぼタダですから、無制限にお札を刷るとお金の供給が非常にだぶつき、物凄いインフレが起きます。第一次大戦後のドイツや、今のジンバブエがその状態ですね。

一方「デフレ」は「物の供給がだぶついている場合」と「おカネが不足している場合」の両方で起きます。でも「おカネ」は現在ほとんどの国が信用通貨を使っていますので、足りなきゃ刷れば良いだけの話ですから、まずそう言う事はあり得ません。問題は「物の供給がだぶついている」場合です。

物の供給が多すぎる->物が売れない->収入が減る->更に物が買えない->物の供給がさらにだぶつく・・・と、この状況は歯止めが効かないんですね。これをデフレスパイラル、と言います。

ちなみにインフレの場合は、物が足りない->価格が上がる->(製造元は)収入が増える->物を買える->更に物が足りなくなると言うスパイラルが考えられますが、必ずしも「価格が上がる=収入が増える」にならないので、オカネの供給に問題が無ければ、どこかでスパイラルが止まります。インフレが継続するのは「おカネを刷りすぎた」場合か、「そもそも製造業の能力が不足している場合」だけで、そういうのは政策的になんとでも出来るんです。

現在の日本では「デフレスパイラルが止まらない」点に問題があり、無理やりにでもインフレに持って行きたいんです。だってインフレは政策的になんとでも止められるんですから。
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この回答へのお礼

「デフレスパイラルが止まらない」って聞いてましたが、そういうことだったんですね。

>無理やりにでもインフレに持って行きたいんです。だってインフレは政策的になんとでも止められるんですから。

そうだったんですか。
ありがとうございます。その辺が聞きたかったんです。
インフレってデフレに比べたら簡単に止められるんですね。知らなかったです。
戦後は恐ろしいインフレがあったって聞いていたのでインフレには怖いイメージしかなかったもんですから、インフレよりいいだろうと安易に思ってました。

なんかその辺安心しました。

お礼日時:2011/01/27 17:43

 まずなぜデフレがまずいかというお話。



 物が売れない→価格を下げる→なかなか売れない→もっと下げる→やっと売れるが利益が少ない→人員整理や昇給カット→従業員の給料減る、企業も新規展開など無理、新商品開発も無理→給料減った人たちは買い控え→物を作っても誰も買わない→値段をどんどん下げないと売れない→会社の利益なし→倒産

 こんな図式でしょうか。つまるところ物の値段が下がると、一消費者としては嬉しいのですが、それを作っている会社としてはあまり嬉しくないわけです。あなたがその企業で働いていたとすると解雇や給料ダウンの危機もあります。

 軽いデフレならいいんです。インフレにしたってそう。物の値段があがるのは消費者としては嫌です。ただ企業としてはもうかるわけですから、その従業員の待遇も良くなります。

 どちらにしても行き過ぎなければ問題ありません。


 現在の日本はこのデフレが行き過ぎている状況なので逆のインフレにもっていこうと必死なわけです。
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この回答へのお礼

図式わかりやすかったです。

なるほど。

私はずっとIT業界でクリエイティブの仕事しているもんで不景気と聞いても仕事だけはやたらとあって、モノをじかに売った経験が少ないから(技術は売ってますけど)、物が売れないという実感をあまり味わってません。

そのせいかあまり今いちピンとこなかったんですが、やっと今の構造がわかってきました。

回答ためになりました。ありがとうございます!

お礼日時:2011/01/27 18:03

うーん、わかりやすく私の個人的見解を述べさせていただくと(あくまで個人的ね。

学者じゃないから。)、金を持ってる方が強いか、物を持ってる方が強いか、ってことね。
インフレは貨幣価値が下がる状態のため、物価ばかり上がる。つまりお金は持っていても価値はあまり無いってこと。ならば物で持っている方が強いよね?極論言えば物を持ってる同士で物々交換してもいいし。お金は紙切れと同じ。
デフレは逆に物を売ろうとしても高ければ誰も買ってくれない、安く売らざるを得ない状況。これでは物がいくらあっても高く(思った価格で)売れないので、だったらお金で持ってる方がいいよね、ということ。
極論ですけどね。他の要素も複雑に絡みあうので。
一般人で完璧に理解してる人なんていないよ、きっと。
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この回答へのお礼

なるほど。
なかなかわかりやすかったです。
戦後のインフレ時農民がいばってたりとか、そういうことかと。

じゃあ今はもの何も持ってない一般市民でも金持ってる奴は安く何でも買えてウハウハなんですね。

そういや実際ドンキーとか100円ショップとかスーパーもだけど安くていいもの今はたくさんあふれてますもんねぇ。

今は不景気できびしい経済状況の人多いけど、金持ってる奴はハッピーだ。

となると今裕福層に税金をどっとかけようとしている民主党の政策は多勢な貧乏人の支持は受けそうですね・・。話それましたけど。。

お礼日時:2011/01/27 17:51

インフレ(インフレーション)くらい辞書に載ってるよ?


自分で辞書を調べることができない人に辞書が見れるのかは解りませんが以下を参考にしてね
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/17015/m0u/% …

では、お大事に☆
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この回答へのお礼

単語の意味聞いてるんじゃないんですよね。

質問の仕方が悪かったようですみません。

今の日本経済的に今のデフレってそんなに悪いのか、俯瞰してみた時どう見るのか妥当なのかその辺論じられる人の意見が聞きたかったんですよ。

つっこみありがとうございます。

お礼日時:2011/01/27 15:29

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