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既製品の変圧器コア(珪素鋼板EI型)をサイズや形状をちょっと変更したくて高速ディスクカッター等で切断 又は研磨などの加工をすると発熱し かなり昇温(色が変わるぐらい)する事があるが そのことで透磁率が部分的でも低下することがあるのでしょうか。
もしあるとすれば 水や切削油等で冷やしながら加工すれば問題ないのでしょうか。

A 回答 (2件)

珪素鋼板は加工する度にストレスが加わって磁化特性が損なわれていきます。


そこで、飽和磁束密度や透磁率などの高い、方向性の珪素鋼板を使った巻き鉄心などでは、歪み取り焼鈍をして本来の性能に戻します。
無方向性の珪素鋼板でも高い特性を期待するときは、焼鈍をします。
ストレスが大きいほど劣化するのですが、曲げると歪みが大きいので巻き鉄心などは、ほとんど焼鈍します。
今お持ちの珪素鋼板EI型が、その焼鈍をした物かどうかは不明ですが、EI型は無方向性で低コストで使用することが多いので、していない可能性も高いと思います。
EIコアの場合、圧延したものを巻いてフープ材にし、スリッターで幅を狭くし、それからEとIの型抜きをしています。
これで、焼鈍していなければ、本来の性質をかなり下回った特性に合わせて使っていることになります。
これを、もう一回加工した場合、特性がどの程度、さらに落ちるかということになります。
追加工の方法ですが、巻き鉄心のカットコアなどでは、切断面を研磨してピカピカにしています。当然、温度が上がらないようにしていると思います。
切り込みを小さく、かつ低速でカットできれば、ストレスが小さいと思うのですが。
お勧めの加工方法は、スリッターや打ち抜きに近いシャーリングがダメージが小さいと思います。(いずれも鋏と同じ原理)
このシャーリングの機械は、鉄心を加工した会社には、あるはずです。
いずれにしても問題が無いわけではなく、電気磁気設計の上で問題になるか、どうかですから、実験や試作で答えを見つけた方が良いと思います。
直流の磁化特性は面倒ですから、簡便なやり方ですが目的の周波数の交流で、励磁曲線や鉄損などを加工前、加工後で採ってみると、今後の進捗にも役に立ちそうに思いますが。
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この回答へのお礼

良く分かりました何時も有難うございます。

お礼日時:2003/09/07 22:32

熱だけでなく加工による機械的歪で磁気特性が変わります。

珪素鋼板はデリケートですので打ち抜きや曲げ加工などをした場合には歪取り焼鈍というのが必要です。
参考URLをご覧ください。

参考URL:http://www.nsc.co.jp/si-steel/namashi.html
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この回答へのお礼

よくわかりました有難うございました

お礼日時:2003/09/07 22:25

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