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鉱物愛好家が観賞用に所持するウラン鉱石(ガラスケース中、鉱山に行って採取した原石)からは、微量ながら「放射線」が出ていると思います。

【質問1】内部被曝の危険性がある「放射性物質」はガラスケースごしに出てきますか?

【質問2】倉庫内のウラン鉱石から出た放射線が、同じく倉庫内のすぐ近くにある書籍や工芸品に付着したとしまして、放射線は長期間(1年とか生活上の単位で)残留するのでしょうか?

【質問3】その書籍・工芸品が、第三者に貸し出されたり、売却された場合、残留した放射線によって第三者が被曝する可能性はありますか?

A 回答 (2件)

天然ウラン鉱石は、放射線を放っています。


ならば、ウラン鉱石によって被曝したということになりますね。


1.
ウランが崩壊する場合、さまざまな放射性元素が出来、
おそらくはβやγモードで崩壊するものもあるでしょう。
この崩壊モードの場合、ガラスケースくらい軽々と通過します。

2.
放射線そのものは、電波だったり、ヘリウムだったり、電子だったりですが、
付着して、放射線が残留することはありません。
一方、ウランが崩壊して出来た核種の中には気体のものもありますし、
固体でも飛び出てくる場合があります。
これが他の工芸品などに付着すれば、崩壊することで放射線を放つ可能性はあります。

また、放射線がぶつかることによって、普通の物質が放射性物質に代わることもあります。

3.
放射線を放ちますから、もちろん被曝します。


ただし、これを被曝と呼んで良いかは別問題ですね。
そもそも、ウランに限らず、放射能を持った物質はいくらでもあります。
有名どころでは、炭素14ですね。自然界にもありますし。

この辺は、程度の問題と考えてください。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。大変参考になります。
【質問1】へのご回答の「崩壊モード」につきまして。鉱脈から採取した原石の破片をそのまま保存した状態であっても、採取前の鉱物の状態によっては「崩壊モード」になっている場合がある。ということでしょうか?
天然のウラン鉱石に「崩壊」しているものがあるとは知りませんでした。

お礼日時:2011/03/16 19:11

A1です。



「崩壊」の意味を詳しく説明しなかったので、誤解がされてしまったようですね。

ここでいう崩壊というのは、原子核崩壊のことで、
原子核がある一定の確率で、壊れてしまうという意味です。
ウランがウランで無くなっていくんですよ。

この崩壊には、いろいろな形式があって、大別すると、α崩壊、β崩壊、γ崩壊があります。
また、放射される放射線も異なります。

ウランにはいくつか種類がありますが、ほとんどがウラン238です。
半減期が4.4e+9 年と非常に長いですが、これだけの年数たつと
鉱石に含まれるウランの量が半分になります。
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この回答へのお礼

再度のお答え、ありがとうございました。
以下のサイトを参照しましたところ、
天然の岩石などから溶け出したと思われるウランが牛乳等に、おそらく極めて微少にふくまれ、煙草の煙には「ウランの崩壊生成物」がふくまれるとありました。
恥ずかしながら、何も知らないものでして、観賞用のウラン鉱石から「放射性物質」までが(微少とはいえ)飛んできていた可能性を、想像もしたことがありませんでした。

極めて微少であれば、放射性物質と暮らしをともにしても構わない、そんな方もおられると思いますが、身の回りにウランがあることに留意して、暮らしていこうと思います。

http://chronoflyer.ddo.jp/~trinary/plus/iaea/duq …
劣化ウランFAQ集

水中のウランの大部分は岩石や土壌から溶け出したウランに由来・・・
草や土の経口摂取によって家畜に移動したウランは尿や糞を通してすぐに排泄される。世界中の牛乳と肉製品で測定された U-238 の放射能濃度はそれぞれ・・・
煙草の煙に含まれる Po-210 といったウランの崩壊生成物の経口摂取や吸引によって約 120 μSv/年 の放射線量を受けるだろう。

お礼日時:2011/03/17 22:55

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