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テレビで「屋内にいると屋外にいるよりも放射線の被曝量が1/10になる。」と聞きました。
そこで、屋内と屋外の違いを考えてみました。

(1)アルファ線を遮られる。
 (ただしこれは服やマスクなどで皮膚の露出をやめれば可能?)
(2)屋内で、屋根や壁から遠いと、それだけ線源から遠くなる。
(3)屋根や壁についた線源はやがて風で飛ばされるが、体内に取り込むと崩壊が終わるまで被曝し続ける。
(4)壁がコンクリートであればベータ線やガンマ線も多少遮られる。


これらの要因だけで1/10になるとは思えないのですが、他にも違いがあるでしょうか?

もし屋内と屋外を比較した測定したデータなどがあれば、教えて頂けないでしょうか?

それと、木造住宅とマンション、車、などでの違いも知りたいと思うのですが、
どこかにデータが公開されていないでしょうか?

A 回答 (9件)

原子力安全委員会がまとめた資料


「原子力施設等の防災対策について」(平成22 年8月一部改訂)
(http:www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/history/59-15.pdf)
の付属資料
8 屋内退避等の有効性について

屋内退避等の有効性について
大気中を拡散してきた放射性物質からの被ばくを低減するためには、
放射性物質から遠ざかることが最も効果的である。しかしながら、混乱
の発生のおそれ等を考慮すれば、被ばくを低減するための簡便な防護
対策としての屋内退避が有効であると考えられる。屋内退避措置は、
周辺住民が屋内に入り、建物の気密性を高め、口及び鼻をタオル等で
保護することをいう。

とあり、さらに、
表 - 1
浮遊放射性物質のガンマ線による被ばくの低減係数

屋外:1.0
自動車内:1.0
木造家屋:0.9
石造り建物:0.6
木造家屋の地下室:0.6
石造り建物の地下室:0.4
大きなコンクリート建物(扉及び窓から離れた場合):0.2

数値がでています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
とても参考になりました。

こんな資料があったんですね。
まだパラパラしか読んでいませんが、かなり興味深いです。
どういう実験をしたのかは書かれておらず、結果だけですが、私が欲しかったデータです。

木造家屋内と車内と屋外ではあまり差はないんですね。
石造りの家というのがあまり想像できませんが、
コンクリートの建物の方が木造よりも圧倒的に良いということは分りました。

これはガンマ線のことですが、
甲状腺被曝の場合はとにかく気密性が大切だとあります。

その他にも、口や鼻を覆うものの除去率の違いまで書いてありますね。
一部を引用します。

> 物 質(折りたたみ数) ー> 除去効率
> 男性用木綿のハンカチーフ(16)-> 94.2%
> トイレットペーパー(3)ー> 91.4%
> 男性用木綿ハンカチーフ(8)-> 88.9%
> 男性用木綿ハンカチーフ(しわくちゃにする)-> 88.1%
> 木綿のシャツ (1)-> 34.6%
> 男性用木綿ハンカチーフ (1)-> 27.5%

避難が安全だけど混乱を招きそうなら屋内退避で良い、といった内容や
原発事故に関する記述もありますね。
これからじっくり読んでみます。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/24 01:51

>>>私の質問は「1/10」の根拠です。



根拠は私は知りません。
計算より実測値が重要です。
誰かが測ったら10分の1という結果になったということじゃないですか?
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この回答へのお礼

知らないながらも一生懸命お答え頂いてありがとうございます。
私も知らないので、ここで質問させてもらいました。

お礼日時:2011/03/24 01:15

何人かの方がお答えになっていると思いますが、


このような場合の被爆防止には、直接の放射線遮蔽よりも、
放射性物質からの防護がより重要になります。
放射性物質が体や衣服に付着し、あるいは吸い込んで粘膜や肺に蓄積した場合の
継続的な内部被爆による影響のほうがずっと大きいからです。
これは花粉対策とほとんど同じレベルの議論だと思いますが、
外にいるより家のほうが放射性物質は比較的少ないでしょうし、
外に出たとき、衣服とともに放射性物質を持ち込まないために、
マスク・合羽などを着用して玄関で脱いで捨てる、といった対策は一定有効だと思います。
ただ、1/10というのは条件によっていかようにも変わると思いますので、
何か実験したのかもしれませんが、
おおよその数字であって、なにか確定したソースがあるものとは思えません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

私も内部被曝した場合の危険性は知っています。
ただ、空中に放射性物質が多少多くても、
通常の呼吸で内部被曝する可能性は低く、
通常、内部被曝は、食べ物や飲み物からです。
鼻や口から放射性物質が入ることで被曝量が10倍も変わるほど
鼻や口から放射性物質が入るというのは直観的にも想像しづらいです。

このスレッドでの質問は
「屋内にいると屋外にいるよりも放射線の被曝量が1/10になる。」という根拠です。

内部被曝の話は少し論点がずれているようです。

お礼日時:2011/03/24 01:14

>>>アルファ線とベータ線の飛距離が短いことは知っています。


>>>これは私が質問で述べた(1)や(2)ですね。

いいえ。
(1)でも(2)でもありません。
家の中にいてもクルマの中にいても、外からアルファ線もベータ線も侵入しません。

>>>ただ、現実には、例えば原爆で放射線障害にあわれた方はガンマ線や中性子線のためです。
>>>どちらかというと、被曝の危険はガンマ線と中性子線での議論が重要だと思います。

至近距離に原子炉がなければ、中性子は考えなくていいです。
まともに中性子を出す放射性元素は、カリフォルニウムなどごく一部のものです。
(Spontaneous Fission)

>>>
ご紹介頂いた
http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/09/09041
を見てみると、数cmのコンクリート塀があればガンマ線の透過率は数倍変わってくるようですね。
この時点で、コンクリートのマンションと木造の家では被曝量は違いそうではないですか?

いえ。
放射性物質が体に付着する方の影響の方が、格段に大きいです。
屋外や車外にある放射性物質からから発せられた放射線が侵入する効果は、それとは比較にならないほど僅かなものです。

>>>さらに、sanoriさんがおっしゃる飛距離では、車では窓から入ってくるベータ線を防げそうにありません。

いえ。
ベータ線は窓から侵入できません。
前回提示したリンクの内容を再読願います。
窓の厚さが1mmもないなら話は別ですが。

>>>また、繰り返しになりますが、
>>>距離の2乗できいてくるので、外部から遠い分、車よりは家の方が良さそうです。

真 空 中 な ら ば 、
距離の2乗に反比例です。

ちなみに私は原子力関係の設備を見学したことがあるのですが、廊下をあまり直線状にせず、ジグザグにしていました。
ガンマ線と中性子線の対策だと思います。
直接当たるのと反射するのとを防止しています。
至近距離になると、そういう対策が必要となります。

>>>これらのことから、やはり、木造、マンション、車では被曝量は違ってきそうです…。

僅かに違いますが、このたびの原発事故関連では、その要因は杞憂です。
もちろん、自衛隊、消防、作業員であれば心配しなくてはいけませんが、あなたのご質問文冒頭には
>>>テレビで「屋内にいると屋外にいるよりも放射線の被曝量が1/10になる。」と聞きました。
と書かれています。
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この回答へのお礼

いろいろとご丁寧にありがとうございます。

できれば、定量的にご説明して頂けるとさらに嬉しいと思います。
私の質問は「1/10」の根拠です。

例えば、

> 放射性物質が体に付着する方の影響の方が、格段に大きいです。
> 屋外や車外にある放射性物質からから発せられた放射線が侵入する効果は、それとは比較にならないほど僅かなものです。

とのことですが、「僅か」を数値で示したデータはありますか?


少しインターネットで検索してみましたが、
文部省の調査では車内と車外には大差が無かったようです。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96 …
からの引用です。
> 測定を実施したのは、福島第1と第2原発から北西方向に約20キロメートル付近(福島県浪江町周辺)の3カ所。
> モニタリング用の車両の車内外で測定した。
> 放射線量が大きかったのは車内の測定では毎時300マイクロシーベルト、車外では330マイクロシーベルトだった。


・屋内と屋外の放射線量は10倍違う。
・車内と車外の放射線量はほぼ同じ。
・車内と屋内の放射線量はほぼ同じ。
この3つは同時には成り立ちません。
どれかが間違っているのかもしれません。

お礼日時:2011/03/23 02:42

コメントにお答えします。



>>>被曝量は線源からの距離の2乗に比例します。

それは、放射線がどこまでも飛べると仮定した場合の話です。
たとえばアルファ線は空気中でさえ数センチメートルしか進めませんから、どの先は距離の2乗に反比例どころかゼロです。
固体中や液体中だと3桁下ぐらいまで短くなります。
ベータ線は、アルファ線より1桁長く飛べますが、大した距離ではありません。
ガンマ線は荷電粒子ではないので、かなり透過しますが。

>>>もし同じだと示すデータをご存知でしたら教えて頂けないでしょうか?

アルファ線、ベータ線の飛程(図表ではありませんが文章中に数値があります)
http://www.nuketext.org/radioactivity.html

ガンマ線のコンクリート中の透過率
http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/09/09041 …

満足できなければ「飛程」をキーワードに調べてみるとよいでしょう。

いずれ、(繰返しになりますが)家やクルマの中にいる最大のメリットは、衣服や体に放射性物質が付着しにくいことです。
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この回答へのお礼

アルファ線とベータ線の飛距離が短いことは知っています。
これは私が質問で述べた(1)や(2)ですね。

ただ、現実には、例えば原爆で放射線障害にあわれた方はガンマ線や中性子線のためです。
どちらかというと、被曝の危険はガンマ線と中性子線での議論が重要だと思います。


ご紹介頂いた
http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/09/09041 …
を見てみると、数cmのコンクリート塀があればガンマ線の透過率は数倍変わってくるようですね。

この時点で、コンクリートのマンションと木造の家では被曝量は違いそうではないですか?

さらに、sanoriさんがおっしゃる飛距離では、車では窓から入ってくるベータ線を防げそうにありません。
また、繰り返しになりますが、
距離の2乗できいてくるので、外部から遠い分、車よりは家の方が良さそうです。

これらのことから、やはり、木造、マンション、車では被曝量は違ってきそうです…。

お礼日時:2011/03/22 00:55

密室にすれば放射性物質が外に比べて少ないということです.



>テレビで「屋内にいると屋外にいるよりも放射線の被曝量が1/10になる。」と聞きました。
家の中に放射線の線源がある場合は外よりも高くなるかもしれません.
トイレなどのタイルや,花崗岩でできた家具などは放射性物質をふくんでいることがあります.
特にトイレで換気をしていない場合はラドンが蓄積しやすくなり放射線の量が1μSv/hを超えることもあります.
それでも,量としては微々たるものなので気にする必要はないのですが・・・

>それと、木造住宅とマンション、車、などでの違いも知りたいと思うのですが、
外との密封度の違いなので簡単には比べられませんね.
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この回答へのお礼

福島県の屋内退避に関するニュースで言っていたことなので、
屋内の方が放射性物質が多いという前提での話ではないです。

密封度ということは、あくまでアルファ線やベータ線のみを対象にした話ということでしょうか。

お礼日時:2011/03/22 00:36

単に屋内と屋外の差異では全く何の意味も有りませんので、おそらくそんなデータはないでしょう。


屋内に限らず外気と遮断されていれば、放射性物質は進入しません、それだけです。
放射線は遮断する物質によりどこまぜ遮断できるか異なります、鉄筋コンクリート、木造、地下室等で当然全く違った値になり、比較のしようがありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

1/10になるというのはテレビで何度か聞きましたが、
適当に言っていたということなんでしょうか…。

お礼日時:2011/03/22 00:34

放射線のみで考えると難しいので、放射線と放射線源で考えてみましょう。



放射線源は、放射線を発する物質です。
ある程度の距離がある場合、実際に原発から放射線が発せられるわけでなく、
放射線源が家の近くまで来て、そこで放射線を発します。

放射線源は、言ってみれば、金属の固体です。(気体や液体もなくはないですが)
ですから、遮るのは簡単です。
屋外だと花粉が飛んでますが、部屋に入ると花粉は少なくなりますよね。
このイメージです。

次に、放射線ですが、こいつはいろいろな種類があります。
α線は紙一枚、β線はプラスチック板1cmで遮蔽できると言われています。
ですから、屋内にいれば、外の放射線は防御できるでしょう。
一方、γ線や中性子線は防御が難しい放射線です。
これは、屋内にいても遮蔽は難しいでしょうね。
ただし、人体に対する影響は、α線がもっとも強いです。


もっとも怖いのは、放射線源が体内に入った場合ですね。
体内では遮蔽してくれるものがないので、直接被曝します。
また、半減期の長いものだと、骨などに取り込まれると、長い間被曝し続けることになります。
(ストロンチウム90など)

これを防ぐ観点から行けば、家の中に放射線源を入れない構造が重要になります。
隙間の多い木造住宅より、密閉度の高いマンションの方がいいと思います。
もちろん、換気扇や窓のサッシなどを目張りしておくことも必要でしょう。

また、屋内でも、マスクなどをしておくとさらに良いはずです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

質問文の書き方がよくなかったかもしれませんが、
放射線の種類や透過能力についての定性的な知識はあります。

屋内に居る場合と屋外にいる場合の被曝量の違いを定量的に知りたいと思っています。
そのようなデータはお持ちではないでしょうか?

お礼日時:2011/03/21 23:44

こんにちは。



>>>(1)アルファ線を遮られる。
>>>(2)屋内で、屋根や壁から遠いと、それだけ線源から遠くなる。
>>>(4)壁がコンクリートであればベータ線やガンマ線も多少遮られる。

アルファ線が飛べる距離(「飛程」と言います)は、空気中でも数センチメートルです。
ベータ線(電子)の飛程は、その1桁ぐらい上です。
あなたの体の近辺(数センチメートル~数十センチメートル)に放射性物質があるという、よほどの偶然がないと、あなたの体に当たれません。

>>>(3)屋根や壁についた線源はやがて風で飛ばされるが、体内に取り込むと崩壊が終わるまで被曝し続ける。

はい。それは心配しなくてはいけません。
鼻や口から入らないようにマスクをしたり手洗いをしたりしたほうがよいです。

>>>これらの要因だけで1/10になるとは思えないのですが、他にも違いがあるでしょうか?

屋内にいれば、外を舞っている放射性物質が肌・頭髪・服に付着しないということです(いちばんの要因)。
口や鼻の中にも入りません。
雨の日に家の中にいれば雨が当たらないのと同じです。
アルファ線、ベータ線のほかにガンマ線もありますが、注意すべきことは同じです。

>>>もし屋内と屋外を比較した測定したデータなどがあれば、教えて頂けないでしょうか?
>>>それと、木造住宅とマンション、車、などでの違いも知りたいと思うのですが、
>>>どこかにデータが公開されていないでしょうか?

以上のことからわかるとおり、木造住宅とマンション、車、基本的に同じです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

> 以上のことからわかるとおり、木造住宅とマンション、車、基本的に同じです。

車の中に居る場合は家の中に居る場合よりもかなり外部と近くなるので
(すなわち線源と近くなる)被曝量は違ってくると思います。
被曝量は線源からの距離の2乗に比例します。
なので、同じということはあり得ないと思うのですが…。

もし同じだと示すデータをご存知でしたら教えて頂けないでしょうか?

お礼日時:2011/03/21 23:41

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