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アメリカの原爆の被害者と福島の原発の作業員や近隣の被爆者は、
どちらとも「ひばくしゃ」と言う表現で正しいでしょうか?
(確定しているつもりはありません)
(もし、福島の方に失礼でしたら、申し訳ありません)

そもそも、原子力発電所は原爆を作る同じ原料が
あるということでしょうか?とても敏感な時期の質問ですが、
福島の友人に接するときに「ひばく」という表現が適切なのか?
考えてしまいます。


原子力と原子力爆弾の関係と、「ひばく」という表現についての
意味を教えてください。ネットや関連本を
読みましたが、さつぱりわかりません。すみません。

A 回答 (8件)

言語学的および科学的なことは、私よりも遥かにお詳しい皆さんがお書きになっているので、違った視点から。



現在、英語圏の一般市民のあいだでは「radiation(放射能)」という単語を活用するのがわかりやすいです。radiationがどのくらいaffect(影響)したとか、どのくらいhigh(高い)とか、そういう感じで使います。

また、私にも「福島の友人」がいますが、わざわざ「ひばく」という言葉を使う必要が生じた機会は今のところありません。今のところは「原発」「風評」などで、だいたい意思の疎通はできていますが、具体的にどのようなことをお友達に伝えたいのか補足していただければ、より的確にアドバイスできるかもしれません。

この回答への補足

有難うございます。実際に本人が放射能の事を「ひばく」と表現していましたが、
私が使っていいものか、とても心が痛いです。でも、私は使わないようにします。
それから、もっと色々勉強しなければならないです。海外の友人からメールはradiation とか
nuclearという言葉が入っていました。 ありがとうございます。

簡単な説明で、恐縮です。

補足日時:2011/04/08 17:31
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字が違うらしいですよ。

被爆と被曝。被ばく、とひらかなを使ったりもするそうです。

現在、東京が0.1μSv/h、福島市2μSv/h、飯舘村6μSv/h、ですので、
未だに、福島市は、東京の20倍、飯舘村なら、東京の60倍の放射能を、毎日浴びています。

飯舘村の場合、8時間外にいる人だと、体が悪いわけでもないのに、毎日、レントゲン検査になります。さらに、放射能に汚染された食品を食べることによる、内部被曝もあるし、体への付着による体表面汚染被曝もある。

長期戦覚悟になっていますが、このままで、大丈夫なのでしょうか。
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>そもそも、原子力発電所は原爆を作る同じ原料があるということでしょうか?



原爆や原発には、ウランを使います。

ウランには、2種類あり、核分裂を起こさないウラン238と、核分裂を起こすウラン235があります。

ウラン鉱脈から採掘される天然ウランは、ウラン238が99.3%、ウラン235が0.7%入っています。

どちらのウランも化学的には同じで、中性子3つ分だけ重さが違うので、遠心分離機などで分離して、ウラン235の濃度を高めます。

ウラン235の濃度を高めるのは、臨界・核爆発しやすくする為です。濃度が低いと臨界も核爆発もしませんので。

ウラン235を濃縮すると、必然的に、残りカスとして「ウラン235が殆ど入っていない、ウラン238だけのウラン」が出来ます。これを「劣化ウラン」と言います。

劣化ウランは「重たい」ので、砲弾の弾頭などに使うと貫通力や破壊力を増す事が出来ます。これが「劣化ウラン弾」です。

・臨界とは

ウラン235が分裂すると、中性子が2個、飛び出します。

このうち、中性子1つがウラン238や水や制御棒などに当たって吸収され、もう1つがウラン235に当たって分裂が繰り返して続く状態を「臨界」と言います。

簡単に言うと「1個の分裂が、次の1個を分裂させ、それが延々と続く状態」です。

原子力発電所の炉心の中では、この「臨界」が続く事により熱が出て、この熱で水を沸かして蒸気にして、蒸気タービンを回します。

原子力発電所では低濃縮ウランを使い、ウラン濃度は3%~5%くらいです。

・核爆発とは

ウラン235が分裂すると、中性子が2個、飛び出します。

その2個が別々のウラン235に当たると、それぞれが分裂し、それぞれが中性子2個を出します。

このように、分裂が1個⇒2個⇒4個⇒8個⇒16個⇒32個⇒64個…と、連続的に2倍2倍になっていくと、瞬時に爆発的に大量の核分裂が起き、大量の熱と光を放出します。

これが「核爆発」です。

このような「2倍2倍」の連鎖反応(核爆発)を起こすには、ウラン235の濃度を90%以上に濃縮しなければなりません。

原子力発電所にある低濃縮ウランでは、このような「2倍2倍」の連鎖反応を起こすだけの「濃さ」が無いので、核爆発は起きません。

ウランの臨界を使っているのが原発で、ウランの核爆発を使っているのが原爆です。
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原爆は、核分裂反応によって爆発させます。


爆発によって受けた被害を「被爆」と言います。
一方、原発の事故などによって放射性物質が
放出され、その物質から出る放射線にさらされ
ること「被曝」と言います。
福島の友人?は、「被曝」になりますが、大量の
放射線を浴びてるわけではないと思いますので
現状で「被曝者」と表現されるのは、如何なもん
かと・・・
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被曝に被曝者という表現は使いませんから、ヒバクシャと言えば被爆者



原発で使用されてる燃料棒の核分裂で、原爆にも使用された物質ができる

爆弾の爆発と共に放射線を浴びたのが被爆、放射線を浴びるのは被曝

ちょっと乱暴だけど、その違いだと思えば簡単

ある意味、被曝は日常的な事
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うーむ。

wikiに書いてますよ?

以下、wikiの「被爆者」より引用。

>>厳密にいえば、核爆弾による直接攻撃を受けた者は「被爆者」、
>>直接の被害は受けず、核爆発に伴う残留放射能を浴びた者は「被曝者」であるが、
>>今日では便宜上最初の事例を「一次被爆者」、
>>後の事例を「二次被爆者」と呼ぶことが多い。

ですので、原発の汚染被害は被曝者でしょうね。



ただ、実際の被曝者に、被曝という言葉を投げかけるのは無神経では。
公衆の面前で、エイズ患者にエイズって言えるかというと、言えないでしょう。
重い障害や病気、被害について言うのには神経が必要ですよね。
めんどくさい風潮ですが、遠まわしな言い方が適していると思います。

もちろん、遠まわしな言い方に苛立ちを覚える人もいるので、
相手を見てどのように被曝を表現するか決めるべきでしょう。
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原爆は、原子爆弾のことですから、爆弾の被害を受けることを「被爆」といいます。


ですから、放射能を含まない火薬爆弾被害を受けても「被爆者」になります。
しかし、福島第一原子力発電所事故のように、放射能漏れによって放射線に曝(さら)されたり、放射性物質によって外部から放射線に曝されることを「外部被曝」、吸引したりして身体の内部から放射線に曝されることを「内部被曝」と分けて考えます。
「爆」は爆弾の爆、「曝」は曝露される曝ですから、意味が全く違います。
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原爆は被「爆」者、原発は被「曝」者だと思います。

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この回答へのお礼

字が違うんですよね。どうもありがとうございます。でも、まだ内容は良くわかっていないので
調べ続けたいと思います。

お礼日時:2011/04/08 11:04

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