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負極にリチウムを用い、正極にフッ素を用いる電池って理論上、
起電力がかなり大きくなるはずなのにどうして実用化されないんでしょうか。
リチウムと水との反応性に問題があるのでしょうか。
そこのところ、
どなたか詳しく教えてくださいませんか?

A 回答 (2件)

負極にリチウムを使った電池はありますよ。


でも、正極にフッ素を使った電池はありません。
(1)入れる容器が難しい。
(2)漏れたときの毒性が大きい。
(3)気体ですから、物質量はわずかになり、起電力は大きくても
 容量が小さくて使い物にならない。
(4)フッ素は単体を作るのが非常に手間とエネルギーがかかる。

基本的に標準電極電位が極端に大きなものや小さなものはそれだけ
不安定であることを示し、単体や化合物を作るのに手間がかかり、
安全で長期間保存する方法も少ないのです。

フッ素の単体が単離されたのは1886年です。
これは原子番号が小さい元素では異常に遅いと言えます。
フッ素はそれだけ作るが難しいのです。

質問者様はフッ素の単体を見たことがありますか?
私はありません。多くの資料集でも写真さえ載っていません。
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この回答へのお礼

すいません、わざわざ丁寧にありがとうございました

お礼日時:2011/06/23 07:25

フッ化黒鉛



を使った電池はありますけどね。

wikipedia フッ化黒鉛リチウム電池
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%83% …
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