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こんにちは。

今社会の宿題で調べていることなのですが、
イギリスの方々はなぜオカルトや妖精が好きなのでしょう?
(もちろん全員ではないでしょうが)

イギリスでは、幽霊の出る部屋は家賃が高い、なんて話も聞いたことがあります。

曇り空、霧の立ち込める昔ながらの街並み…いかにも雰囲気がありますよね。
やはり、そういった環境も影響しているのかなぁと思うのですが…。

A 回答 (3件)

>イギリスの方々はなぜオカルトや妖精が好きなのでしょう?



イギリス=UKだと看做して・・・。
UKは、スコットランド・イングランド・ウェールズ・北アイルエアンドの王国の連合体ですよね。
各地には、古代ユーラシア大陸からケルト人が住み着きました。
彼らは、自然現象とか(人を含む)動植物には精霊・霊が存在すると考えています。
この(古代キリスト教の一派)宗教観が、残っているのです。
今でも、当時の古くからある教会には色々と彼らの宗教観の痕跡が残っていますよ。
同じ協会でも、カトリック・イギリス国教会と変遷がありますが・・・。
支配者が変わっても、思想・宗教観は変わりませんからね。

多くのケルト人は、ブリテン島を追われアイルランドまで逃げ延びました。
今でも続く、アイルランド紛争の原因です。
イギリス国教会系信者の多い北アイルランド。対してケルト人が信じる古代キリスト教信者が多いアイルランド。
同じキリスト教徒でも、宗教戦争を行なっています。
質問者さまは、見た事があるでしようか?
ケルト人が信じるキリスト教の十字架には、クロスの中心部に丸い輪が付いています。
「イギリス人がオカルト好きな理由を教えてく」の回答画像2
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

万物に精霊・霊が宿ると考えているあたり、
ケルト人の思想は日本の神道にも似ていると思いました。

島国であることに関係があると思っていたのですが、
なるほど、そういうことだったのですね。

もしかしてその古代キリスト教の一派と神道は関係があったりして…なんて考えると楽しいです。

お礼日時:2011/08/01 15:05

啓蒙思想をどの程度徹底したか?


という差になるかと。

啓蒙思想じたいはイギリス発祥ですが、発祥地ならではの展開、ジワジワっと浸透というのがあります。
なので、前時代の考えなんかも残る。
※ 保守党なんて名乗る政党が、政権を握ったりするような精神風土です。
古いもんでも まぁ ええんちゃう。というような寛容な精神風土となった。

フランスは、過激に啓蒙主義。距離の単位を求めて地球を計測するような連中。イギリスは最近まで体のサイズを基準とした ヤードポンド法でした。

さらに遅れた(と認識した)ドイツでは、ドイツ観念論。原理から全部説明しちゃいましょう。という発想
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

長い歴史と伝統のある国の特色、って感じですね。 余裕というか貫禄(?)を感じます。
他の二国についてのご説明もありがたいです。

なんとなくですが、古いもの(型)を大事にしているからこそ、
パンクファッションなどの型破りな文化も生まれているような気がしました。

お礼日時:2011/08/01 15:12

イギリスには近代心霊主義の歴史があります。



近代心霊主義が生まれたのはアメリカで、1848年にニューヨーク州ハイズヴィルでフォックス姉妹が交霊を始めたのが嚆矢です。ここから、多くの霊媒達が登場してそれまでのシャーマニズム的な交霊から近代科学の元での交霊へと転換します。フォックス姉妹も含め、これらの霊媒のほとんど(多分全て)はインチキでしたが、ここから、近代心霊主義が生まれたのは事実です。

この流れは海を渡ってヨーロッパに達しますが、イギリス以外では大きな流れになりません。これは、すでにヨーロッパ本土ではメスメリズム(動物磁気)が流行しており、心霊主義が食い込めなかったからかと思います。イギリスにはメスメリズムは1830年代に伝わりますが、大流行には至らず、降霊会の方が流行したという流れになります。
当時のイギリスでは、降霊会は社交の場の一つであり、紳士淑女のたしなみともなっていたのです。この流れから、心霊現象研究協会(The Society for Psychical Research、SPR)が1882年に設立されるに至ります(現存)。ここには、有名な科学者や紳士などが加入しており、科学研究団体に近い物でした。

以上のような経緯で、イギリスには近代心霊主義が根付きます。イギリス人の幽霊好きというのはこの辺りから来ているのかも知れません。というか、元々幽霊好きだったからかも知れませんが

といった話が書かれている本が以下の書籍です。ここに、質問者の知りたいことがほとんど書いてあります。多分、夏休みの宿題でしょうから、図書館等で読んでみてはいかがですか

「心霊の文化史 スピリチュアルな英国近代」吉村正和著、河出書房新社河出ブックス
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309624099
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

動物磁気でなく近代心霊主義が根付いたあたり、
イギリス人はやっぱり幽霊好きだったのだろうと思いました。

正装に身を包んだ紳士淑女が降霊会…こっくりさんみたいなものでしょうか?
ちょっと楽しそうです。


ご紹介していただいた本、読んでみようと思います。

お礼日時:2011/08/01 15:19

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