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地球に干渉する地球外からの影響を教えてください。
たとえば、
1.太陽による
a.熱 b.光 c.重力 d.その他の物質(これも教えてください)

2.太陽以外の宇宙からの
a.光 b.重力 c.宇宙線? d.その他の物質

3.隕石など


です。どんな小さなことでもいいので回答よろしくおねがいします。また、こういう問題に関する簡単な本がありましたら同時に教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

こんにちは。



>1.太陽による
>a.熱 b.光 c.重力 d.その他の物質(これも教えてください)

>2.太陽以外の宇宙からの
>a.光 b.重力 c.宇宙線? d.その他の物質

最初にちょっと話を整理しますと、

真空の中では熱は輻射熱としてしか伝わりません。これは、波長が違うだけで光と同じ性質を持つ「電磁波」ですね。ですから、宇宙を通って地球に飛んで来る熱は光と同じものです。
重力は質量を持つ天体同士の相互作用です。どんなに遠くても作用する性質を持っていますが、距離の2乗に反比例しますので、遠くなれば格段に弱くなります。地球に直接影響を及ぼすことのできる天体は限られて来ますね。
「宇宙線」は宇宙から飛んで来る「高エネルギー放射線」で、主に陽子を主体とした粒子の流れですが、電子、γ線、ニュートリノなどが含まれ、これらは宇宙線が大気の原子核と衝突した時の2次宇宙線としても発生します。
「太陽風」は高いエネルギーを持った陽子と電子がバラバラなったプラズマの流れで、こちらは太陽を起源とする宇宙線ということになります。
ですから、宇宙から地球に及ぼされる作用の因子とすれば、

熱と光は「電磁波」
天体同士の相互作用が「重力」
高エネルギーの放射線が「宇宙線」と「太陽風」
そして、その他物質が「隕石、星間物質の類」

このように分けることができると思います。

さて、お天道様の光(電磁波)は、大気や地表など、一旦地球の物質に吸収されることによって初めて熱エネルギーとなります。この熱が地球の気象現象を司り、生物の生息環境を作っていることは申し上げるまでもないと思います。光の一部は植物の光合成によって一旦化学エネルギーに変換されますが、生態系が消費することによって最終的には熱となります。地熱と除けば、太陽光が地球が生きてゆくためのエネルギーのほぼ100%ということになります。
電磁波は周波数が高いほど多くのエネルギーを持ちます。ですが、エネルギーが高ければ良いということでもなく、紫外線くらいになるとしばしば生物に悪い影響を与えますよね。幸い、地球にはオゾン層というものがあり、多くの紫外線がそこでエネルギーを使い果たしてしまいますので、我々生物は致命的な影響を免れています。但し、ヒトや他の動物でも、ビタミンDを作ってくれるのは紫外線ですので、全く無くなってしまうというのもちょっと困ります。

陽子線、電子線などの宇宙線は更にエネルギーが高く、原子核の周りの電子を電離させる「電離作用」を持っています。光でも電波でも、放射される物は全てが「放射線」なのですが、このような高いエネルギーを持つ粒子線や電磁波を特に「電離放射線」と言い、それが生物や物質に原子レベルで影響を及ぼすことを「放射能」と言います。
宇宙からは、特に太陽からは高いエネルギーを持った陽子線や電子線が大量に飛んで来ますが、これらは電荷を持っているため、地球の磁場によって上手く遮断されています。磁場によって太陽風が極地方に引寄せられることによって起こるのがオーロラです。また、太陽の活動が活発になると磁気嵐なども発生します。ついこの間太陽がくしゃみをしたために、日本の観測衛星がひとつ、電子部品不良を起こして使い物にならなくなってしまいました(大変もったいないことです)。
地表に届く電離放射線は、主に大気中で二次的に発生するγ線ということになりますが、こちらは、地球にある放射性元素から発生するものと合わせて、一般に言われる「自然放射線」として、かなり低いレベルに収まっているはずです。
ニュートリノは太陽以外の恒星からも飛んで来ますが、これは電気的に中性で質量が極めて小さいため、地核でも人体でも、全ての物質をアッと言う間に通り抜け、知らぬ間に何処かに行ってしまいます。

重力によって地球や生物に直接影響を及ぼすことのできる天体は月と太陽だけと言っても良いのではないでしょうか。
潮汐力は潮の満ち引きなど、直接的な自然現象を起こしますし、そのリズムが生体にも大きな影響を及ぼすことは良く知られていると思います。満潮、干潮は、主に月の引力によって引き起こされる現象ですが、月と太陽が地球に対して直列を取る満月と新月のときには大潮となり、太陽重力の影響が顕著にに現れます。
地球の近くには太陽系内に他惑星が幾もあります。それらの重力はお互いに絡み合い、地球軌道も少しづつ近日点がずらされているというのは事実です。ですが、先に申し上げた通り、重力は距離を隔てると大変弱くなりますので、他の天体の重力による直接的な影響はほとんどないと思います。

映画の「アルマゲドン」や「ディープ・インパクト」のような惑星衝突が起きると、人類はおろか、地球環境が大打撃を受けますよね。地球にこのような事態が発生する頻度は一億年に一回の確率だそうですから、宇宙が地球に及ぼす影響としては恒常的とは言い難い気がします。ですが、6500万年前には恐竜を絶滅させて哺乳類の適応放散を導いたという、現在では有力な根拠がありますから、太陽系に彗星や小惑星帯があるということは、一億年という大変大規模な周期ではありますが、このような洗礼を受けるのも、もしかしたら地球の理のひとつであるのかも知れません。
直径500mクラスの隕石であれば、地球規模の災害が予測されるということになっていますが、このような衝突が起きるのは数十万年に一回です。ですが、逆に小さなものでしたら意外にどんどんぶつかっているみたいです。
小惑星でしたら直系10mぐらいのものが一年に2~3個、隕石として地球に落ちて来るものは大小合わせて年間1000個、重さにして200tになるそうです。更に、宇宙塵など、宇宙から落ちて来るもの全て合わせると、地球には一日平均25tもの星間物質が降り積もっていることになるのだそうです。
とはいえ、地球の質量に比べれば全く僅かですから、これで地球が重くなったり、空がどんよりと曇ったり、なんてことには、ちょっとなりそうもありません。

ということなのですが、何かの参考にして頂ければ嬉しいです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
わかりやすく分類していただきありがとうございました。

熱と光は「電磁波」
天体同士の相互作用が「重力」
高エネルギーの放射線が「宇宙線」と「太陽風」
そして、その他物質が「隕石、星間物質の類」

全体的にとてもわかりやすかったです。
生命の源は太陽といえそうですね。

お礼日時:2003/11/02 18:19

>1.太陽による


>a.熱 b.光 c.重力 d.その他の物質(これも教えてください)

宇宙太陽光発電と言う構想が日本も含めて世界的にありますが,
エネルギー収支が乱れるのでは?と懸念されて見積もられましたが,
影響は無い,と言う結論になっていると思います.

>2.太陽以外の宇宙からの
>a.光 b.重力 c.宇宙線? d.その他の物質

カール・セーガンの有名な言があります.
「(占星術に関して)なぜ星が人の運命を左右すると
 言うのでしょう,遙か彼方の星の重力よりも,
 助産婦さんの重力の方が遙かに大きいのです」

宇宙線は非常に強力なので,人の身体もバンバン突き抜けています,
細胞レベルへの影響もあるでしょうが,それを修復する術も
獲得しているので,大丈夫でしょう.ただ例えば10光年先に
超新星爆発が起これば地球は焼き尽くされると言います,
100倍遠くなら立体角の計算から届く放射線等は1万分の1に
なりますが,もしかしたら,そういうのが生物の突然変異を誘発した
こともあるのかも知れません.

>3.隕石など

昔,外国でですが,ソファで昼寝していた人のお尻に,
天井を突き抜けて落ちて来た小さな隕石が当たって怪我をした,と
読んだことがあります.
大きなものだと壊滅的ですが,毎日数10個,地上や海に
落ちてるらしいです.
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
カール・セーガンさんの言葉は非常に説得力がありました。

お礼日時:2003/11/07 19:45

・地球の潮の満ち引きは月の引力の影響である


・オーロラは太陽風(太陽から飛んでくる荷電粒子)と地球大気と衝突して光ったもの
とかはいかがでしょう?
当たり前すぎました???
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
出来れば、人間にも直接影響を与えるものについて教えてください。例えば宇宙線とか。
月の引力は人間にも影響を与えていますね。

お礼日時:2003/11/02 00:06

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