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「なかなか来ない」
「なかなか美味しく出来た」
この「なかなか」ですが、
感じで「中々」と書くのは可笑しいと
言われましたが、
実際、goo辞書で調べても「中中」と
でますが、
真意はどうなんでしょうか?

A 回答 (4件)

言葉は人と人とのコミュニケーションを伝える手段ですから、銘々が勝手な方法で書き表していたのでは、うまく意志が伝わりません。

そのため、現在の日本語には、『常用漢字表』や『現代仮名遣い』をはじめとするいくつかの約束事があります。
『常用漢字音訓表』に「中」の読みは、「なか」と「チュウ」が記載されていますから、「中々」と書いても良さそうです。しかし、「中」の字義は、「取り囲まれた内側」です。英語のinです。お尋ねの「なかなか」は、副詞であって、inの意味で使っているわけではないので、仮名で書きます。

余計なお節介ながら、ご質問文の中で、「美味」「可笑」をそれぞれ「おい」「おか」と読むことは、『常用漢字音訓表』に記載されていませんので、仮名で書くのが標準です。
「出来た」は、『公用文作成の要領』(昭和27.4.4内閣閣甲第16号依命通達)により、仮名で書くことが示されています。

なお、以上の約束事は、法令や公用文書、新聞、雑誌、放送などの一般の社会生活における国語表記の目安であって、科学、芸術、その他専門分野にまで、規制の環を掛けようとするものではありません。したがって、質問者さんが、小説でも書かれているのなら、「中々」と漢字でではなく、あなたの"感じ"で書いても、いっこうに差し支えありません。その場合は、辞書にあるものをすべて漢字で書くことも、作家としての個性がでてよいかも知れません。

おそらくご質問の主旨は、ビジネス文書だと思うのですが、ワープロで変換できるものはなんでも漢字にしてしまうのではなく、漢字と仮名を適度に使い分けることが必要かと思います。
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> どうでも良いことですが…



#1です。
#3さん、どうでもよいことではないですよ。大事なことを教えていただき、ありがとうございます。便乗で気が引けるのですが、『新版漢語林』(大修館書店)には、「却」の項に、〈難読〉と注記をふって、【却却 なかなか】【却説 さて】とあります。ですから、「却却」と書くのが本来の姿ということでしょう。

却説(さて)、『常用漢字音訓表』(昭和56.10.1内閣告示)に、「却」の読みは、「キャク」しか載せられていませんので、やはり現代の一般的な文書には、仮名で書く方が適切です。
戦後、『当用漢字』が定められたとき、『同音の漢字による書き換え』(昭和31.7.5国語審議会報告)が進められました。「遺蹟→遺跡」「按分→案分」などです。この報告に、「却却」が載せられているわけではありませんが、同じように考えられて「却却→中中」が、辞書に採用されたと想像します。したがって、戦前の辞書には、【中中 なかなか】は載っていないと思います。
字義を超えた当て字は使わない方がいいですね。
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No.2です。



どうでも良いことですが、徳富蘆花の「不如帰」では「却々」と表記しているようですね。
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「真意はどうなんでしょうか」と訊かれても、本人ではないので飽くまでも憶測でしかないのですが。



恐らくNo.1の方のご回答にある通り、「ひらがなの方が望ましい」ということだと思います。
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