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こんにちは。何回かこのサイトでお世話になっているものです。大学の前期の授業(国際政治史)の期末テストでこんな問題が出されました。   「勢力均衡が行き詰まったのはいつ頃からか。できるだけ多面的に説明してください」 それに対して私の答えは、要約すると、「第1次世界大戦後のベルサイユ条約で、ドイツをコテンパンにし、共産主義のソ連も参加できなかった。また、国際連盟には、上院の反対でアメリカは不参加、同じく共産主義のソ連も国連を赤化するとして参加を認められず、敗戦国のドイツも参加できなかった→つまり、勢力均衡には不可欠な大国が参加できなかったため、勢力均衡は行き詰まった→その結果第二次世界大戦になった」という感じです。ところが友達二人に解答を聞いたところ、二人とも第一次世界大戦前(ヴィルヘルム2世率いるドイツが肥大化して勢力均衡をぐちゃぐちゃにし、結果第一次世界大戦になった)について書いたとのことです。ちなみに授業の進度は、ウェストファリア条約から第二次世界大戦までです。ただ、ウェストファリア条約で勢力均衡という言葉は扱われず、第一次世界大戦前・ベルサイユ条約あたりで少し触れた程度です。私としては、授業でやったことを、自分で分析しつつそのまま書いたのですが、この解答はまちがっているでしょうか・・・? 単位取得にもかかわる重要なことですので、気になって仕方ないんです・・・・

A 回答 (1件)

〉 この解答はまちがっているでしょうか・・・?



残念ながら間違っていて、お友達のほうが正しいでしょう。
勢力均衡が行き詰まって第一次大戦に至りました。単に偶発的に大戦争になったのではありません。
端的にいうと、1907年の三国協商の成立です。それまでは、独・墺・伊の三国同盟(1882年)と、仏・露の二国同盟(1894年)があって、英がバランサーでした。しかし、その英が後者に加わって三国協商が成立し、均衡が破れたのです。

テストの問題は「多面的に」ということで、三国協商以外のことも書かないと点数をもらえないでしょう。詳しいことは私には分かりません。
そもそも「勢力均衡」といえば、古典的で有名なのは「18、19世紀のヨーロッパ」です。その間も数度にわたって破られはしましたが。そして、それが崩壊して第一次大戦になったのです。
その後も勢力均衡はありますが、古典的なそれとは趣を異にしています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!確かに貴方のおっしゃるとおりですね・・・ 参考にさせていただきます。

お礼日時:2011/09/08 11:45

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