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天気予報では、晴れや曇りなどについて、雲量を元に判断します。
雲量は、大まかに言うと、空の総面積の何割雲が占めているか、ということを、11段階に分けて、整数で表しますよね。(0~10)
そこで質問なんですが、
雲量は、なぜこんなに、おおざっぱなのでしょうか?80%までがはれで81%~100%までがくもりとかいうふうに細かく決めていないのは理由があるのでしょうか?
それから、この雲量を決定するのは、気象予報士とか、気象庁の予報官とかのある程度資格を持った専門家の方なのでしょうか。
もしそうだとしたら、その判断基準は、その専門家の方たちの全くの主観(勘)なのでしょうか。それとも、何か慣例があって、例えば、84%なら雲量8で、85%なら雲量9、というように細かく測定したデータを四捨五入しているのでしょうか。
少なくともそのくらいのルールがないと、例えば、無人観測所から、雲量計のデータだけ送られてきたときなどは、判断に困るのではないかと思うのですがいかがでしょうか?
それともそんな奥地は衛星写真で見て、やはり人が判断しているのでしょうか?
実務ではどのようにして判断しているのかとても気になっています。
できれば、実務家の方か、実務の事情に詳しい方の回答をお聞きしたいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

快晴とか、曇天で全天が雲で、安定していればいいですが、曇って、動くし、消えるし、現れます。

 そうしたものを10:00の時点でと測るのは大変です。 あまり正確に測定すると、実感と全然違った値になる可能性もあります。 気温でも湿度でも風速や風向、気圧についても同じことだと思いますが、気温でも湿度でも風速や風向、気圧は、その測定ポイントの測定値だから良いのでしょうが、雲量となると、デジタル観測値ではかえって正確さが不自然になり、もっと感性的にやった方が良かったのではないでしょうか。 (測定手法が発達すれば、地震動の震度も計測器で測り計算して震度をはじけるようになりますが、それまでは、観測者の感性を重視していました )
 
http://www.ishikawa-c.ed.jp/rika/kiyou/kiyou31/k …
このPDFに魚眼レンズで撮影した雲の状態がいくつかありますが、雲の境界がはっきりしない場合には感覚で判断すると説明があります。
http://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&cd=1 …
このPDFには、次の説明があります。
「雲量とは空全体の何割が雲で占められているかを示します。まったく雲のない青空のときは雲量0、空全体を雲がおおっているときは雲量10として、0から10までの11段階で表わしたものです。雲量の測定は目測です。空全体を4つに分け、分けたそれぞれの部分について目分量で測り、その合計をします。雲量によって、表2のように快晴、晴れ、くもりという天気を決めます。カメラに魚眼レンズをつけ、天空写真をとることによって雲量を写真に記録することもできます」 全天を同時測定するのではなくて、4区分のエリアごとに目分量で雲量を決めて、全天の雲量を決めると言っています。
http://www.kousou-jma.go.jp/share/publication/ar …
「厚い雲」「薄い雲」「雲なし」を彩度データを利用して区別し、自動的に雲量を計算する仕組みの開発途中報告がありますが、この時点では、相当程度良いところまで計算できても、状況が良くないとまだ雲量の適正な計算は出来ないようです。 
訓練を得た人間の感性が、測定機よりも妥当であることは、臭いや香り、音色、色や光沢の判定ばかりでなくて、自然現象に関する観測でもないわけではないようです。

 
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この回答へのお礼

とても詳しい回答をどうもありがとうございます。
まとめると、技術的に大変難しい分野なのだと言うことでしょうかね。
でも紫外線の定量観測のためにも自動化が求められているとも書かれていて
必要だけど、まだ技術的に追いついていないと言うことなのかもしれませんね。
それにしても、全くの個人の勘、あるいは長年のベテランの知恵に
頼っているというのも、何だか科学的ではない気がします。
当然気象大学校かなんかでも、雲量の決定の仕方なんて授業あるでしょうから
そんなとこではどんな風に決めろって教えてるんでしょうか???

お礼日時:2011/09/13 23:12

>雲量は、なぜこんなに、おおざっぱなのでしょうか?



 雲量は、観測者が目視によって観測します。
 人の目なので、80%と81%の区分けは不可能だと思います。

 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/chijyou/sur …

 0, 0+, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10-, 10 の13段階です。

 http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/ho …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。だんだん分かってきました。
観測者の目視なんですね。観測者は雲量8か9か微妙なときは悩まないのですかね。
それとも、素人が見ただけの雲量以外に、何か、決め手があるのでしょうか。
ヒントになりそうなのは、曇りの判断基準の「中下層の雲が上層より多く・・・」というような
ところでしょうか。
その辺のことを、実務家や専門家の方たちがどう判断しているかが分かると
天気に対する理解が深まるような気がするのですが。
示唆深い回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/09/12 23:03

世の中は何でも細かければ(詳細であれば)良いわけではありません


社会生活上は体感できる違いより細かいことは擾乱でしかありません

細かければ良いと思い込んでいるのは、実生活から遊離した、ディジタル万能仕儀また○×思考でしかありません
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この回答へのお礼

ありがとうございます。細かなところが気になるのは、
雲量8と9で「はれ」か「くもり」が決まるので、
それを主観にまかせると、「あの人が観測者になってから
曇りが少なくなったね。」とかいうことがおきるんじゃないかなとかおもったからです。

お礼日時:2011/09/12 22:55

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