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地層は地上に大きな変動が起こった事を意味するのですが一体 どの位の数でしょうか?
世界で一番多い所 少ない所とあるのでしょう 又平均的な所等があると思います
と言うのは古文書によると凡そ170回の変動があった事が記されているのだそうです ですから 170層位あるらしいのですが 地理学ではどうなってるのか知りたいのです。

A 回答 (4件)

こんにちは


地層・地質について、どの程度の知識をお持ちかわかりませんが、次のような回答ではいかがでしょう。

 地層は、洪水など大きな変動があった際にできやすいのは事実ですが、一方、大きな変動を原因とせずにできるものもあり、また、「大きな変動」をどのように解釈するかでも考えが大きく異なります。
 たとえば、ナイル川では昔から毎年氾濫があり、古代エジプト人はこれによる肥沃な土砂の堆積を農業に生かしていたようですが、デルタ地帯の川底をボーリング(垂直穴を掘る)してこの氾濫を数えればエジプト有史以来だけでも数千回になるでしょう。(毎年、ゆっくり増水する氾濫なので災害でもなく、「大きな出来事」でもないでしょう。)
 また、桜島の火山灰の降灰もその都度層をなすので、周辺地域のボーリングを行って微細に数えるとと軽く千を超えるでしょうし、1回の降灰中に軽く雨が降りそれが止んだら厳密には2層ができるということになります。一方、組織的な観測・記録体制のない時代では、大きな爆発のみを断片的に記述するでしょうから、古文書の記録は特定の地域に限定され、層の中でも特に大きなもののみを指すことになります。

 層の中でも特に象徴的なのは米国グランドキャニオンの断崖の層でしょう。
 露出しているものだけでも高さ1000m以上、1億年以上分にわたるもので、ほとんどの部分が「大きな出来事」でなく、海底に静かにたまる生物の死骸や排泄物に元を発し、1層が1年の寒暖に対応する1mm以下の厚さで識別できる部分も多いとのこと。なんとも雄大・悠長ですね。

ということで、地層はかならずしも歴史や古文書に残る出来事とは対応していない部分が多いと考えたほうが良いと思います(そもそも地球46億年の歴史に対し、人類が文字を持ってから1万年もたっていませんので)。
一方で、古文書に記載された出来事の年代が不明のとき、ボーリング調査から年代が割り出されたり、概ねの年代しかわからなかった洪水跡の地層が、古文書の記述により期日までわかったという例も多くあります。

 なお、地層で確認されたとされる最大の出来事は、6500万年前の通称「K-T境界層」でしょうか。地球に直径10kmの巨大隕石が衝突し、気候変動が発生する等で恐竜が絶滅した原因の衝突灰の層といわれ、特別な鉱物を含み日本を含む世界中のいろいろな場所で発見されています。

さてさて、ご質問の答えになっていたでしょうか。
お役に立てば幸いです。
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この回答へのお礼

大変詳しいお話ありがとう御座います 
色々な原因があって特定する事が中々難しいのですね、 巨大隕石の衝突が気候変動で恐竜が~~も良く聞く話です
しかし世界レベルでの変動となると共通点が出てきそうですね 同年代の物が広く分布してるとか 層の厚さが同じ位とか 同じような材質が広い範囲で見られるとか (特別な鉱物を含み~~等) その様な比較や分析の研究はされておらないのでしょうか?
古文書解説によりますと大きなものだけで5,6回あったと言うのです

お礼日時:2003/11/21 16:56

地層は地殻変動などで地上に隆起すると、上のほうから侵食されて無くなってしまいます。


また、現在の地球上がそうであるように、過去も地球上には山や平地や海など、さまざまな環境がありましたので、同じ時間(たとえば現在)でも、地層が形成されつつある場所(たとえば海の中)とそうでない場所(多くの陸上)がありました。
このため、地層はすべて水平方向に不連続で、ある場所にあったものが、ほかの場所にいくと存在しなくなります。
この断片的な地層を、国際的に比較して、順番どおり並べようとする組織があります。
International Commission on Stratigraphy (ICS) というのがその団体です。
http://micropress.org/stratigraphy/
こちらのダウンロードページでは、現在、多くの国で参考にされている地層の並びの表が入手できます。(見るためにはアクロバットリーダーが必要です)
http://micropress.org/stratigraphy/down.htm
これには、古文書が書かれて以降、今日(こんにち)までの最新の研究結果が盛り込まれていますので、たぶんご覧になった古文書やその解説書より正確です。
具体的な地層の種類(時代のこと)は「STAGE AGE」という項目で、名前を知ることができます。

また、日本語の参考書も出版されています。
http://www.kyoritsu-pub.co.jp/shinkan/shin0108_0 …

以上挙げましたものは国際的なものですので、みんな英語ですし、かなり大雑把です。
お住まいの地域の地層について知りたい場合は
http://www.kyoritsu-pub.co.jp/cgi-bin/search/que …
こちらの「日本の地質」というシリーズが参考になると思います。
日本語で名前が付いています。
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この回答へのお礼

度々で申し訳御座いません 
英語は苦手ですし 日本語サイトは これまた高価な本で大変ですね 自分でサイトを探します ありがとう御座いました。

お礼日時:2003/11/24 16:45

こんにちは。

再びjoshua01です。

コメントありがとうございました。コメントの内容から察するに、ご質問は地層で区分される地球規模での変動との対応のことのように想像いたします。
もしそうだとすれば、参考ホームページにあるような地球史区分のことでしょうか。

地球46億年の歴史のうち、ある程度まとまった生物の化石が確認できる約6億年から現在までを十くらい(参考HPでは13)に分けています。これらの区分は地層の中で発見される生物化石の態様が比較的大きく変動する区分で分けています。これらの区分間の境界のいくつかではそれ以前の生物の短期間での大絶滅が起きており、文字通り「大変動」であったと想像されています。先に例をあげたK-T境界層は、「白亜紀」と「第三紀」との境界です。

(これらの地層区分がすべてまとまって識別できる場所はグランドキャニオンも含めてほとんどないようで、地域ごとに断片的な分析を積み重ねているようです。)

なお、これら区分は、古代に人間の書いた文書という意味での「古文書」で記述されたものでなく、人類発生以前の歴史であり、近代の化石・地質研究から区分されたもので、研究の進展や研究者の見方によって、大区分の数も多少異なるほか、研究手法に応じてさらに3から5倍くらいに細分化することもあるようです

さて、参考になりますでしょうか。

参考URL:http://www.j-muse.jp/joyful/virtual_museum/sinka …
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この回答へのお礼

度々ありがとう御座います
参考URLは素人の私には良く出来ており為になりました 荒い区分けなのが残念ですが
”研究手法に応じてさらに3から5倍くらいに細分化することもあるようです”
この細かい地層がどうなっているのかを知りたいのです
又 どんな特徴があるのか等に詳しいサイトがありましたら お教え下されば幸いです 又は検索キーワード等 よろしくお願い致します。

お礼日時:2003/11/23 08:04

「地層」は、土砂・溶岩などが広がりを持って「層状」に分布している様を言う物で、


変動の回数そのものを表している物ではありません。
(各地層の状態や接し方、連続性(整合・不整合・断層・褶曲 etc)等から
地質学的な過去の変動の回数を推定することは出来ますし、
堆積層の上部の状況や含有する化石等から、当時の環境を推定することも出来ますが)

ま、地質学(層序学)では、ざっと大きく分けて18層ぐらいなら共通で分けられるでしょうが、
地層の層分け方法・定義も調査・研究のスケールや目的、地域によって異なるため、どういう定義の地層区分なのかはっきりしないと数は増えるばっかりでしょう。

古文書の内容を今一度良く確認してみてください。
地域的な限定や、「変動」の種類・内容なんかが限定されていないでしょうか?
そもそも古文書が宗教的や民話的な物だったら、私の解答は全くの的はずれになってしまいますが…

この回答への補足

ご回答ありがとう御座います
古文書は直接読んだ訳ではありません 解説書ですが世界レベルの変動なのだそうです
近所の丘は今ではどのくらいだったか正確には覚えてませんが100以上はあったように思います
ある層には貝があり子供の頃とった事があります 昔海であった事が解ります
結論は現在では未だ詳しく調べられてないと言う事でしょうか?

補足日時:2003/11/17 14:41
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