お世話になります。

漫画家の弘兼憲史氏(代表作 課長島耕作シリーズ)が日経新聞紙面でこのようなことをおっしゃっています。

引用
島耕作流 夢のかなえ方
 「夢は必ずかなう」。そんな言葉をよく耳にします。「願えばかなう、だから夢を持ちなさい」というのは、1つの考え方としては理解できます。ただ現実の世界では、夢はいつもいつも、かなうものではありません。かなわない夢だってある。そんな現実を、子どもたちに早く教えた方がいいと思います。

■夢には期限をつけるべき

 例えば絵描きになりたい、という人がいます。東京芸術大学を10年も受験して、それでもまだあきらめない。酷な言い方ですが、こういう人はいいかげんあきらめた方がいい。現実を知るというのも大切なことなのです。夢にはかなうものとかなわないものがある。いつまでも夢を見続けるというのは、必ずしも幸せなことではないのです。
以下略
引用終了

http://www.nikkei.com/life/column/article/g=9695 …


絵描きになるには東京芸大の入学・卒業というのが必須なのでしょうか?
絵を描けばだれでも絵描きなのではないでしょうか?

「収入が伴わなければだめだよ」
というなら、中学・高校の美術の先生の学歴は、たいてい、国公立大学の教育学部美術科ってところですが、彼らは絵描きではないのでしょうか?

「レッスンの対価としての収入では絵描きとは言えん。自分の作品を売って収入を得て生活する人が絵描きなのだ」
というなら、絵をかいて収入を得ている人はみな絵描きですよね。では街中のデザインオフィスのデザイナーは全員東京芸大出身でしょうか? 原宿の路上や上野公園で似顔絵を描いている人たちも全員東京芸大出身?
YouTubeで有名になったスプレーアート(あれ、巧いですよね)の作者も東京芸大?

一体、弘兼氏、および「絵描きになりたくて東京芸大を10年受験失敗する人」の定義する絵描き、ってのはどういう人なんでしょうか?

教えて下さい。

A 回答 (7件)

そもそも「絵かき」って表現がわかりにくくしてるんだけど、基本的に美術の世界には高級芸術(ハイアート)と大衆芸術(ローアート)という大きな区切りがあるのは知っていますかね?



おそらく質問者は高級芸術の絵かきと大衆芸術の絵かきをごたまぜにしてるから混乱しているのではないでしょうか。
これはおそらく質問者のせいでなくむしろ漫画家の弘兼憲史氏の発言も混乱を招くものだし、日本の美術教育のせいではないかと思います。

例えば漫画は一般にローアートですね、芸術大学で教わる内容というものは本来ならばハイアートに属するものですね。
つまり基本的には大学で芸術を学びハイアートの文脈(コンテクスト)で絵をかける人はとりあえず高級芸術の絵かきと考えて良いのではないでしょうか。
その他のいわゆる自己流的な絵かきやイラストレーションやアニメーションなどの絵を描く人を大衆芸術の絵かきと考えてよいでしょう。
この観点から見るとスプレーで絵をかいたとしてもハイアートの文脈を使っていれば高級芸術の絵描きさんです、と言うか実際にそういうアーティストもいます。ただ逆にどんなにスプレーでうまく描いても(仮に写実的にうまいとします)ハイアートの文脈に合わなければローアートの絵描きさんです。

そういう意味では本来収入はあまり関係のないことではないでしょうか?もし収入で絵かきかどうかを問うならば、ゴッホはおそらく絵かきでなくその他数多くの絵かきも絵かきでなくなるでしょう。中学高校どころか世界中の多くの大学教授でさえもこの定義だと絵かきではないでしょう。

ハイアートとローアートの区別のない日本では収入で絵かきかどうか区別することに集中してしまいがちですが、西洋では絵をかけば絵かきと言えるでしょう、ただ西洋で問題なのはハイアートなのかローアートなのかということです。

そういう区別を教えることができない日本の大学教育ひいてはそのトップである東京芸術大学というものがまず悪いのだと思います。弘兼憲史氏の発言も日本の芸術教育のせいでしょう。 もっとも「夢には期限をつけるべき」というのは芸術に限らず一つの考え方としてはありなのでは。

(補足:実際の西洋の美術ではハイアートとローアートの境界がなくなりつつあることが(やや古いが)今日の関心ごとの一つであると認識はしてるが、日本の美術の状態そういったことを持ち出すとややこしくなるので簡略化)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

私はローな人間なので、ちょっと難しい解説でした。

お礼日時:2011/11/21 06:22

これはただの「一般人」に分かりやすい例えを言っているだけです。



ただそれに付け加えると


>絵描きになるには東京芸大の入学・卒業というのが必須なのでしょうか?

答えNOです。

しかし、藝大を10年も浪人しているような人は「藝大が絵描きとして必修」と「思い込んでいる」からそのような長い間受験をしているのです。

そう言う人にとっては、思い込みだろうと何であろうと「必修」なのです。この先、藝大に受かるかどうかの「才能」があるかは、人生80年なのでまだ分かりません。



しかし、10年も浪人していると言う事実は、「プロの絵描きとしては才能がない」と言わざる終えません。才能のある人は、藝大に受からなくても他の進路で「プロ絵描き」の夢を実現する術を持っています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

たとえ話なんですね。

お礼日時:2011/11/21 06:20

 


 眠れる森の天才 ~ いまはむかしのものがたり ~
 
 世界有数の競争倍率で知られる東京芸術大学美術学部は、だれにでも
合格できそうにみえるらしく、誰彼なしに受験するからでしょう。
 文学や音楽に対し、美術には理論不在だと誤解される傾向もあります。
 
 ところが国立大学なので、一次試験を突破するに、偏差値60以上の
学力が必要です。二次試験で、ようやく画力を問われますが、担当教授
の私塾で指導を受けた門下生が優遇されるので、門外漢は不利です。
 
 もちろん原則として、あってはならぬシステムですが、卒業してすぐ
「日展」などに入賞するのも、担当教授が審査員を兼ねていたからです。
 絵画市場には旧態依然の画商が君臨して、価格を支配しています。
 
 以上の条件を満たすのは、古今東西ダ・ヴィンチくらいで、ピカソは
三浪、ゴッホは(書類選考で)玄関払いされるでしょう。
 どの業界も、それなりの仕組みを知らないと、謎が解けないのです。
 
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1725986.html 売れなかった三人の画家
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20060606 ダゲール以後の画家たち
http://d.hatena.ne.jp/adlib/18881223 修羅場の天才たち
 
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>ところが国立大学なので、一次試験を突破するに、偏差値60以上の
学力が必要です。二次試験で、ようやく画力を問われますが、担当教授
の私塾で指導を受けた門下生が優遇されるので、門外漢は不利です。


教授が教授の職を利用して私腹を肥やしているわけですね。

うーん、なるほど、やはり国立大学の教授は黒い副収入が多いなあ、

医学部が「白い巨塔」なら、芸術学部は何でしょうね? 「上野の闇」かな?


> もちろん原則として、あってはならぬシステムですが、卒業してすぐ
「日展」などに入賞するのも、担当教授が審査員を兼ねていたからです。
 絵画市場には旧態依然の画商が君臨して、価格を支配しています。

あ、やっぱり絵の世界にも学歴やハクが必要なんですね。
ってことはスタートラインにつくまでがすでに出来レース、ってことですね。

売れるためには仕組みを知らないとダメなんですね。

お礼日時:2011/11/17 18:31

10年頑張って美大に受かることもできない程度のレベルなら、絵描きとして飯を食っていく才能はないと言ってるだけでしょう。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

10年ダメならダメですよねぇ。

お礼日時:2011/11/17 18:27

 大学はあくまでも例です。

他にも沢山あります。
 同じ大学ばかり狙っていて、何度も駄目な場合、駄目な絵をずっと守っていることなんですね。成長していない。よりよく作品を作り上げることが出来るのなら、合格は可能です。
 もし、大学に入れたとしても、出てからがまた苦労の連続です。コンクールなどで賞を取ることが大切です。多くの方に目に触れないと絵描きとして食べていけないです。売れなければ駄目です。

 それと、絵を描いてお金を貰って、数千円程度ではまだまだです。その人の絵を買いたいという気持ちにさせなければ駄目です。雑誌に連載をもてる。個展が何度も開かれるなど。

 そうなったとき、絵描きですと堂々と名乗れるでしょうね。

 作品を愛されて、一人前かな。

 
 でも10年受験ってすごいなぁ。まぁ、ライバルが多い中で勝ち残れないのなら、諦めるのが正しいだろうね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

絵描きになるには大変ですね。

> 作品を愛されて、一人前かな。

全ての物事に共通する真理ですね。

お礼日時:2011/11/17 18:26

絵描きって別に美大出の人がなれるってものでもないでしょう。


描いた絵が売れなきゃ絵描きとは言わないと思います
絵を描いて生計を立てている人、公募展なんかに応募して
賞を獲得して認められ有名になり号いくらと評価され、個開いて絵が売れて、
でしょうが、それだけで食べていける人はほんの一握りでしょう。
後は絵の教師か、講座などで教えるか二足のわらじでしょうね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

確かに絵が売れなきゃだめですね。

では、「絵描きになりたくて東京芸大を10年受験し続ける人」にとっての「絵描き」とは一体どういう人(経歴、マインド、技術技巧)なのでしょうか?

お礼日時:2011/11/16 16:13

東京芸術大学を10年も受験~というのは、ひとつのたとえであって、絵描きになるための必須条件というわけではないと思います。


目の前のことを必死で取り組み、その結果としてついてくるのが「夢の実現=絵描きになること」であって、「絵描きになること」そのものを目的にしてはいけない、ということなのでは。
つまり、言葉としてのわかりやすい「目的」より、現在その人がやっていること、その内容が大事だと。と、私は解釈しました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、と思いました。

お礼日時:2011/11/16 16:11

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