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本姓と苗字の違いを教えて下さい

一応調べはしたんですが、
人に説明できるほど理解できてません。
意味や、成り立ちなどを教えて頂けるとありがたいです。

A 回答 (6件)

 このへんに詳細に説明されています。


『苗字と名前の歴史 (歴史文化ライブラリー) 』坂田聡著 吉川弘文館刊行。
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え?外国人の私にすぐ分かったと思いますが。

。。

本性はかわらない。名字は変われるが変わっても本性が元のことだし、過去のことで実際いつまでも記録されているんですね。

例えば、普通に日本で人が結婚すると女性の方の名字が変わるでしょう。でも、結婚して変わっても過去の名字が変わらないでしょう。元の名字は家族の名前だから。それのは消すことや変わることが起こらない。
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質問者が理解したことを、よく判らないことを開示しましょう、そうしないと二度手間三度手間になります



姓とは本来 天皇から頂いたもの、またはそれ以前から名乗っていたもの

橘・藤原・源・平・豊臣、蘇我・大伴・・・・

苗字とは、住み着いた土地に由来するもの

例えば、昭和10年代の首相の 近衛氏 は 姓は藤原 苗字が 近衛

足利将軍家は 姓は 源 苗字が 足利

正式に名乗るときは、姓から名乗る
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「姓」「苗字」「名字」などは、法律上は俗語であって、正しくは「氏(し)」といいます。


歴史的には「一族の呼び名」であり、法律的には「戸籍法で定められた同一戸籍内の共通名」です。
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先に答えられている皆さんの説明は、それぞれ正しいと思いますが、ご質問の趣意は成り立ちという歴史的なことも含んでいるので、整理が必要です。

これまでの方々の説明が違ってるわけではありませんが。

氏(うじ) と姓(かばね) は、姓から氏が発生したのですが、古代から区別はあいまいです。
氏から苗字に分化していきますが、勢力を張った・根付いた地域によります。 ⇒ 近江源氏が 「佐々木」 となるなど。
これは身分のない庶民には氏も姓もありませんが、身分の高い人間が増えてくると、姓だけでは人の区別がつかなくなるので氏に分かれます。 さらに細分の必要が起こり、まあそれは、自分が独自の名乗り方をしたいから細分化していくわけです。

最初にできるのは姓です。 「朝臣(あそん)」「連(むらじ)」などなど。
氏は 「源平藤橘」 と言われる源氏・平氏・藤原氏・橘氏やそのほか大江氏などがあります。

少し余談です。 大河ドラマに「清盛」 が取り上げられますが、源平の戦いでは、「源氏と平家」 と言い、「源氏と平氏」 とは言いません。
これは、この戦いが源氏方はALL源氏だったのに対し、平家側は伊勢平氏=清盛一門だけだったからです。
鎌倉方には、源氏ばかりでなく平氏もいました。 源頼朝の正夫人である北条正子の北条は平氏です。
なお、昔は夫婦は別姓です。 姓ではなく別苗字ですが、現在の言い方にすると別姓です。 足利義政の正夫人は日野富子です。北条正子が北条であるように日野富子も日野であって足利富子ではありません。 ですから戦国末期の悲劇の女性 「細川ガラシャ」 は細川というのは間違いです。 「明智玉」 が正しい名前です。

さてそれで、姓と氏の区別はあいまいだと言いました。 姓(かばね)は、戸籍としての意味を持った時代がそんなにな長くなく、また 「賜姓源氏」 というように、皇族が臣籍降下の際に 「氏」 を賜ったのに姓を賜ったと言っています。 そのころからあいまいなのです。
それで、氏だけでは同じ氏の人間が多くなりすぎます。 誰もが自分独自の名乗りを欲しがりますから、苗字が生まれます。 これは膨大な数ですからいちいち説明はできません。
少しだけ上げると、長州の「毛利」は「大江氏」です。 藤原から加藤佐藤など藤の字がつく苗字、源氏からは勢力地の足利などが生まれます。

平安鎌倉には、氏の名乗りも姓の名乗りもある程度は秩序がありましたが、戦国には武士が勝手に唱える例が多くなりました。 信長が平氏を名乗ったのも、織田が平氏である根拠はありません。
家康は、豊臣時代に 「源朝臣徳川内大臣家康みなもとのあそんとくがわないだいじんいえやす」 と名乗っていますが、歴史的に朝臣であるわけはありませんし源氏も怪しいわけですが、朝廷に申し出たときに、朝廷は家康クラスの武将の申し出を拒むことはできるわけはなかったのです。
ここで、内大臣という官名のところを入れ替えると、「松平伊豆守なになに」となります。

現在の通常の日本語としては、姓も苗字も同じことですけれども、成り立ちということではこうなります。
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分らない時は成り立ちを調べたくなりますが、この件は常に歴史の方が複雑ですので、現代の言葉遣いを整理する形にした方が得策です。



まず、歴史ですが、武家の台頭以後、制度用語ではない日常語としての姓と氏は同じ意味になっていると思われます。つまり朝廷の公式文書に関係しない熟語においては【姓】=【氏】です。ここが混乱の大本なのですが仕方ありません(笑)

・【本姓】とは、【氏(ウジ)】です。(伝統ある)一族の名です。
・【苗字】とは、家の名前です。表札はまさに苗字です。

※「本姓」の「本」の字は、本来の本であり、本来の姓という意味であり、苗字ではない事を強調しています。したがって苗字が存在する時代用の単語なので本姓の姓はカバネではなく氏のことになります。いわば本姓とは本氏であり、氏のある人にとって苗字と氏を区別する時の言葉です。

明治になって、苗字と本姓の区別は公的になくなります。本姓と苗字を持っていた人も一つの名のみになってしまいます。
明治後期から現在に至るまで、法的・学問的には【氏(ウジ・シ)】しかありません。もはや苗字と同じになってしまった【氏(うじ)】は一族の名前ではなく、一家の名前の意味になります。ブランド力のある文字「氏」を単なる呼び名(表札)である苗字にまで払い下げたのです。

★明治以後は【氏】=【苗字】であり、それが一族の名前でもない限り、氏を【本姓】と呼ぶのは不正確な用語になります。本姓という言葉はそもそも庶民には使い道のない単語なのです。現在まで一貫性がある単語は苗字だけです。

よく耳にする、本姓とか旧姓とか夫婦別姓とかは、ぜんぶ混乱の元なのです。
旧姓は実家の苗字です。旧姓の姓がカバネや一族の氏の意味であることはありません。旧も新もなく変わらないものだからです。したがってこの姓は明治以後の氏の意味、つまりは苗字の意味になります。旧苗字のことです。旧姓を本姓と言い換えるのは間違いだと思います。

混乱に関して言うと、とりわけ「夫婦別姓」は悪質な熟語です。
マスコミが騒いでいる「夫婦別姓」制度は、正式には「夫婦別氏」です。いうなれば左翼造語なのです。左翼が「氏(ウジ)」の言葉狩りをした結果が「夫婦別姓」なのです。この左翼用語と違和感なく説明しようとすると混乱します。「姓」とはなんぞやと、古代史のカバネの方までさまようになります。「夫婦別姓」は名前の問題を議論しているのだから不要な混乱を招かないように正式な用語である「夫婦別氏」のまま使うべきなのです。信条的に封建時代を悪い時代だったことにしたくてもです。

迷ったら【氏】から考えて行くのがいいと思います。
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この回答へのお礼

皆さんご回答ありがとうございました。

BAに悩んだのですが、一番自分の持っていた疑問点を
解決してくれたという事で6番の方にしました。
(質問の仕方が悪くてスミマセン(><))

大変わかりやすい解説、改めましてありがとうございます。

お礼日時:2012/01/06 20:06

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