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11年前に、中学を卒業した際に先生にいただいた、
野生由来のメダカを飼っています。
ちなみに、採取場所は、尾花沢市、十分一(じゅうぶいづ)地区
(鶴子から銀山に抜けるところ)の沼だそうです。

メダカは、世代と年齢別に飼っています。
ちなみに、2007年生まれ3世代目から、
2011年生まれ8世代目まで居ます。

私は、今は家事手伝いです。
ですが、父が定年になった今、私も働かなくてはいけません。
それだけならまだいいのですが、
私には睡眠障害があり、
一日13時間半寝ないと、
昼間、頭の中が鉛が詰まっているような気分になってしまい、
とても起きてはいられません。
(これだけを書くと、「そんだけ寝られてのん気で良いねぇ」
とかよく言われるのですが、要は13時間半自由を奪われるのです)

なので、メダカの世話をする時間が無くなります。
それで、一部を残して、どこかに引き取ってほしいのです。
出来れば、メダカを研究している所とか、
保護している団体などで、
メダカ達が幸せになれると良いです。

以前、原野(もともとは田んぼだった)に、メダカ池を作りたいと、質問しましたが、
私が働きに出て、父一人だと、ムリな気がします。
(原野にはサンショウウオやイモリが生息していますし)

というわけで、メダカを引き取ってくれるような、
研究機関はありませんでしょうか?
メダカを、世代と年齢別に分けている意味を分かっていただけるようなところが良いです。

A 回答 (1件)

こんばんは!



>『山形県内で野生由来メダカを引き取ってくれる研究機関』
>というわけで、メダカを引き取ってくれるような、
>研究機関はありませんでしょうか?
>メダカを、世代と年齢別に分けている意味を
>分かっていただけるようなところが良いです。

種の保存について一生懸命に今日まで頑張ってこられたご質問者さまの熱情に敬意を払います。

回答者も25年前から、福岡市西部室見川水系のメダカを、
我が家で小さな池を作り、昨年まで系代飼育を行っていました。

採集当事、福岡西部域も経済成長に伴って住宅地の開発が進み、
都心部に隣接する地域から宅地化が進み、交通網の発展で通勤圏が拡大しました。
その為に街の周辺に拡がる多くの田んぼが急激に消滅しそこに住宅が建ち並びました。

その様な時期に、
田んぼの中に団地の基幹道路が敷設され、それまでの農業水路は田の消滅に伴って不要になり、
単なる雨水の排水管の役目に代わり、室見川上流の取水口の流れ込みは止められてしまいました。
その様な時期に通りがかった場所に、干上がった農業水路につながる小さな水路末端で、
団地の排水管埋設予定地に干上がる寸前の水溜りができていました。

水溜りにはようやくの思いでそこまで農業水路から逃げ延び下ってきた、
無数の多くのメダカが逃げ場を失い、ひしめき重なり合って死んでいました。
その溜り場の中から、保護すべく弱りきってはいたがまだ生きている20匹ほどの固体を、
急遽採集しビニール袋に入れ、20~30分の距離にある自宅まで急いで持ち帰りました。

自宅では直ちに水槽に移し体力を回復させるべく頑張りましたが、
残念ながら生き残ったのは、♂が2匹と♀が1匹の合計3匹だけと言う無残な有様でした。

その生き残った僅か3匹から、充分な体力回復後に人工的に制御して産卵をさせ採卵を行い、
種を維持するために必用な約50匹まで速やかに回復させました。
その個体を元に、それ以降は人為的な手は加えず、
自宅に自分で造成していた池に一部を放流し、その後は池の中での自然繁殖に任せました。

さらに危険を分散する目的で、
池の他に、60センチ水槽と90×50×20センチの左官用トロ箱の三箇所に分け、
昨年の初夏までふた昔を超える歳月の保護管理をしてきました。
水槽は孵化直後の稚魚に与える微生物:ワムシなどプランクトンまでも繁殖させていました。
つまり、飼育技術としての稚魚や幼魚を育てる水:グリーンウォータを作っていたのです。

もちろん、種親の数が絶対的に少ないことは、遺伝的な問題として、
当然のように主に背骨が曲がる少数の金魚型奇形の発生も続きましたが、
最後に残された室見川水系のメダカを残す為には当時としてはやむをえない事でした。

この様に20年以上も個人が保護してきた可愛いメダカ達ですが、
年齢的にも近い将来に発生する体力低下に伴う維持管理の不安と、
個人的な保存に対する飼養・管理には人為的な失敗も合わせて不安もありますので、
ご質問者さまと同じ様に、
メダカの地域種の保存に興味がある研究者や団体を探そうとしました。
そこで大学の研究室や臨海実験所にも問い合わせてみました。

ところが40年もの昔、魚類研究で教えをいただいた、教授も既に亡くなっていた事に合わせ、
20年以上も前に研究分野が古生物と言うまったく別の分野に変わった事から、
その後は研究室に出入りする機会も当然無くなり、魚類を学んだ関係者とも縁が切れていました。

この様な訳で直接の知り合いと言える魚類研究者が現在の大学や周辺に居ない為、
大学事務局に問い合わせた後、むかし知人が居た臨海実験所にも問い合わせました。
その際のアドバイスに従い福岡市東区の民間水族館にも問い合わせました。

すると、後日「福岡大学の方で、メダカ保護に積極的と思える関連研究室がある」との、
情報をいただき早速連絡をとり半分のメダカを、大学の方から院生数名が引き取りに来て、
同大の研究室に移送搬入し、現在私に代わり飼育を継続保護していただいています。

その後、福岡県の保健環境研究所 環境科学部 環境生物課に勤める人物からも連絡があり、
県の同施設でも保存してみると言う事にうなり、残りのメダカをすべて引き渡しました。

まず、ご質問者さまも回答者と同様な手段を試みられて、
収集地・飼育地に近い魚類保護に関連する施設、研究所、自然保護団体などに、
問い合わせるほうがベストな手段が得られると想います。
またその際には淡水魚にこだわる事無く、海水の魚類を含めさまざまな部署に問い合わせると、
研究者同士はどこかで情報がつながっていますから、必ず吉報が届くはずです。

なお敷地内にビオトープを設置する事が可能なら、
まずその計画をご自身でも進めていくこともお勧めします。
自然界では池の中で食物連鎖が行われ、メダカも上位にある生物に食べられる事が発生しますが、
そう言う環境の中でも繁殖が行われるのであればメダカは適応数を維持し系代繁殖してゆきます。
勿論、ビオトープの条件としては、年間を通じて最低の水位を確保する流入水が必要です。

つまり、本当の種の保存を望むのであればケースなどで飼養するのではなく、
自然環境の中でできるだけ自然に世代を引き継ぐようなメダカ自身による自然繁殖を図るべきです。
人間が関与する環境での飼育では、
いずれさまざまな人的原因が発生し、飼育魚は水槽の中で途絶える危険があります。
たとえば現在の質問者様の問題もその一つと言えると想います。

その点『ビオトープ』は確かに好い発想です。
我が家の池での話を例にすると、人為的な管理は、池の水は蒸発による減少分を継ぎ足す。
その程度で、自然に寄ってきたトンボが産卵し、飛び立った数はしれない程です。
トロ箱や水槽飼育では通常まったく放置した状態でした。
ただし、飼育の楽しみとして思い出したとき鯉の餌を砕いて与えたり、
降雨が少ない夏の時期に蒸発した水を補う為にホースで注水していたくらいです。

もちろん池には、緊急時を想定し自己考案の簡易な『爆気装置』や『池水の循環』などを、
工夫して自作するなどしては、魚類飼育を楽しんだ事も大いにあります。

またメダカの給餌ですが、通常は池の中が自然環境と同化すれば問題は解決します。
つまり、池の中で食物連鎖が完成するようにすることで、
メダカ自身が池の中で食物を探しだして生き延びていくようになります。

小さな池にビオトープとしての機能を期待すると、ある程度の管理技術も必要です。
しかし、水槽飼育に比べると非常に楽でほぼ放置に近い状態で済ませることができるでしょう。

池を製作する場合には、流れ込む水流がある方が好ましいし、真冬の水の凍結時に魚類の逃げ場としての深場をあらかじめ作っておくなど、自然放置可能の状態を池に持たせなければなりません。

質問者さまの住む地域は、現在は真冬の巌寒季で降雪もあり、ビオトープ造りは無理でしょうが、
池の製作やビオトープについても、先にお話した部署に相談される事をお勧めします。

ここまで昨日の予定の作業を終え、数日重ねた記述も時計を見ると既に午前4時を過ぎています。
仕事の合間に記述を重ねたので文脈に可笑しい部分があるやも知れませんが、
明日の仕事に差し障る為に読み直す時間がありません。
冗長な回答になりましたが誤字脱字などある場合は、機知にてご判断いただきご笑納ください。

ご理解いただけたでしょうか。
この回答が、ご質問者様の問題解消につながり、
尚且つ知識の一端に納められ、回答の一部でもお役に立てて頂く機会があれば幸いです。

最後に『お願い』です。
貴重な時間を割いて回答をしています。
この回答でご質問に対する問題が解消できましたら、速やかにここのルールに従って、
「回答への補足」「回答へのお礼」などと共にポイントを付けて、
次回の質問でも多くの回答をいただけるように、
回答いただいた方々にも感謝を配慮して対処してください。
できれば読後のご意見など感想をいただけるとありがたいですね。

なお、ここに記述した個々の用語や自作器具については、
詳細に説明を加える時間的余裕がありません。
これらの詳細をお望みであれば「お礼」「補足」に
『新規質問を投稿する旨』を書き込んでいただければ必ずお答えいたします。

【ご注意!】回答後の「お礼」「補足」での『再質問』には、お答えいたしておりません。
その場合は、再度の新規質問でおねがいします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

長年メダカを保護していらっしゃった方の、
貴重なご意見が分かり、
これから私が何をすべきか、
方針が見えてきたような気がします。

大切な睡眠時間をさいてまで、
答えていただき、感激しています。
ご回答を、一回印刷して、何度かじっくり読み返したので、
お礼が遅くなってしまいました。

私もまず、地元の大学に問い合わせる事から始めてみます。

お礼日時:2012/01/28 19:03

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