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さっきテレビをみていたら、男性のアナウンサーが、
これからの気象の話をしていて、「春一番が吹く素振りがない」
といっていました。言葉狩りをするつもりはありませんが、
なんとなく引っかかります。素振りとは人間や動物のの動作や表情に現れた気配
を指す言葉ではないかと思います。
言い換えるとしたら何が適切でしょうか。模様とか、気象条件はどうでしょうか。
専門用語があるのでしたら、ご存知の方教えていただけませんか。

A 回答 (4件)

この場合の「~が吹く素振りがない」は文章であれば全くの誤用と言わざるを得ません。



有情主のための「素(そ)振り」であって、無情主では違和があるというだけでなく、擬人法の場合でも「そぶりさえ見せない」「そぶりもうかがわせない」などではあっても有情主の「そぶり」が無情主向けの「ない」では統語が取れません。

どうしても「ない」を使いたいならば、本来の無情主用である「兆候(徴候)が・ない/見られない」「兆(きざ)し・がない/見られない」「前触れさえ・ない/うかがえない」などとすべきでしょう。

>専門用語があるのでしたら、
天気予報に関わる最大の問題は、気象予報士としての資質ではなく、日本古来からの短詩形文学の精髄でもある「季語」に関する基本的素養が乏しいにもかかわらず、「歳時記」的知識を振りまきたがる性向にこそあるでしょう。

「戦後に使われ出した気象用語のうち、気象台役人が作り出した机上の言葉でなく、前から使われていた風の名を採用したものだから、生活用語としての自然さがある。」(山本健吉「基本季語500選」)

ことほどさように専門用語云々ではなく、この場合は単に「生活用語としての自然さ」に欠けているというレベルのことです。
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この回答へのお礼

ご回答いただきまして有難うございました。

詳しいご説明で何が違和感の原因かがとてもよくわかりました。
季語としてもともと使われていた。「春一番」を気象用語として採用した。
それは生活用語の自然さや懐かしさを感じさせるものではあるが
有情、無情の配慮もなく、使われているところに、
生活用語として不自然な語感をきくものにあたえる。

思いがけず良い勉強をさせていただきました。

お礼日時:2012/02/18 09:44

適切かどうかは横に置いといてですが、



「今年の春一番、なかなか気を持たせます」

はいかが。
まあ、春分までに吹けば遅刻にはならない理屈ではあるのですが。
  
  
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。そこまでいけば半端じゃないですね。
なかなか文学的だと思います。

お礼日時:2012/02/17 23:21

「素振り」は確かに人間の動作の予兆に使われるべき言葉でしょう。


正確には「気配」とか「前触れ」がいいのかも知れません。

しかしながら、私にとっては全く違和感は感じませんでした。
なぜなら、天候はよく女性の基質に例えられるものです。
かつては、台風にも全て女性名がついていたくらいです
(女性差別ということで、今では男性と女性の交互になっています)
フランス語でも自然現象のほとんどが女性名詞のはずです。

ということで、天候を擬人化しても違和感は感じませんでした。
それよりももっと他の事で違和感を感じることが多いです。

「全然うれしい」
「イラっとする」
「あげぽよ」
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

確かに台風は去って行った。とおり過ぎて行った。という言い方をします。
擬人化かもしれませんが前後の解説が気象用語だったので、
その言葉だけが浮いているように感じました。
「気配」いいですね。秋の気配とか言いますね。

全然+肯定的な語はよく使われていますが、まだ少し違和感を感じなじめません。
「あげぼよ」聞いたことありません。

お礼日時:2012/02/17 19:12

気配




ではどうでしょうか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。気配いいですね。
春と秋は気配という言葉が似合う気がします。

お礼日時:2012/02/17 19:16

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