プロが教えるわが家の防犯対策術!

特に男子のゴルフ中継で感じるのですが、ウェッジも含めアイアンショットを後方から映した画だと、恐ろしいくらい右に出ているように見えるのですが、ホントに右からフックで回してるのでしょうか?
それとも、単に撮影角度による錯覚なのでしょうか?

A 回答 (5件)

こんばんは。


人間の目で直に見た場合と、カメラの「目」による違いからくる錯覚と実際に曲がった球との両方だと思います。まずは錯覚からお話します。

ハンデイカメラで後方から撮った場合(プレーヤーの全身が画面の縦の領域の8割位のサイズに収まる画づらと仮定します。よくありがちな「画」ですね。deion021さんも恐らくこれ位を想定されているはずと想像します。)この想定が変わると、ボールの飛ぶ様子がかなり変わって見えますので留意して下さい。

プレーヤーが目標に一直線にストレートボールを打ち出した場合、テレビ画面上で真っ直ぐに見える為には、レンズの中心とアドレス時点のボール位置と目標(落下点)とが直線上に並ぶ必要があります。
説明の便宜上これからは「目標ライン」と表現します。

最初の前提が同じであればズームがどうかやプレーヤーとカメラとの距離がどうかは無関係です。カメラマンはなるべく目標ライン上にカメラを置こうとします。カメラの場合には目標ラインから少し外れた場合でも見え方が大きく変わるからです。カメラマンは目標ライン上にカメラを構えようと努力しているはずですが、常に適う訳ではありません。これはプレーヤーの要求というよりも、感覚で構える以上どうしても目標ラインとその若干右に立とうとします。左側に立つと目標がプレーヤーの陰に隠れやすいので、本能的に右に逸れるのだと思います。その証拠に、うちだしが大きく右に出るように見えることはあってもその逆はあまりないでしょう?

かなり後方からズームでプレーヤーを捉えた場合、その誤差は大きくなり目標ライン上に真っ直ぐ立つのがより困難になります。繰り返しますが、レーザー照準器等のハイテクノロジーで立つ位置を決めているわけではないからです。比較的離れた位置から「右にずれた」状態でプレーヤーを捉えた時に、より右に大きく打ち出したと見える事が多いはずです。

これはカメラマンの技量というよりも、カメラマンにはそもそもプレーヤーがどこを狙っているのか知り得ないので仕方ありません。ピンなのか?グリーンセンターなのか?
たまに真っ直ぐに見える時がありますが、

『キャディとの会話で目標が判った+プレーヤーが曲がりの「薄い」ボールを選択し+しかもナイスショットだった+目標ライン上にカメラを構えられた』

が重なった時です。ですから、真っ直ぐ見える方が圧倒的に少ない事が分かります。

本当に右に大きく打ち出す場合もあります。プロは基本的にストレートボールを求めません。必ずドローかフェードのどちらかの意図を持ってスイングしていきます。
普通はドローは左目に曲がるボールと思われがちですが、プロがここはドローで打つと決めた場合「絶対に右に外さない」という意味になります。「ドロー・フェードは曲がるもの」いうアマチュアの感覚とプロのそれとは大きく異なります。
ヘンな解説者が右に外したのをみて「ミスですね」と斬って捨てる事がありますが、選手がフックで狙って曲がりが少なく、結果として右に外した場合、選手の意図としては「ミスじゃない」でしょう。

カプルスやバッバ・ワトソンは毎回大きくどちらかに曲げて打っていますし、全盛期の田中秀道なんかは、右の林から左のフェアウエーなんてこともしょっちゅうで、ウエッジでも大きく左に曲がるボールを打っていました。
私の手許にある中嶋常幸の本には「右に打ち出して(フックで)戻ってくるが、落ち際にフェードしグリーン上ではフックラインを残すのが理想のボール」と言っています。
プロならではのスピンのよく効いた高いドローボールだと、意外にも落ち際に右に流れるのです。
最近PGAツアーの中継などで、弾道の軌跡をトレースする技術を駆使した映像を見せてくれますが、あれを見るとストレートに打つのが少ないのがよく分かります。

ゲーリー・プレーヤーが2010年2月号のチョイス誌で「プロはストレートボールを打たない目指さない)。」言っていますから、プロでもストレートを目指すのは困難なのでしょう。
最近のPGAツアーではフェースローテーションを大きく使う打ち手が増えていますから、実際に右に打ち出すケースも多いように感じます。

予断ですが、NHK・BSの佐渡充高さんはテレビ画面では明らかに右に出ているように見えるのに 「真っ直ぐですね」とか間違えずに解説されるのには驚きます。いくら慣れているとはいえ、いつも感心してしまいます。
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すいません。

ちょっと補足します。

『キャディとの会話で目標が判った+プレーヤーが曲がりの「薄い」ボールを選択し+しかもナイスショットだった+目標ライン上にカメラを構えられた』


『+レンズの面が目標ラインに正対した(直角になった』
を加えます。
詳しい解説は割愛しますが、上記が(ほぼ)揃わないと、人間の目ではあり得ない錯覚がレンズで起きえます。
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私も男子プロの試合のテレビ中継を見ていていつも不思議に感じています。


女子プロの試合の中継だと「変な方向に飛び出す」ような映像はほとんど見ません。

錯覚では説明がつきません。
画面には、ほぼ真ん中からやや左寄りにプレーヤーが居て、目標のグリーンとピンも画面の中に(ほぼ中央からやや右寄り)に映っています。もしピンに向かって真っすぐな球を打ったとしたら、球の弾道は、アドレス位置とピンとを結ぶ直線を底辺とし、ピン位置の鉛直線をもう一つの底辺とする直角三角形(大きな三角定規をアドレスとピンとの間に立てて置いたと想像して下さい)の面の中を必ず動きます。

この空想上の直角三角形がテレビ画面の中にどのように映るか考えてみて下さい。
画面上のアドレスの球の位置と画面上のピンの根元を結んだ直線が地上の底辺です。画面上のピンを真っ直ぐ真上(鉛直方向)に(テレビのフレームを突き抜けた相当上方にまで)延ばしたのがもう一つの底辺です。球とピンの真上の上空の一点を結んだ直線が斜辺となります。
ピンに向かって真っすぐに上がった球であれば、画面上の上記の三つの辺で囲まれた三角形の中を必ず動きます。つまり上記の三角形の外側にはみ出ることはできないので、どんなにプレーヤーを斜め後ろから撮影していようが、画面の中に目標のピンが映っている限りは、打たれた球は画面の中のピンよりも右側に行くことはあり得ないのです。

従って、遠景に狙うグリーンが映っている映像の中で、右側に飛び出したように見えるショットは、錯覚ではなく実際に右に打ち出されている...と結論せざるをえません。
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NOの方の言われる「錯覚」ですね・・・



普通は「真後ろ」から撮りませんし大抵は「少し斜め後方」です、その場合被写体を正面に映るよう(斜め後ろじゃ画になりませんから)にしますからどうしてもテレビ画面上では「右に出ている」ように感じる(映る)んですね・・・・

それに基本的にプロは余程のトラブルでもない限り「インテンショナル」は打ちませんから・・・・

まぁ意図的に曲げる技術は持ってます(当然ですね)がそう言うショットを打つのは前述のトラブルなど「限られた状況」の時だけでしょうね。

ただ最近は放送機器も進歩していますんでカメラの「望遠」みたいに遠くから「真後ろ」を写す事もありますよ・・・・

確か何年か前に片山が日本OPに勝った時NHKのカメラがセカンドショット(5Iかな?)を真後ろから撮影しピン方向に「真っ直ぐ」飛んでいったのを見た事があります。
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錯覚ですね。

真後だと思っても基本的に飛球線の延長線上のにカメラがいたら気になって仕方ないです。
少し離れた飛球線よりゴルファーよりから撮ると思いますので、そうなると思いますよ。
だいたい、ショートアイアンでそんなフックさせたらグリーンで止まらなくなります。
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