プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

お世話になります、電気見習いです。
継電器や遮断器についての質問です。

ネットでの解説を見て、ザックリ下記のように覚えましたが、疑問が発生しました。


遮断器:(ブレーカー)
過負荷や漏電があった際にブレーカーを落とす。

継電器:(異常検知)
異常を検知し、遮断器や開閉器などに信号ってブレーカーをおとさせる。


過負荷、漏電異常の検出は継電器が行い、遮断器のブレーカーが落ちる。
つまり、この2つは必ずセットになっているということで合っていますでしょうか?

A 回答 (2件)

#1さんが書いているように,遮断器(ブレーカ)という言葉で表される器具は,二種類あります。



ひとつは,配電用ノーヒューズブレーカと言われているブレーカで,
その中に過電流検出や漏電検出等の機能を持っていて,遮断する装置で,
主に低圧回路で使われます。低圧の配電盤に入っていて,手動でON-OFFする器具です。

もうひとつは,高圧回路で使われる遮断器で,
真空遮断器(VCB),油遮断器(OCB),ガス遮断器などがあります。
これはリモコンでON-OFFできるスイッチで,
それ自体には回路の異常を検出する機能はありません。

また,継電器(リレー)という言葉も,
制御用のリレーという意味と,
電力用の保護リレーという,二つの意味で使われます。

制御用のリレーは電磁石で動くスイッチで,シーケンス制御回路などに使われます。
小さな電流ならば,このリレーで遮断することもできます。
無接点リレーと言われる,半導体だけのリレーもあります。
#1さんがおっしゃるように,一次側の指令により二次側のスイッチをON-OFFする部品です。


一方,電力用の保護リレー(保護継電器)は,
電力回路の異常を検出して遮断器を切る指令(トリップ指令)を出すための装置です。
昔は,電磁リレーと同じような構造で,電磁石と機械接点で作っていたため,
リレー(継電器)という言葉を使います。
やや古いビルの電気室なら,ガラスケースに入った電磁式の保護リレーが,
まだ現役で働いているでしょう。

現代では,ディジタルリレーが中心になっており,
一種のコンピュータで電力回路を監視しておき,
過電流や漏電(地絡)などの異常があると判断されると,
遮断器にOFF指令を出します。

高圧の遮断器は,それ自体には異常を判断する機能がないので,
必ず電力用保護リレーとセットにして使われます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

遮断機(ブレーカー)の中に検出機能が含まれているものと、いないものがあって、用途や低圧高圧によって使い分けている、と。
継電器というニュアンスがいまいち想像できなかったのですが、お陰で理解が深まってきました。ありがとうございます。

お礼日時:2012/04/11 01:40

>つまり、この2つは必ずセットになっているということで合っていますでしょうか?



合ってない。

継電器(リレー)を使わない、ヒューズが焼き切れる事によって遮断するブレーカーもある。

リレーは、一次側の入力の状況により、二次側の状態を変化させる「だけ」のもの。

例えば、定格以上の電流が一次側に流れたら二次側を切断するとか、一定以上の電流が一次側に流れたら二次側を接続するとか。

なので、リレーそのものをブレーカーとして利用する事も可能。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど~、継電器のように一次側から二次側に情報を伝えるものをリレーと言うのですね。
ヒューズが切れるものはリレーなど関係なく、それ自体が遮断するので継電器は必要ありませんね。
疑問が解決致しました、本当にありがとうございます。

お礼日時:2012/04/11 00:46

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!