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高校の日本史で、明治以降の近・現代史をほとんど教えることがないのは何故ですか?(私は1853年の黒船来航以降から教えるべきだと思います。個人的に関心があったので、大学に入学してから色々な本を読んで勉強しました。社会に出てからも折りを見て勉強しています。) 

なお、私は日本の近・現代史は必修科目とし、大学入試でも必須にするべき、という意見です。

A 回答 (5件)

>高校の日本史で、明治以降の近・現代史をほとんど教えることがないのは何故ですか?



昔は某教師組織の影響力が強かったので、近代の歴史を教える時間を与えると、中立的指導 をする能力以前に、それをするつもりなど全く無い教師が個人(又は組織)のイデオロギーに走った指導をする可能性がある為に、わざと古代や縄文から教えて、幕末あたりで 『時間数が足りません』となるようしにて、近現代史を指導しない(できない)ようにしているという話を聞いた事があります。

私は時代順に教えていくよりも、まず幕末や明治から教えるべきだと思っています。

明治以前の日本の歴史は、極論すれば内戦しかなく、国民自体が外敵の脅威に晒された事はほとんどなく、民衆が国家を意識した事もありません
日本という国民国家歓が形成された時代である明治を教える事は、生徒に国民としての自覚や日本人としての誇りを与えるのに非常に重要であると思います。

近代史を教えない事ですが、↓のように、現実に実害が発生しており、既に誇り云々の問題ではなくなっていると思います。

留学先で、日本人が外国人と歴史問題で討論しても、歴史に無知な為に、正統な主張ができず相手の言い掛かりに反論できず、謝罪を要求され受け入れてしまうという事例が起っています。
場合に拠っては、これによって人間関係に上下の関係が生じたり、討論の相手以外の国の人間にも、日本の歴史が歪曲されて認識されてしまいます。

評価がわかれている理由とやらも、特定の思想を支持している某教師組織が主張をごり押ししているに過ぎません。それを排除すれば中立的な視点での知識を教える事は不可能ではないと思います。
問題があるという理由で、その問題になっている理由すら教えなければ、考察の機会すらないままに、生徒を無知なまま社会に送り出していることになります。

なので、難しい→やらない は無能の言い逃れに過ぎないと思います。
(プロである教育者が言うことではないと思います)

一方で、自分で調べた結果、某教師組織の教師の言っていた事が嘘だったとわかり、教育行政自体への不信を抱いたり、必要以上に排他的な思想に走るという事も起っています。


最近、多文化共生とかグローバル化などと、意味も考えずに言葉に浮かれている人が多いようですが、
自国の近代史も知らない人間が、国際社会の状況把握ができるとは思えません。
地球市民はそんな自分を、偏狭な地域の事象に拘らない(世界の歴史どころか自国にさえ無知なだけ)自分に酔って居るようですが、世界では、自国の歴史・文化に無知な人間は、単に無教養として軽蔑されます。


防衛という視点からも、自国と他国がどのような事をしてきたか(されたか)を知る事は、未来において過去の不幸を繰り返さない為に必要です。(実はこれが歴史教育の最重要の目的だと思います)

昨今の隣国からの侵略に対しての民間防衛の基礎としても有効であると思います。
侵略とは戦争によるものだけではありません。
むしろ、自虐史観に付込んで、友好を装って浸透してくる方が恐ろしいのです。(動画参照)

国家に真の友人はいません。
歴史を知れば、相手が考えていることは、不完全ですが推測できるようになります。
他国からは、日本の教科書ほど、自国の都合の悪い事まで公平(というか執拗に)に教えている国はないと言われていますが、逆に考えれば他国からの理不尽な非難まで受け入れやすいといえるかもしれません。

隣人が前科者であることや、同僚が仕事でミスをした事を知っておくのは無駄ではありませんし、それによって用心することは差別ではありません

他国の歴史教育の現状ですが、

英国とフランスの歴史の半分は、双方の悪口です。
ドイツの歴史も英国とフランスの悪口だらけです。
北欧の場合は特に凄くて、フィンランドやバルト三国の歴史は八割以上がロシアの悪口です。
(フィンランドの歴史などは、スラブ(ロシア)との闘争 の連続でしたから。)
他のヨーロッパの歴史もそんなものです。

アジアですが、儒教の影響が強い地域は日本を理屈抜きで下に見ています。


未だに教科書に慰安婦や南京事件の捏造情報を載せないという事で、大騒ぎする集団がいるようでは、まともな歴史観を持った教師が授業を行おうとしても、難しいと思いますが。


>なお、私は日本の近・現代史は必修科目とし、大学入試でも必須にするべき、という意見です。

高校入試までは、いいかもしれませんが、大学は勘弁してください。理系は今でも大変なんです。

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この回答へのお礼

回答ありがとう。幸い私は偏向した思想の教師には教わらなかったです。大学入試はセンター試験で、社会人として知っておくべき一般教養の水準の出題でいい、大学生が真珠湾攻撃の年月日を知らないのは問題でしょう?

私は文系です(笑)。理数系の科目には悩まされました。理系の方は、論理的に考える習慣がついていて、穏やかな方が多いので、尊敬しています。

お礼日時:2012/04/19 21:41

歴史的評価が定まっていないから


ではないですかね。

以前、東大入試問題で、漢字の送り仮名
の問題が出たことがありました。
ところが、送り仮名には、諸説がある
らしく、なにが正解なのかを巡って
大きなトラブルとなりました。

それ依頼、東大の入試問題には送り仮名は
出なくなった、と言われています。

近現代史は、政治やイデオロギーが絡むので
やりにくいのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとう。特に昭和初期から終戦までは、確かに歴史的評価が定まってないですね。朝鮮・台湾を日本が統治していたことを知らない若い人(大卒)がいまして、この質問をしました。

お礼日時:2012/04/19 22:01

すでに回答が出ているように、いろいろ難しい事情があるのはわかりますが、やはり教えるべきでしょうね。


とくに最近100年の歴史は国際感覚を身に付ける上でも必須だと思います。

> 私は1853年の黒船来航以降から教えるべきだと思います。

日本史の範疇を超えるかもしれませんが、やはり大航海時代(日本だと戦国時代)からだと思います。
欧米列強が世界で何をやってきたのかを踏まえないと、明治維新から日露戦争に至る過程が理解できないでしょうし、大東亜戦争の意義やその後に世界中の植民地がなぜ独立を果たしたが見えてこないと思います。

> なお、私は日本の近・現代史は必修科目とし、大学入試でも必須にするべき、という意見です。

それをやると今以上に自虐史観が強く刷り込まれるように思います。
おかしいと思っていても、そのおかしな答案を書かないと点がもらえないとなると悲惨です。
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この回答へのお礼

回答ありがとう。コロンブス以降からですか。文系なら日本史と世界史ともに選択する生徒もいるでしょうが、理系は厳しいな。大学入試は小論文などではなく、一般教養レベルでよいと思います。

お礼日時:2012/04/19 21:52

近代史は政治も含め現在答えが出てないことが多いからじゃないでしょうか。


例えば日本が戦争に突入した「背景」と「理由」とは…
むしろ近代史だけで1科目できるようなボリュームになると思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとう。教科書には、戦争の背景と理由は記述されてはいます。ただ、授業では取り上げる前に終わってしまいます。

お礼日時:2012/04/19 02:07

元教師・現役予備校講師です(世界史)



本件の回答は様々な視座から回答できよう

(1)近現代史は政治思想の領域が多分に内在するので、教師が中立的に指導するのが難しい

つまり、指導上において教師のイデオロギー的なものが顕在化しやすいが為、中立的な指導が難しいから
特に昨今は、学術・客観的視座のない批判から多少の思想的な要素が内在しえる指導内容ですら批判される
具体的な事例で言えば、吉野作造の『民本主義』という用語が典型例である。仔細は、その内容を精査すれば分かるだろう。これと同じ事例としては、『天皇機関説論争』も該当するだろう
 
(2)学習計画上において近現代史を指導する時間がない

 言い訳になるが、日本史の指導時間数が絶対的に足りないことが指摘できるだろう
ある意味では、近現代史を指導しないことで、『時間数が足りません』とアピールしている、とも言えるだろう

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なお、小生は、黒船来航以降という歴史視座が全く理解できない

一般的には、近現代史として黒船来航を分岐点とする意見が多いが、
異国船打ち払い令が政治的には、日本が対外的に『近代国家』としての有り様を模索した契機と言えよう。
小生は、日本の近現代史の分岐点は、『フェートン号事件』(1808年)であるべきことを学術レベルでも指摘し、論陣を張っているが、賛同者は増えてきている
黒船来航によって日本の危機を知ったのは、限られた人民に過ぎない。
日本の政体として江戸幕府がもっとも顕著に政府として対外的な位置などを思慮するのは、オランダというチャンネルの弱さを目の当たりにし、欧州情勢を余波を始めて被ったフェートン号事件であろう


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近現代史を必修にする必然性が判然としない
歴史教育に関わる立場として、”勉強してほしい”とは思うが、必修である必然性をどうやっても説明できない
小生からすれば、全ての教科が必修とは思えない。あくまでも専門性を要請する日本の大学教育において、その専門性は特定の教科に制約する必然性を否定している、とも言えるだろう
極めて局所的な知識・教養・関心だけでも専門教育は行い得るものであって、必修とすることの意味が理解できない


以上
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この回答へのお礼

回答ありがとう。フェートン号事件とは、英国船がオランダ国旗を掲げて長崎に入港して乱暴狼藉を働いた挙げ句に遁走して、長崎奉行が詰め腹を切らされてシャンシャンで終わった事件のことですか?

(1)については賛同しますが、1941年12月8日に何があったか、知らない大学生が私の身近にいましたので、この質問をしたまでです。

お礼日時:2012/04/18 23:20

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