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SPSSを使用して因子分析(バリマックス回転 最尤法)を行いました。3つの因子が抽出されたのですが、各因子の信頼性を検討する為に、クロンバックのα係数を求めようとしています。

そこで質問なのですが、

(1) α係数を求める時は、プロマックスでも、バリマックスでも良いのでしょうか?
(2) α係数を求める時は、因子ごとに求めるのでしょうか(一般的なのでしょうか)?
(3) 逆転項目を削除しなければα係数の値が低くなる(そうでない項目と打ち消し合う為)とネット上で読みましたが、逆転項目とは何でしょうか? ← これについては、例を挙げて項目を説明していただくと助かります。

以上 3点、ご教授ください。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

卒業論文の研究で因子分析を行っておられるのでしょうか。



一般論としてですが、研究を開始される前に、どのような統計手法を用い、どういう計算をどのように行うか(具体的には、統計パッケージソフトの使用法になるのかも知れませんが)などについて、きちんと準備して取り掛かることが重要です。
また、指導教員の先生に相談されることが原則ですので、この点についてもご承知ください。

1.Cronbachのα係数
1)α係数と因子の回転方法
これは、信頼性を求めたい項目を用いて算出しますので、因子の回転方法には関連はしないはずです。

2)α係数の意味
また、α係数は、同一尺度内の項目群について、一貫しているかどうか(つまり、同じような項目に対して、同じように反応しているかどうか)を確認するもので、内的整合性(内的一貫性)の指標となります。
したがって、因子ごとや、尺度であれば、下位尺度ごとに求めることが、概念的には基本かと思います。
もちろん、尺度全体を通して求めることも可能です。

2.逆転項目
1)逆転項目の説明
ここでいう「逆転」とは、ある調査項目について、対象者に回答を求める時と、結果を整理するときとでは、数値の評価を逆転させることをいいます。
例えば、
「あなたは、自分を神経質な方だと思いますか」という質問があり、それに対して、質問紙上では、「1.そうだ  2.ややそうだ  3.ややそうではない  4.そうではない」という選択肢から1つ選んでもらうのに対して、得点化するときには、「そうだ……4、ややそうだ……3、ややそうではない……2、そうではない……1」と、回答時とは逆に数値化することが挙げられます。

2)逆転項目とα係数
既存の尺度を用いているなど、あらかじめどれが逆転項目か分かっているときには、因子分析やα係数の算出仁崎だって、数値を逆転処理しておかないと、α係数は低くなります。

3)逆転項目の見つけ方
逆転項目があらかじめ分かっていない場合であっても、因子分析を実施した結果、因子負荷量が正ばかりの中に、1項目だけ負の負荷量の項目が混じっているという場合、その負の負荷量を示す項目は、逆転項目とみなし、数値の逆転処理をして、再度計算した方がよいでしょう。

以上は、例えば、
http://psy.isc.chubu.ac.jp/~oshiolab/teaching_fo …
などにも説明があります。

ご参考までに。
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