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制御盤のアースの取り方について教えて下さい。

直流電源やPLCやノイズフィルタなど、アース端子がある機器の配線方法はどのようにしたら良いでしょうか?

全てのアースは同一の部分に落とすという認識で問題ないでしょうか?
(アース端子を持つ機器のアース端子は全て繋がっている、導通があるという意味です)

アドバイスをお願い致します。

A 回答 (2件)

私は以前、制御盤の設計、製作、検査などをやっていましたので、お答えします。


まずアースの取り方ですが、各機器(PLC、NF、DC電源等)のアース端子を渡らせて取ってはいけません。
各機器に使用するアース線のサイズが違うことと、どこか一カ所切れてしまうと、そのあとの機器のアースが全部死んでしまうからです。
アースは、各機器から1本ずつ各仕様に合ったアースケーブルサイズで筐体アースまで持ってこなくてななりません。
当然盤筐体の下には、専用のアースバー(銅製の厚い板、ブスバーとも言います)を用意し、そこへ落とさなくてはなりません。
アース線は、緑色のIV線で、2sq~3.5sqが多いですが、物によっては5.5sq、8sqサイズも使います。
どれを使うかは設計からの指示に従うか、取り扱い説明書を見て決めて下さい。
圧着端子も仕様に合った物、メーカー仕様や客先仕様に合った物を使ってください。
合わない圧着端子は、事故に繋がりますし、使って配線しても意味がありません。
アース端子は、筐体アース←→各機器アース端子間は、繋がっていなくてななりません。
ブザーなどで導通チェックをやると思いますが、片方を筐体アースに固定して、各機器アース端子間でブザーがならないとアース不良になります。
またブザー音にも気をつけてください。変な鳴り方したり、音が小さくなったりしたら、何か抵抗が入っていると言う事です。
アースには抵抗類は一切必要ありませんし、ないはずです。
最悪アース線の引き替えや機器の交換が必要になることもあります。
アースをナメルととんでも無い事故にもなりかねませんので、気をつけてください。
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ご質問のアースは恐らくD種(第3種)と思いますが機器によっては筐体に取り付けることによってアースとなるものもあるはずです。


また電源装置・NF・PLCなどが少数なら単独で銅のアースバーに接続することも簡単ですが多数ですと大変ですよね。

そこで取付板を銅のアースバーにすることや多連の場合、機器の直下に銅のアースバーをレイアウトすることも臨機応変に考えて行く必要があります。
当然種別が違えば銅のアースバーは絶縁ブッシュで浮かせ、最後にIV線で下部の個別接地種別のTBに持って行きます。

<補足?>
記憶ですが同種の小サイズのアースの渡り線は10個(?)までOKとした時代もありました。
これは社内の配線製造基準で理屈は忘れました。
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