激凹みから立ち直る方法

私は古流の剣術流派<鹿嶋神傳直心影流>に入門をしようと考えていますが、この流派には多くの分派があり、どの分派に入門すればいいのか分かりません。<柳生新陰流>もその一派ですが、私としては現代の白兵実戦でも通用する程の流派の剣術を習練したいのです。ポイント優先のスポーツ化した現代剣道や、真剣を使っているにも関わらず、試し切りをした事が無い舞踊家の様な名前ばかりが有名な居合道流派には興味はありません。やはり勝海舟先生が皆伝免許を取られた<鹿嶋神傳直心影流兵法>がベストでしょうか?因みに来月からは<養心館合気道>に入門が予定されています。

A 回答 (1件)

試し切りすらしていていないと有りますが、果たしてそうでしょうか?


実践で勝たなければ一流派を立ち上げることなど無理ではないでしょうか。

人を殺すのが当たり前の時代。イチイチ人を殺したなどと記録を残すはずもなく、逆に切りあいのなくなった時代だからこそ試し切りが記録に残るのではありませんか?
そもそも流派の起こった室町時代には多くの戦があり念流や影流なども実践を生き抜いてきたものです。逆に言えば江戸時代にはほとんどの流派が人殺しなどせずに来ました。そして戊辰戦争などでは再び多くの流派が戦っているはずです。
最後の生き残ったものとなれば当然「示現流」ということになってしまいます(別に示現流で勝った訳ではありませんが)有名なのは天然理心流、ですが堀部安兵衛は念流の分派を学び実践で勝ち残っています。堀部安兵衛は江戸に来てから直心影流の免許皆伝にもなっています。
柳生新陰流の分派、江戸柳生流には柳生十兵衛や荒木又衛門がいます。でもそれを受け継いだ者が居たとしても彼らはほとんど実践はしていないでしょ。
鹿島神流、新当流の塚原卜伝の流れるような立ち裁きは水の流れのように留まる事のない無駄のない太刀筋です。
剣道においての勝機を読めば判るように技の起きるときのほか、かけた瞬間、終えた瞬間は敵の勝機となります。これを無くそうと考えたのが卜伝ですし、他の剣豪もそれは考えていると思います。舞の様なカタはそのためではないでしょうか?

柳生は古来の構えから現代風の構えに直した元祖のように言われています。それも結局立ち会いにおいて鎧兜の時代からの変化を取り入れた、つまりは実践を考えているといえますし、江戸時代落とし差しが流行ったにもかかわらず閂差しにこだわったのも実践を考えての上でしょう。(ちなみに鞘当防止の左側通行は嘘ですから。剣術始めると左側通行が如何に自殺行為かよくわかります)

とりあえず、流派名ではなく、真剣に行っていると思うところに入門する。そのほうが良いと思います。
逆に唯一といえる真剣を使う居合いは木刀だけのいい加減な太刀筋を嫌うと私は考えています。
(鹿島神流では映像で見る限り、受けは必ず峯で受けています。これは重要ですよね。)
それを受けてから他の流派に行くというのもありだと思いますよ。
多くの合気道でも剣のカタがありますが、それを教えている人の中でもチャンバラのように刃と刃を平気でぶつける人もいれば鎬を重要視している人もいます。合気道そのものも柔術を含めて、誉めて金を取る者もいれば厳しく教えるところも有ります。YOUTUBEで見る限り、大東流などはちょっと合気道をやった人なら嫌になるほど痛そうではないですか。私が今の意識で16歳くらいだったら門を叩いていたかもしれません。
流派というより内容重視と私は考えています。
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この回答へのお礼

ご丁寧で長文の解説に感謝します。しかし、何故かスッキリしません。それはやり現代剣道が如何に実戦で役に立たない<当てっこ剣道>でしかないかという事が解決されていないからでしょう。不本意ですがいずれにしてもこれ以上の回答は得られそうにないので、質問を打ち切ります。重ねがさね回答して頂いた方には感謝します。

お礼日時:2012/10/14 07:00

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