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自分は,研究室の実験において,ビニールシートの引張試験を行なっています.

試験片材質はビニールハウスなどで使われるダイヤスターMKVで,試験片の寸法は長方形の60×10×0.15ミリのとして,引張試験機のチャックに30ミリを挟んで実験をしています.

しかし,算出される応力歪線図には,画像で示すとおり不定期的に振動が生じます.
それも,振動が大きかったり,逆に全く生じなかったりとします.

チャックと試験片は密着させており,また試験片に傷があるかどうかは顕微鏡で確認しています.
試験機の周囲には振動を生じさせるような大きな装置はありません.

回答よろしくお願いします.

「ビニールシートの引張試験に発生する振動に」の質問画像

A 回答 (2件)

線図が滑らかにならず、ギザギザになるのはなぜか、というご質問であると理解しますが、ご質問内容で次の点を明確にされれば、適切な回答が得られるのではないかと思います。

ご参考になれば幸いです。

1.
試験片が短すぎませんか。試験片寸法は、長さ60mm・幅10mm・厚さ0.15mmであり、チャックで30mm掴んでいるのであれば、試験片両端で合計60mm掴んでいることになります。この寸法関係ですと、チャック同士が突き合わせになってしまい、標点間隔がゼロですから、正しい引っ張り試験にはならないと思います。

2.
チャックは試験片を滑りなく掴んでいるでしょうか。試験片が厚さ0.15mmと薄いものですから、チャック部分で滑らないように、かつ、チャック部での試験片切れが起きないように、掴み方に注意と工夫が必要です。

3.
引っ張り速度は適切でしょうか。ビニルシートのJISには試験条件が定められているはずですから、それに従った引っ張り速度になっているでしょうか。プラスチックのように伸びが大きい材料の試験では、引っ張り速度が特に重要な要素だとされています。

4.
試験片に傷があると、傷の部分に応力が集中して、測定値に大きく影響します。試験前に充分慎重に確認することが必要だと思います。

5.
図から読める程度の線図の凹凸が、どういう点で問題なのでしょうか。「振動」と表現しておられますが、線図の凹凸の程度(振幅)は、極めて小さいように図からは読めますので、測定系に紛れ込んだ「ノイズ」ではないかと思います。この程度の凹凸が問題なのであれば、測定方法を根本から見直す必要があると思います。現場的経験からすると、きれいでスムーズな絵に描いたような線図が実測で得られることは、そう多くはありません。
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質問は何ですか?


応力歪み線図が滑らかにならない理由がお知りになりたいのでしょうか。
もっと滑らかな結果を期待していたのに、期待通りになっていない、という事ではないかと思いますが、期待どおりになるなら測定は不要です。

そもそも、この線図は真の値以外に振動などの不要なものが混じっているのでしょうか、それともいないのでしょうか。
異常なのか異常ではないのかを見極める必要があります。(難しいかもしれませんが)

下記の情報を得て、考えると答えが出てくると思います。(答えとは:何故異常になったのか、または、何故こんなデータでも正常なのか)

線図の凸凹は再現性があるのでしょうか。
他の材料でも起こるのでしょうか。
測定中のワークの観察で何か解らないでしょうか。
チャックのしかたで変わらないでしょうか。

その他、現場を知っている人ならではの観察や比較ができると思います。
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