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これまでの超円高、株価低迷については、最近の阿部首相の金融緩和方針による改善により、日銀の問題であることが示唆されています。

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20 …
>一方、白川方明日銀総裁の実績はどうだろうか。新日銀法施行の1998年以来、日銀は金融政策で成功はないが、大きな失敗を3回もしている。2000年8 月のゼロ金利解除、06年3月の量的緩和解除、08年9月のリーマン・ショック以降、海外の中央銀行が大規模にバランスシート(B/S)を拡大したにもか かわらず日銀が行わなかったことだ。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34586
浜田 宏一「金融緩和は量だけで効くのではない。『期待』で効くのだ」
>いま国民生活に多大な苦しみをもたらしているのは、デフレと円高である。デフレは、円という通貨の財に対する相対価格、円高は外国通貨に対する相対価格 ──つまり貨幣的な問題なのである。したがって、それはもっぱら金融政策で解消できるものであり、また金融政策で対処するのが日本銀行の責務である。

阿部首相は白川氏を更迭?する予定ですが、日銀の論理がなぜ間違っていたのか(もしくは間違っていないのか)? 日銀の論理の深層心理、本質的なところを教えてください。

(白川日銀総裁の犯罪、日銀の犯罪は誇張しています。白川日銀総裁の問題、日銀の問題かもしれません。)

A 回答 (3件)

まず、あなたの言うように日銀が失敗を重ねてきた歴史が一因にあることは指摘できます。


白川氏が慎重になるのも仕方がないかもしれません。

日銀の仕事は物価の安定であり、雇用の安定化は含まれていません。
米国の中央銀行は雇用の安定が主目的であり、この点でも弾力性が違います。

次にリフレ派として次の記事を紹介しておきましょう。
http://agora-web.jp/archives/452944.html

要は日本のデフレ脱却は外的要因がないと無理とのことで、
よくグルーグマン教授の説は白川氏攻撃の材料にされますが、見方によっては援護ともなるわけです。

橋本、小泉政権下の時に大きな円安が起こり雇用も拡大しましたが、
この時にデフレを脱却できなかったのが直接の敗因でしょう。
この時の経験を踏まえ、最高責任者となった白川氏は指揮を摂ったのでしょう。

いっそのこと次の日銀総裁にバーナンキ氏でも指名しますか?
超タカ派の彼なら資本主義そのものの政策をやってくれるかもしれませんよ。

この回答への補足

私は、アメリカ政府がさまざまな財政テクニックを駆使してサブプライム危機をほぼ乗り越えつつあるのに比べ、日本経済が他国の危機に連動して危機に陥り、深刻な状況になっていることをとても残念(というかむちゃくちゃ)に思います。

これは、阿部首相の現在の日銀の指導強化による株価改善で明らかです。

補足日時:2013/01/25 22:01
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>この時にデフレを脱却できなかったのが直接の敗因でしょう。

勝ち負けの勝負は今も続いているのです。白川の犯罪というのは、超円高で、日本経済を苦しめたことです。白川はクビですから、バーナンキ氏に登場願うまでもないでしょう。ヘリコプターで貨幣を撒く?賛成ですね。

役人仕事しかできない白川を弁護するとか、もしくは日本は自律的なことができないとか、ここにはろくなやつがおらんな!

ちなみに1ドル110円は1ドル100円でした。訂正します。

お礼日時:2013/01/22 08:59

あのバブル崩壊は、総量規制と公定歩合引き上げが


重なったために発生しました。
なぜ重なったのか、といえば、日銀が公定歩合引き上げ
をもたもたして、タイミングを逸したからです。
なぜもたもたしていたか、というとアメリカに遠慮していた
からと言われています。

現在、アメリカはオバマ政権の下、ドル安政策をとって
おります。
アメリカ経済を立て直すためには、輸出を増やす必要がある
そのためにはドル安だ、ということです。
TPPも、アメリカの輸出を増やすためです。
QE1~3もその一環です。

こういうときに、日本が円安政策を取れるでしょうか。
20年も不況が続いているのに、日銀がよい仕事をしない
のは、アメリカに配慮している可能性が高いと思われます。
もしかしたら、防衛と絡めて圧力を受けているのかもしれません。
日本は、中国ともめて、防衛上は弱い立場にありますから。

それならいっそのこと、日銀総裁を英国人にしてしまえ、という
暴論も出てくるわけです。

この回答への補足

ここに書くのは不適切ですが、いろいろな意味をこめて#3さんをベストアンサーにします。
私への回答はその後よく調べたところ、自分で発見できたような気がいたします。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34584?page=2

>白川総裁には、何度となく落胆させられた。彼は出世への道を進むと同時に、世界でも異端というべき「日銀流理論」にすっかり染まってしまっていったのだろう。「日銀流理論」とは何か? 畏友の早稲田大学若田部昌澄教授が二〇〇八年に書いた原稿から引用しよう。

〈私のみるところ、それは「一連の限定句」、平たくいうと「できない集」である。つまり、原則として日銀は民間の資金需要に対して資金を供給しているので物価の決定についても限定的であり、とりうる政策手段も限定的であり、政府との協調関係も限定的であるべきというものである。たとえば長期国債の購入によって貨幣供給量を増やすということは、それが財政政策の領分に入るので禁じ手であるとされる〉(「PHPビジネスオンライン衆知」)

 なぜ、白川氏は「日銀流理論」に染まってしまったのだろうか。組織のなかで生きると、無意識のうちにそうなってしまうのか。いや、むしろそうしなければ、彼が総裁になることは不可能だったのかもしれない……。

 日銀という組織で生きるため、日銀の昔からの政策観やしきたりに無理に合わせようとしてきたのではないか。あるいは、経済学の学習者として経済論理をつかむ力と、事態に応じて臨機応変に、しかも自分の責任のもとで国民のために経済政策を司る力には違いがある、と考えることでしか、彼の変貌は理解できない。

補足日時:2013/02/09 23:08
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

アメリカなんか気にせずに、1ドル110円くらいまで金融緩和するべきです。引用した浜田氏もそういっています。

お礼日時:2013/01/21 18:47

まず日本が非常に難しい立ち位置にいて、それは世界の中央銀行も同じであると認識してください。


特に「過剰流動性」というキーワードが常に金融政策を考える上で重要になります。

確かにデフレは悪です。これはリフレ派以外の人間にも同意すべきところがあるでしょう。
一方で金融政策は天秤にかけられなければならない。
デフレは確かに錘ですが、逆の天秤にはインフレというものが錘としてあります。

私は白川氏を支持します。
リフレ派は様々な反リフレ派の疑問にこたえきれていないように感じるというのが直接的理由。
理論的、歴史的背景としては
デフレインフレというのを単独ではかるのは、一種のマネタリズム的発想であり
重要なのは、あるものと、別のものの相対価格にあると考えるからです。
今現在デフレであるとそれが問題だからというのは、相対価格というものを無視しているからです。

明瞭でいて直情的な理由としては
「確かに奢侈品の価格が下がっている。
一方で、食料品、エネルギー、税金、年金、学費、上がり続けているものだってあるじゃないか
なぜそれを一切無視したコアコアCPIを信用して議論を組み立てているのか。」
「政府が主導で投機を呼び掛けている。投機を毛嫌いするのが悪いというのは言い分の一つとして確かにある。
だがこれは一種のインサイダーだ。政治家が投機をけしかけて、富の再配分をインサイダーという形によって行おうとしている。
それのどこが我々が期待した政治的解決なのか。」

こうした問題を認識していたからこそ、日銀は保守的な政策をとらざるを得なかったといえます。
私だってこのような投機に社会的正義を見出すことはできませんでした。

私が最も共感するのはアメリカの政治家ロンポールによる次の一節です。
「我々の介入政策を通じて、我々がブームと崩壊の原因になっている。
現在の問題の原因(我々の介入政策)に触れないいかなる改革への試みは次のバブルの種まきに過ぎない。」

すなわちサブプライムのような危機があったとき、
政府は、これは市場の失敗だから政府が介入しなければならないといつも言います。
その市場の失敗の原因がかつての政府の介入によってもたらされたものだったとしてもそれを認識しようとはしません。

もちろん金融危機が起これば、政府は対処をしなければならないでしょう。
しかし金融危機が起こっていないにもかからず、大規模な緩和を行うことは、
世界にとっても混乱を招く可能性すらあります。

何もしないのは罪だといいますが、バブルの結果がデフレなのであって
またバブルを作って解決しようとする行為が、なぜここまでもてはやされるのか不思議でたまりません。

確かに日本が抱え込んでいる問題は本当に深刻です。
ですがこれは結局従来通りのやり方です。バブルを呼んで、またデフレを呼ぶ。
もっと根源的な方法はあるはずです、それが何か気づいている人は気づいています。

この回答への補足

やはり、日銀の犯罪といわざるを得ません。要は、海外との貨幣価値のバランスなのです。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34619?page=3

〈しかし今もっとも責められるべきは、財務省や財界や政府と言うより日銀であろう。デフレ不況を十数年も放置してきた責任の大半は日銀にあるのだ。リーマン危機以来、アメリカは通貨供給量を三倍に増やすなど米英中韓その他主要国の中央銀行は猛然と紙幣を刷り景気を刺激した。日銀は微増させただけで静観を決めこんでいる。

 ここ三年間で円がドル、ユーロ、ウォンなどに対し三割から四割も高くなったのは主にこのせいだ。今すべきことは、日銀が数十兆円の札を刷り国債を買い、政府がその金で震災復興など公共投資を大々的に行い名目成長率を上げることだ。札が増えるから円安にもなる。工場の海外移転にも歯止めがかかる。ここ十四年間、経済的困窮による自殺者が毎年一万人も出ている。日銀は動かない〉

補足日時:2013/01/26 20:28
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>私は白川氏を支持します。

わかりやすいです。私は白川氏を支持しません。日本経済が大変苦しんできたからです。1ドル110円くらいが適切だと思います。引用した浜田氏もそういっています。

>もっと根源的な方法はあるはずです、それが何か気づいている人は気づいています。

それはなんですか?

お礼日時:2013/01/21 18:44

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