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昨日の「絶対音感」の質問の続きになるのですが

純正律だと1オクターブが1200に分かれ
自然界の音に近いとのことだったのですが
それくらい細かく
世の中の音を聞き分けられるような人っているのでしょうか?

A 回答 (3件)

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=78780
の回答にあった,「純正律はかなり音が細かく半音という単位は存在しないそうです。1オクターブを1200の単位で分割します(セントと言う単位でこれが自然界の音に近いと言われます)」のことですね。
うーむ…確かにおっしゃるような意味にもとれそうですが,実はそうではないんです。
「純正律では半音という単位は存在しない」というのは,正確には「純正律では半音の音程差は一定ではない」としたほうがよいかと思います。
純正律と平均律は,簡単に言えば「1オクターブの中に音をどう位置づけていくか」の違いだと思ってください。
検索エンジンで「純正律 平均律」をキーワードに検索するとたくさんのページがヒットします。また,音楽の理論書などにも載っています。
(参考URLに少しページをのせておきました。)

1200に分かれるというのは何かというと,「純正律と平均律の違いのような,微妙な音程を議論する時に,セントという単位がよく使われますよ」ということなのです。
セントとは,音程の違いを表す単位です。音程の違いは周波数の違いとしてあらわすことができ,1オクターブで周波数はちょうど2倍になりますが,2倍(1オクターブ)の代わりに1200セント,4倍(2オクターブ)なら2400セント,とあらわすものです。
平均律は1オクターブを文字どおり平均的に12等分して,半音としますので,ドとド#,ド#とレ…すべて100セント刻みです。
純正律は,2音を同時にならした時の響きを重視しますので,100セントからすこしずれます。
このへんの数字は,たとえば参考URLにあげた2つ目のページなどをご覧ください。

さて,1セントの違いを聞き分けられる人はいるかどうかとのご質問ですが,…いるかもしれません。
前の「絶対音感」への回答で,ラの音が440Hzか441Hzかを,音を聞いただけで当てられるという人がいました(実際,オーケストラをやっている人などで時々います)。
私の場合,聞いただけというわけにはいきませんが,電子音叉などで440Hzの音と441Hzの音を続けてきくと,微妙に違うなというのは分かります。
この2つの音の差は,計算してみると3.93セントです。
自分の感覚ではこのへんが限界という気がしますが,とくに音感の鋭い人なら1セントの違いも聞き分けることも可能かもしれません。

参考URL:http://page.freett.com/nicyan/music/wasei3.htm,h …
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この回答へのお礼

再度ありがとうございます
ドとかレがわかるというならともかく
(私にとってはそれでもすごいですが)
比較なしに聞いただけで
「441Hzだ!」とわかるのなら・・・
さらに同時にいくつもの音がわかるのなら・・・
言葉がありません(笑)

お礼日時:2001/05/23 20:14

基本的な平均律での調律のしかたは、まず基本のA440Hzに合わせます。

さらにAの完全5度上のEを純正に合わせます。このときに、全く唸りのない状態にするのですが、それで終わりではありません。純正に合わせたEを2セント下げるのです。その時0.8秒ごとに唸りが出るようにわざとします。
ちなみに、それに「差」があることは、多分素人でも分かると思います。
文化創作出版・玉木宏樹著・「音の後進国日本」という本に、純正律と、平均律の聴き比べができるCDが付いているのですが、「明らかに」違います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます
どうでしょう
わたしには差がわかる自信がありません(笑)

お礼日時:2001/05/23 20:20

「うなり」という現象をご存じですか?


2つの音の高さが全く同じ場合、よく解け合って聞こえます。
というか、同じ音色であれば完全に重なって聞こえます。(細かい条件はどけといて下さい)
が、2つの音高が少しだけズレている場合、「わんわんわん…(犬ではありません…m(__;)m)」と
「うなって」聞こえます。この「うなり」というのは、周波数の近い音波が重なり合って出来た、音圧の波のことです。

さて、ある音の周波数が 440 [Hz] (Aの音叉)ということは、1秒間に440回振動するということです。
その近くにもし 441 [Hz] の音源があれば、その振動数の差は毎秒1回。つまり、
1秒に1回の速さで、「うなって」聞こえるのです。この音圧の変動を「うなり」として聞くことは難しくありません。
つまり、1 [Hz] の差は、少なくともこの振動数の近辺では、聞き分けられることになります。
でも、問題の核心は、この 1 [Hz] の違いが音高の違いとして感じられるかどうかですよね。

まず、もう少し大きな、3 [Hz] くらいの「うなり」。この位だと、注意しなくともとても「うなって」いますし、
音自体も合ってなく聞こえるので、演奏してみても気持ち悪く感じます。セントに直すと、およそ11.7 セント。
大きな差です。では、2 [Hz] のうなり。これも、十分にうなって聞こえます。その差は約 7.8 セント。
(それぞれ、443/440, 442/440 [Hz] で計算した場合)
で、1 [Hz] のうなり。これも、注意すれば分かります。特に、そこから「まったくうなりがない」ように聞こえる、
正確なチューニングとの間を行ったり来たりさせると、その微妙な音程の違いを感じることができます。

さて、440 - 441 [Hz] の違いは、「セント」で表すとどれくらいになるのでしょうか?
441/440 = 1.002272... = 2^(3.93.../1200)
つまり、4 セントほどです。(最後の数字は、2の、1200分の3.93...乗、ということです)
参考までに、ある生理学の教科書レベルの説明として、
「最も鋭敏な約1000 - 3000 [Hz] のレンジでも、0.3 % の違いが必要」といったものがありました。
(正確な表現は忘れましたが、0.3 % とは書かれていたハズです)
が、ある音より振動数が0.3 %高い音(1.003 倍音)とは、
1.003 ≒ 2^(5.19/1200)
と計算できますので、5セント以上も違うことになるのです。これほどの違いは、特に調弦に意識を払っている時などは
かなりの人が分かるはずです。が、そうでない状況下(例えば実験室で順番に音を聞かせるだけ、といったような)では、
案外と分からないのかも知れませんね。

さて、「うなり」は楽器を調弦する際のとても大切な武器です。けれども、ギターの調弦に手慣れてくると、
「じゃらーん」と弾いただけで(うなりに頼らなくても)、くいくいっと調弦してしまうことが出来るようになります。
このやり方でも気持ち悪くないようにチューニングすると、1 [Hz] くらいには収まっていました。
(ただし、ギターによっては永久にチューニングできない?ものもあります)
また、小さな、でもはっきりとしたビブラートをかけた場合、せいぜい 2 - 3 [Hz] の差あれば、相当の効果に聞こえました。
(うなりでおよその見当を付けただけです。きちんと実験したい方、どうぞ)

さて、440 [Hz] より1セント高い音は、440.25...[Hz] ですから、4秒に1回強の「うなり」が聞こえることになります。
音の減衰に癖を持ったギターでは限界に近い気がしますが、ピアノのような済んだ音であれば、分かるのではないでしょうか。
ただし、「うなり」ではなく音高の区別をするのだとしたら、かなり熟練を要するのではないかと思います。
(ピアノの調律師の方、教えて下さいませんか?) 
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この回答へのお礼

ありがとうございます
細かい計算をしていただけるとは(笑)
わたしはつくづく音に鈍感だと思います

お礼日時:2001/05/23 20:18

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