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2013年2月14日の日経平均株価は11000円くらいで、日経先物はその夜11300円くらいまで上がりました。このまま円安が続くと、どんどん値差が開いて行ってしまうと思うのですが、どのようにお互いの値差を縮めるのでしょうか。2/18(月)に先物が買われたら、その金で現物株式を買うのでしょうか?つまり先物は値段を下げるように動いて、日経平均株価を上げるような、作業をするのでしょうか?

A 回答 (6件)

大変失礼ながら、なぜかビックリするほどの的外れな回答が続いているので、ビックリしてます。



まず、日経平均株価(以下、日経平均とします)と日経先物はほぼ完全に連動しています。
なぜなら、日経先物はSQでは日経平均に採用されている225銘柄から算出される指数(まさに日経平均)と一致する先物(デリバティブ)だからです。

。。。だからです、と言われても良く分からないと思いますので、すこし細かく説明します。
SQで「完全に一致する」ことが決まっているので、SQに至る途中で例えば、日経平均が日経先物よりも高くなったら日経平均の採用銘柄を(全て対象として日経平均への寄与度に応じて←少しやっかいなので括弧書き^^;)売って、日経先物を買えば、SQで「確実に」利益になります。日経平均が日経先物よりも安くなった場合はその逆です。このような取引を裁定取引といい、繰り返しますが、「絶対に」利益になるのです。

「絶対に」利益になることが分かっているのですから、やらない手はありません。事実、大手の証券会社ではコンピューターを使って常に日経平均と日経先物の乖離を観測し、少しでも有意な差が生じたら裁定取引を実行します。ここで大手の証券会社と書いたのは、日経平均の採用銘柄は225もあるので、それを一度にそして瞬時に売買するのは個人等では無理だからです。

そして、絶対に利益になるのですから、皆がその瞬間を虎視眈々と狙っているわけです。結果、有意な差が開くか開かないかのすれすれのところで裁定取引が実行されてしまうので、日経平均と日経先物は差が解消されてしまいます。よく日経先物に引っ張られて日経平均が動くと言われますが、日経先物はそれ自体が一つのデリバティブなので、日経平均を動かすより簡単に操作できるので、意図的に日経先物を動かして裁定取引を狙うような手法が成立するために、日経平均が日経先物に引っ張られるような動きが生じることがあるのです。(これとは別に、例えば、相場や株価全体を動かすような経済要因(テロとか)が発生した場合にまず日経先物が強烈に売買される、ということもあります)

そして、今は日経先物は夜間でも売買できるようになりました。ダウなどの動きにより日経先物が大きく動くことは当たり前に生じます。(2月14日夜間もそうだったんですね)
で、次の朝、東京市場が開いて日経平均が決定されるわけですが、先物が大きく動いた場合などは中々日経平均の値が決定されません。なぜなら、225個の個別株では買い気配(や売り気配)が続いてしまうので、225銘柄の全ての株に値段が付くまでに時間がかかることが多いからです。そうして、結果的に決まった日経平均は日経先物と限りなく同じものとなります(これを鞘寄せといいます)。そうでないと裁定取引が成立してしまうからです。
ご質問者が指摘されるような「2/18(月)に先物が買われたら、その金で現物株式を買うのでしょうか?つまり先物は値段を下げるように動いて、日経平均株価を上げるような、作業をするのでしょうか?」というような作用は一切なく、日本時間でも日経平均が上がると予想されれば、日経先物は9時からドンドンと上昇することもありますし、そんな時は日経平均はいつまでも決まらないこともあります。

少し長くなりましたが、日経平均と日経先物の大まかな関係は以上のようなものです。

さて、最後にSQまでの日経平均と日経先物が完全に一緒か?というとそうでもないことにはお気付きでしょう。その差は主に金利などに由来するのですが、ここから先は理解を深めるため、ご自身で勉強されることをお勧めします。
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一点補足します。



なぜ、日経先物なんていうものがあるか、ということです。

私が考えるに最大の存在理由はリアルな株取引のヘッジだと思います。つまり、特に値幅をとって利益を稼ぐようなことを考えずに株式を安定的に保有し、配当を期待するような場合に想定外に株価が変動するのは避けたいところです。そのため、株を買ったら、同時に先物を売っておけば株が下がる時には先物も同時に下がるので、株では損をしますが、売っておいた先物で利益が出るわけで、結果、損益が相殺できるわけです。

とは言っても、そのようなことに意味があるのは私のような弱小個人投資家ではなく、225銘柄を全て売買するような機関投資家や証券会社の自己投資部門のようなところですが。

それに加えて、純粋にデリバティブとして、先物自体の変動で利益を狙う場合やオプションと組み合わせた様々な投資手法が考えられます。

ひとまず。

この回答への補足

すいません。ご説明をよく読んでいませんでした。どちらかというと日経平均が日経先物に近づけるように動くとのことなのですね。
裁定取引にも値幅を縮める作用があることも少し理解できました。しかし裁定取引はSQ日近くになったら、必死になってやるか、その前に全額返却してしまえばよいのではないかとも思います。

補足日時:2013/02/17 10:45
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この回答へのお礼

ご丁寧な説明ありがとうございます。私はまだ素人ですので、ヘッジとか裁定取引とか初めて知りました。
前の方も書かれていたように、日経平均は実態がないけど、日系先物は大証に上場している企業なのではないですか。その企業がファンドとなって、日経平均と日経先物の価格が大きく乖離しないように、例えば100円以上差が出てしまったら、安くどんどん先物を買って、その金で現物の株を買って、先物を下げ、日経平均を上げるような、操作をしないのでしょうか?それは法令違反になるのでしょうか?

お礼日時:2013/02/17 09:47

ちょっと文章が抜けていました。



訂正です。

× 例えば、為替が円高に振れると日経平均は下がります。特に輸出企業(車・家電など)が下がります。この時に、日経平均もファーストリテイリング(ユニクロ)も下がりますが同じように下がるわけではないし、もしかしたら上がるかもしれません。

○ 例えば、為替が円高に振れると日経平均は下がります。特に輸出企業(車・家電など)が下がります。この時に、日経平均もファーストリテイリング(ユニクロ)も下がりますが同じように下がるわけではないし、もしかしたらどちらかは上がるかもしれません。両方上がるかもしれませんが同じように上がるわけではありません。そこで日経先物売り、ファーストリテイリング買いをします。


追加です。

※裁定取引をしても、100%利益がでるわけではありません。損をしにくくなるというだけです。
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少し整理して言うと、



(1)日経平均…東証1部上場1.699社の中の225社(日本を代表する主力企業)の株価を全て足して、225で割ったもの。単なる平均値なので、株のように売買をすることはできません。

※厳密にいうと、単純に225社の合計を225で割ったものではありません。それは日経平均はどのくらい株が上がった下がった(価値)を見る指標です。でも株式分割や銘柄(会社)の入れ替えがあると、それだけで日経平均が動いてしまいます。

株式分割とは、1株10万円を1株5万円×2株(=10万円)にすることです。銘柄の入れ替えは、A社1株3万円を除外し、B社1株500円を採用するということです。これらを考慮して日経平均は計算されています。

正確な計算の仕方が知りたければこちらを参考に。正確に知っても特に得はしませんが…

日経平均算出要領 http://indexes.nikkei.co.jp/nkave/nkidx

(2)日経平均先物…株(会社)と違い、日経平均(平均値)という実体のないものの売買です。これをデリバティブ(金融派生商品)取引といいます。存在意義は、裁定取引かもしれません。自分にはいまいち存在意義はピンときません。

(3)裁定取引…値動きの異なる商品を2つ以上使って利ザヤを稼ぐこと。基本はプロトレーダーの手法。片方が損失、片方が利益という、利益-損失=薄利という感じになり、資金が豊富でないと充分な利益がでません。

例えば、為替が円高に振れると日経平均は下がります。特に輸出企業(車・家電など)が下がります。この時に、日経平均もファーストリテイリング(ユニクロ)も下がりますが同じように下がるわけではないし、もしかしたら上がるかもしれません。

相場と言うのは誰にもわからないので、日経先物を空売りして踏み上げられて(上がっても)10万円損失しても、ファーストリテイリングが上がって11万円利益がでれば、トータルで1万円の利益になります。この場合、ファーストリテイリングは先物で失敗したときの保険です。この保険をかけることを、取引用語でヘッジをかけると言います。

※ファーストリテイリングは値がさ株(株価が高い株)なので、日経平均225社の中で1番影響を与えます(日経平均寄与度が1番)。

>日経平均と日経先物は名前は似ているけど、なにか相関的な関係はなく、SQ日以外は完全に独立しているものなのでしょうか?

相関的な関係は全くなく、完全に別々に動いています。最初に書いたように、日経平均は売買できませんから。裁定取引もそうですが、毎日株を売買していると為替が円安に振れた、日経先物がいくらとかで、個別株の株価が何となくわかるようになります。だからシンクロしてしまうのだと思いますよ。

SQ日も同じです。ただ3月と9月のみ配当落ちの関係で2週間ほど(?)、日経先物と日経平均が80円くらいの差を保って連動するということです(先物なので、確実に下がる80円を先に織り込んでしまう)。
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日経先物と日経平均は基本的に同じように動きます。

ただ取引時間は、現物は15時までですが先物(大証)は夜3時まで動きます(休憩時間は除く)。

現物(日経平均)は欧州やアメリカ市場が開く前に終わりますが、先物は海外市場を織り込みながら動きます。ニューヨークは朝6時までなので、完全には織り込みません。

そして朝、日経が先物にくっついていく感じです。ザラ場(9:00~11:30 12:30~15:00)を見れば、連動しているのがわかります。みんな株を買うとき日経平均や先物を見て買うので、同じように動いてしまうのではと思います。ファンドの裁定取引もあるかもしれませんが…

3月と9月の企業の決算期(3月本決算、9月中間決算)は、現物株は配当落ちがあります。その関係でSQ日(たぶん?)から、日経先物が80円くらい(現物の配当落ち分)、日経平均より安く動きます(80円差を保ったまま連動)。そして配当落ち日に日経が80円下げてまたくっついて動きます。SQ日(毎月第2金曜日)と配当落ち日は半月くらいあります。
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この回答へのお礼

ご丁寧な説明ありがとうございます。
日経平均と日経先物は名前は似ているけど、なにか相関的な関係はなく、SQ日以外は完全に独立しているものなのでしょうか?

お礼日時:2013/02/16 20:23

>どのようにお互いの値差を縮めるのでしょうか



え?
差を縮める必要があるの?

>先物は値段を下げるように動いて、日経平均株価を上げるような、作業をするのでしょうか?
価格操作ってこと?
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