No.4ベストアンサー
- 回答日時:
主観において観察する「意識」とは、あなたが見ている世界そのものです。
それが脳内にしか存在しない事は、現代科学に示すところであり、それを「客観的の証明する」といっても、“脳内での客観性”に過ぎないのです。
(そうした研究は、脳波測定だけでなく、電極の挿入による部位ごとの詳細な対応まで明らかとなっています)
「脳内での客観性」という説明が参考になりました。
見ている世界そのものが『主観において観察する「意識」』という部分もなるほどと思います。
いつもありがとうございます。
No.8
- 回答日時:
気というものを観測したという記事をどこかで見ましたが、現在未確認です。
あの「気功」というやつです。後ろから何者かが近づいているのを感じるのは多くが経験していることです。大抵は音の変化でしょうが、そういうものでは説明できないことがあります。
噂をすれば影、ということもそのひとつです。これは単なる人間でなく、具体的な人格ですから、なんらかの個性的な情報が飛んできている可能性は否定できません。
人間は電気で動いてる(少なくとも一部は、情報的に)らしいですから、それがワイヤレスに他に影響を及ぼし、当然何らかのセンサーに感じられる可能性はゼろではないと私は思います。双子の間に同時性の共感現象があるのはほぼ確認されていますから、エレクトロニクスの進歩によってこういった意識を外部で感知するということは近いうちに実現するかも知れません。
No.7
- 回答日時:
まず他人の身振り手振りは、表情も含めて意識ではありません。
それを材料にして、他人がなにを考えているかを推測できるだけ。脳波を観察したところで、それは脳波を観察しているのみであり、脳波は意識ではありません。これもまた、脳波をもとに推測しているのみ。感知などしていません。推測。つまり、「間接的な観察」とかもできない。
なぜと言うに、あなたは他人の行動(泣いているとか座っているなども含めて)を、他人の身体を見ているのであり、そのどこにも意識なんて見えないでしょう。自分の身体を鏡で見るとき、私は自分の意識なんて観察できません。観測と観察は違います。
脳内にある、これも誤解を招きます。脳外科手術のさいに意識が見つかったという話は聞きません。また、私は私の脳内を観察できません。私は自分の脳を見たことがない。ゆえに、私の意識は脳内にある、これもまた推測にすぎません。
また、自分に意識があることを私は「観察」などできません。それは結局、自分に意識があることを観察する意識があることを観察する意識があることを観察する意識を観察する意識を……このような無限後退に陥ります。
たしかに私は水を飲んで美味いと判断します。水の滑らかな舌触りを感じます。しかしそれは水の滑らかな舌触りであり、意識ではない。また、舌触りなのであって、舌触りは脳内にありません。小指の骨が折れたら小指が痛いのであり、前頭葉や側頭葉や海馬などが痛いわけではありません。
内と外、これはただの空間的な比喩です。骨折の例で言うと私は小指が痛いわけです。では小指は「内」でしょうか。いったいなんの「内」だと言うのでしょう。「意識の内」でしょうか。小指や小指のあたりの痛みは「意識の内」にあるのでしょうか。そんなことはないですね。意識が物質ではないなら、物質ではない何か意識の「内に」小指のたんぱく質やカルシウムなどの物質がある、なんてことになりますから。痛みに関しては、他人は私の痛みを私と同じように感覚はできない。知ることはできない。それだから「内」と「外」という比喩をさも事実であるかのように見なしてしまうわけですが、こういうのは私秘性と言います。
私が自分の意識を意識する、よく言われますね。しかしこれはいったいなにを言ってるのでしょうか。そのように言うためには、自分の意識を意識する意識を意識していなければならないでしょう。あるいは、意識したことがなければなりません。しかしこう言うためには、自分の意識を意識する意識を意識する意識を意識する意識、これを意識していなければならない。しかしこう言うためには、と、私はまるで多重人格者のようになってしまいました。
こうなるのは意識を実体のように見なしているからです。また、時間上の変遷を考慮に入れていないからです。また、意識という語を多義的に用いる多義性の誤謬を侵しているケースもあるでしょう。
私が思うに、私は意識を意識してなどいない。私はライターを見ている。薄いピンクです。バーコードがあります。このとき私はライターを意識していると言えるでしょう。では、「ライターを意識していると言えるでしょう」と書くとき、私はライターを意識している意識をいま意識しているでしょうか。無理です。ライターを意識していたのはさっきのことであり、いまではありません。ライターを意識していたという短期記憶がちょっとのあいだ保存されるのであり、それゆえに私は「ライターを意識していた」などと書けるわけです。また、「ライターを意識していた」という文字を書き、それら見ることで、「ライターを意識していた」ということについてこのように書き進めていくことができます。意識を意識するという前現代的な哲学の常套句を使うことなく、具体的に書くことができます。これはつまり、私が自分の意識について考えるさい、私は自分の意識を意識する必要などないということです。自分の意識を意識しているという常套句への懐疑を私はもっています。
長くなりましたのでできるかぎりまとめておきます。まとめも長くなりそうですが。
まず他人の意識について。脳波は脳波であり、意識ではない。私が観察できるのは他人の身体であり、他人の意識ではない。そもそも他人に意識があるのかどうかさえわからない。このあたりのことをデカルトに比べればフッサールがかなり精緻に考察しています。その考察の是非はともかくデカルトよりは優れている。
私は私の脳を見たことがない。だから私の脳内に私の意識があるなんてわからない。脳外科医が患者の脳内をいじっているときに患者の意識を見つけたなんて話も聞かない。
私は自分の意識を意識するという常套句の意味がよくわからない。さらにその常套句に頼るなら無限後退に陥る。その常套句は時間的な変遷や短期記憶や文字を無視しているが、私は無視しない。それにより、無限後退を回避できる。
内と外は比喩であり、この比喩は内と外の間を無視している。また、私は足が痒いのであり、脳が痒いわけではない。足は「意識の内」にあるのではない。
自分の意識とかいうなにかを私は観察も観測もしたことがない。蛍光灯から刺激を受けたりできるから、文字を書いたりしているから、自分には意識があると言える。また、そのように言う習慣が、これまでの経験から身についている。
他人の意識だけでなく、自分の意識を「観測」も「観察」もできない。
最後の一行が違うと思うのですが。
自分の意識は「観測」や「観察」していませんか?
たとえば今このお礼を読んでムカっとしたとか・・・
人により考え方が違うでしょうし、言葉の定義の問題もあるので、答えが出づらいかもしれませんが。
短くてすみませんが、ありがとうございます。
No.6
- 回答日時:
>言い換えると、意識を直接観測できるのは本人だけなのですか?
本人は観測できるという認識は持ってあると言うことですよね。
自分の外部にあるものは五感を使うと観測できます。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚です。
しかし内部にあるものは五感以外の感覚で掴むので、その人本人しか知覚できません。
気持ち・思い・感情などなど、その人の内部にあるものは五感では計れませんから
直接の観測はできません。
五感で理解できるやり方が、脳波測定機など見える形に置き換えるやり方です。
つまりは、間にインターフェイスが必要ということになります。
元々が他者の意識を観測する必要がなければ、その知覚は発達しなかったでしょうから
「特に必要を要しなかった」からでしょう。
進化は必要性があるから、その機能を持っていると思います。
人の意識が全部感じ取れたら(無差別に自分の中に入ってきたら)、多分発狂します。
No.5
- 回答日時:
速度、加速度などは、時間の概念を使って変化をみて、「観測した」というでしょう。
音楽や動画なども、どんなものかを「観測結果」で決めようとすると、時間変化でみることになりでしょう。
意識にも色々あるでしょうが、ある意味変化のことを指しているものがあると考えられます。例えば、「アアして,こうすれば、きっとこうなる」というようなプロセスの要素を伴う意識です。この種の意識は時間差をおいて観測し違いを見ることで観測したといえるでしょう。天に見上げる太陽月星飛行機雲などの観測と同じです。時間差を置いたら違っているという認識になることが、観測できたということです。NMRやポジトロンで画像化したら時間的に変わったのがわかったのなら観測できたのでしょう。気圧配置の変化で空気の移動を観測したというのと同じです。
静的に、明暗、色模様、凹凸やサイズを観測する場合は、時間の概念をベースにする変化は関係がないです。明暗や色相などを観測する場合は光や光の波長に応じた出力をするメーターを使います。凹凸やサイズの場合は平面を当てる/スケールを当てることで観測結果とします。重さなども同じです。ハカリの目盛り位置などから、重さを観測したといいます。山やビルの高さは、距離や三角法で角度などを測って計算した結果で、高さを観測したといいます。球形、直方体などは、物質の違いを硬軟や密度の違いから判定し、物質境界を確定し、それを「形の概念」や「定義」と照合して、球形であることを観測したといいます。
意識にも色々あるでしょうが、明朗や沈鬱などの場合、表情でも観測可能です。ぼけているか覚醒しているかは、細かい作業や細部への違いに気付くかをスケールに観測することができます。嫌悪/親和、苛立ち/落ち着きなども同様で、観測方法を色々工夫することで観測できます。
意識の観測を「直接観測出来るのか?」という言葉に引っかからないで、一体、ものの観測(物体などの観測)、側面の観測(重さ、比重、色調、硬軟などの観測)、事象の観測(景気や流行、天候、気象、地震などの観測)はどうやっているのかを考えて、観測って何をすること(方法)でなにを結論づける(理屈)ことなのかを考え直してみると、意識だって同じように色々の方法で観測が可能だとわかるのではないでしょうか。
「直接」というのは、いくつかの方法の中で手順が少ないというだけなのではないでしょうか。
せっかくの長めのご回答なのですが、私の聞きたかったことに対する答えなのかどうかいまいち読み解けませんでした。
でもありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
どうして、と言われると困ってしまうのですが、あえて抜粋ではなく手書きしますので、後はお手柔らかにお願いいたします。
まず、意識を観測する観測者自体が観測されている者として実体である事にはつながっていません。コギト・エゴ・スムという表現から独我論に至る過程において、すべての観測される側は、その存在の実在性を全否定されています。観測される側の存在の実在性を保証する者は、常に保証すること自体以上には保証できません。その限界が自己の限界であり、保証され得る範囲となります。
このコギトからなる独我論的な世界観は、観測するすべての対象を例外なく一個にまとめる認識論的観測者を必要とし、それ以外の存在性を保証しないことから、自己は世界内存在としての対象と区別される部分がなくなります。これにより世界=自己となり、自己が世界と等しくあるから、それを他者の視線に置き換えることは、実在の保証の範囲から外れることとなり、その認識者の不在性により、その実在の存在性を保証されなくなります。
常に存在者は1であり、1が全世界を現存在として認識することから哲学的には重複世界は存在しえず、架空の物となります。想像の域を存在とし、実在であるとの考えで共通認識での存在性を与えることは容易ですが、それは言葉の解釈だけで基本の状態を翻す根拠ではありません。そのようなものの総合として世界は客観的に存在しているので、観測による自己造形を自己とする、自己の範疇は超越することができない、と言えるわけです。
質問文に応える回答は以上です。求めている物が他にあった場合の追及はしないでください。
No.1
- 回答日時:
哲学の大命題の中で
意識する意識を認識する事は出来るが
その認識を意識する事は不可能である
というものが御座います
がしかし貴方の質問は直接観測出来ないのか?
というものです
この観測とは何かということに尽きますが
直接観測するとは第三者により客観的に計ると
という意味ならば脳の観測という意味になるでしょう
電気的に出来るのかも知れませんが
それ哲学的解釈ではありません
医学的解釈となるでしょう
「直接観測する」とは『「自分が生きている」と「自分が感じること」』と考えています。
参考として拝読しまいた。
ありがとうございました。
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