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細胞の脱分極というのは、

脱分極する→活動電位が発生
という順なのか
活動電位が発生→脱分極する
という順なのか
どちらなのでしょうか?

脱分極するには、電位依存性Na+イオンチャネルが開かなければいけない、
それには膜電位が変化しなければいけない、ということは調べてわかりました。

しかし調べていると、この「きっかけの電位が活動電位」という方、
「脱分極すると活動電位が発生する」という方どちらもいらっしゃり、
混乱してきてしまいました。

どういうことなのでしょうか、
どちらが正しいのでしょうか?

どうか教えてください、よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

神経軸索を例にとって説明してみます。



 A,B,Cという部位があり,まずAの部位が興奮(活動電位の発生)してこれが引き金になって近傍のBが興奮しようとするところを考えてみてください。AからB,そしてやがてCが興奮するという興奮伝導の状態です。

 静止状態では神経細胞内は細胞外に比べ電気的に負となっていますが,興奮時にはおっしゃるように電位依存性Naチャネルが開口して細胞外のNa+イオンが細胞内に流入し,細胞内が正と逆転します。すると細胞内ではA領域の正電荷がB領域の負電荷を打消す現象が起こります。高校の生物Iでは活動電位ならぬ活動電流の発生と表現しています(が,生理学分野では余り聞かない表現です)。同様な現象が細胞外でも正負逆転して起こります。その結果,領域Bでは細胞膜内外の電位差が消失していく,すなわち脱分極(脱+分極)が起こります。

 このように考えると「きっかけの電位が活動電位」と言われた方は,A領域の活動電位がB領域の活動電位を発生させるきっかけになっているということを伝えたかったのではないでしょうか。

 また,「脱分極すると活動電位が発生する」と言われた方は,領域Aが興奮したために領域Bが脱分極し,その結果領域Bの膜電位が閾値に到達するとそこで活動電位が発生するという流れを表現されているのではないでしょうか。

 (そして領域Bで活動電位が発生したことにより,次に領域Cの脱分極が起こって活動電位が発生することになります。)

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
例えばA~Cの領域があるとすると、一つの細胞内で3回脱分極がおこるということでしょうか?
一つの細胞では一回しかしないと思っていました…。

「マイナスからプラス、プラスからマイナス、マイナスからプラス」
方向に脱分極し、さらに隣の細胞に伝導すると
「マイナスからプラス」に戻って再び始まる…
という理解で大丈夫でしょうか?

補足日時:2013/05/19 13:19
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この回答へのお礼

お礼が非常に遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
ありがとうございました。

お礼日時:2013/09/14 00:54

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