「一気に最後まで読んだ」本、教えて下さい!

韓国の映画でチャングムの誓いというドラマがあります。

このドラマでは色々な料理ができてますが、唐辛子を使った漬物(白菜キムチなど)は実際のところ在ったのでしょうか?

唐辛子に関して調べてみると、これは南蛮貿易でポルトガル人が日本に伝えたもので、日本全国に普及する以前に、豊臣秀吉による九州征伐、朝鮮征伐のころに、日本軍が朝鮮半島に伝えたとされています。
「唐」という文字は、当時は「外国」を示すもので、この場合は、7世紀ごろに大陸にあった唐という王朝とは関係が無いそうです。

少し時系列を追って見ますと、

1494年 - 1506年:李氏朝鮮の第10代国王燕山君(ヨンサングン)在位。(ドラマの時代設定)
1542年:ポルトガル人宣教師が唐辛子をキリシタン大名大友義鎮に献上
1592年(日本は文禄元年):文禄の役(第一回目の朝鮮征伐)
1597年(日本は慶長2年):慶長の役(第二回目の朝鮮征伐)

と言う順番になり、ヨンサングン時代の朝鮮半島のチャングムは、まだ唐辛子を知らない時代の娘ということが分かります。

フィクションのファンタジー・ドラマですから、現実に存在しなかった唐辛子を使うのは自由です。
しかし、史実を考えた場合、この時代の朝鮮人はベーチュキムチ(白菜キムチ)を食っていたのでしょうか?

唐辛子が無いので、魚の臓物と塩だけで白菜を漬けていたいのでしょうか?
それとも白菜キムチ自体が未だ無く、チャガチやチャンヂ、あるいはナムルなどを食っていたのでしょうか?

実際のところ、唐辛子を使わない朝鮮料理というのは想像が困難ですよね。

アジアの歴史、あるいは朝鮮半島の食文化にお詳しい方から、なにかヒントを頂けると幸いです。

A 回答 (7件)

キムチ自体は7世紀に、「塩漬け」という貯蔵方法として出てきました。


唐辛子は16世紀に韓国に伝来しましたが、キムチの材料として本格的に使われるようになったのは、18世紀以降となります。

ちなみに唐辛子の伝来ですが、秀吉の朝鮮出兵の時に防寒用具として足に入れたり、粉にして「目潰し」に使う兵器として唐辛子が運ばれました。
当初は船で運んでいましたが、そのうち現地で栽培するようになりました。
しかし朝鮮半島からの撤退に伴って、栽培を放棄したものがそのまま残ったということです。

当時の朝鮮の漬物は中国と同じ塩漬けでしたが、清により塩の生産が禁じられたため、代わりに唐辛子を入れたのが今のキムチの歴史の始まりと言われます。

唐辛子とキムチの関係を知りたければ、1766年に発行された「増補山林経済」を参照されるといいでしょう。
ですからドラマのチャングムの時代の唐辛子は、歴史的にはフィクションということになりますね。

韓国は反日で湧いていますが、その背景のひとつは秀吉の朝鮮出兵による侵略があげられています。
一方で、韓国人が日常的に食べているキムチや韓国料理には、今や唐辛子は欠かせない食材となっています。
韓国人が嫌っている秀吉がもたらした唐辛子を、韓国人がこよなく愛しているのは何とも皮肉なことですね。
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この回答へのお礼

有難うございます。

>韓国人が嫌っている秀吉がもたらした唐辛子を、韓国人がこよなく愛しているのは何とも皮肉なことですね。

同感です。
でも、歴史に向き合わない民族ですから、事実を認めない人が多い様な気がします(笑)。

お礼日時:2013/06/22 00:14

1万年の歴史を持つ大国・韓国だからあったんじゃないの???


そもそもトウガラシは韓国原産だもんね。ワサビやターメリック、醤油やペッパー、オリーブなんかも韓国起源だよね。

そういう意味からすると、1494年 - 1506年の韓半島ではトウガラシどころか、ファミレスやハンバーガーチェーンが所狭しと林立してたと考えるのが妥当。
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この回答へのお礼

>ハンバーガーチェーンが所狭しと林立してたと考えるの

いやはや彼らの自己都合のイマジネーションは凄いですよね。

お礼日時:2013/06/22 00:04

九州には、朝鮮漬という赤くなくて辛い漬物がありますが、


恐らくそれに近いものが食べられていたのでは。
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この回答へのお礼

朝鮮漬けには赤くないのもありますね。
そんなに辛いものがありましたでしょうか?

唐辛子は、南蛮渡来のモノだった事がわかりました。
辛子明太子は朝鮮半島から渡来したのでしょうか?  
それとも九州人が考え出したのでしょうか?

お礼日時:2013/06/22 00:07

私も予てからこのトウガラシと朝鮮半島の食糧については興味が有りましたが、


料理の細かい事については判りませんが、↓の記事を指示したいと思います。

参考URL:http://www.kaiheiya.co.jp/p_historia.html
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

南蛮渡来の唐辛子ですが、日本人は食用では普及しなかったようですね。一旦、朝鮮に持ち込み、かれらが食用したことで、食材として日本に再輸入された可能性はありますね。

学校では歴史といえば権力闘争のことばかり教わった記憶があるのですが、食物の歴史も面白いですね。

お礼日時:2013/06/22 00:10

いや~「チャングムの誓い」は映画にもなっているのか?


私はTVドラマで何度も観たけど。
で、今テレビドラマのガイドブックを、改めて開いてます。

ここで「トンチミ」という、大根の入った水キムチが紹介されてます。
当時は唐辛子がなく、キムチと言えばほとんどは水キムチのことで、「トンチミ」はその代表格。
ドラマでは「冷麺」で使われていますが、現在の冷麺のスープ作りにも、「トンチミ」は欠かせないんだそうです。
唐辛子が使われるようになったのは1800年代。
塩辛や牡蠣などの動物性タンパク質を加えることが可能になり、現在のよう種類豊富なキムチが誕生しました。

なおキムチとは、もともと漬物程度の意味だったようです。
大韓民国農林部は、「キムチとは、塩漬けされた主原料に、薬味類を混合、低温で生成を通し発酵した食品である」と定義しています。
水キムチとは、汁気の多いさっぱりとしたキムチ(ムルキムチ)。
発酵には、乳酸菌が含まれる米のとぎ汁を使い、塩・砂糖・水を加え、白菜や大根、人参を漬けたもの。
唐辛子とニンニクは、現在でもほとんど使わないそうです。

ところで、唐辛子を使わない朝鮮料理というのは想像が困難なのは、日本人はそれしか知らない、が正解じゃないでしょうか?
学校給食には、普通キムチが載っている(漬物皿でした)というのは、TVで見たことがありますが。
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この回答へのお礼

チャングムの誓いは、TV映画がDVD映画として販売、貸与されています。

>「キムチとは、塩漬けされた主原料に、薬味類を混合、低温で生成を通し発酵した食品である」

貴重な情報ありがとうございます。
キムチにとって「発酵した」という部分が重要なのかもしれませんね。

お礼日時:2013/06/22 00:13

失礼、、、醤油がなかったというのは、今のような醤油はなかったという意味ですので、、、


念のため、、、
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この回答へのお礼

有難うございます。

お礼日時:2013/06/22 00:14

唐辛子は当時まだなかったと思います。


同じようにインドなどのカレーも唐辛子が伝来する前には
今ほど辛くなかったはずです。
そのころは日本料理に欠かせない醤油もまだ無かったようです。
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この回答へのお礼

有難うございます。

醤油の歴史も調べてみたいと思います。

学校で歴史というと権力闘争のことばかりだった様ですが、食物の歴史も面白いですね。

お礼日時:2013/06/22 00:16

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