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モーツァルトは天才中の天才と名高い作曲家ですが、
モーツァルトの残した作品は、現代でも同じレベル同じクオリティの作品を作る事が難しいのですか?
それとも「当時としては凄かった」なのでしょうか?

A 回答 (4件)

 「天才」だとか「芸術的に高いレベル」だとか「学問的に完成された」といった評価なんて気にせずに、貴方の耳で心で聴いて、いいなと思えればそれでよいのでは。


 私は、モーツァルトには「天才」だとか、そういった「学校で成績優秀」「教育委員会推薦」的な呼称は「パロディ」としか思えません。あんなに「不真面目」で「快楽的」「女ッたらし」をお勧めする人物や場面に生き生きとした音楽を提供した人物なのに・・・。

 モーツァルトの音楽は、決して一つのパターンでできているわけではないと思います。一つの音楽、たとえば歌劇「フィガロの結婚」や「魔笛」の中にも、性格や場面に応じて、「端正だが真面目臭い」音楽(伯爵夫人やザラストロ、タミーノ)や、不真面目だが生き生きしている音楽(フィガロやパパゲーノ)、それを取り巻くいろいろな感情(楽しさ、悲しさ、悪戯っぽさ)など、多彩な音楽が繰り広げられます。そういった感情や性格を描き分け、場面にぴったりの音楽を提供できるところが、モーツァルトの素晴らしさだと思っています。それも、単純な類型的な喜怒哀楽に留まらず、「ダメと分かっているけれど、ちょっと悪いこともしてみたい」、「気の毒に思うけど、ちょっと『ざまを見ろ』とも思う」といった、ひとひねりした感情を実に巧みに描いています。
 そして、現代人であってもその「感情や性格、場面の機微」に共感できれば、「素晴らしい音楽」と感じられるはずです。そう感じる人が多いからこそ、現代でも日常的に演奏されますし、それを裏切りません。その意味で、「当時としてはすごかった」ということではなく、「現代でもすごい」ということでしょう。

 こういった点で、主題の展開や発展といった純音楽的(感情や場面といったものとは別世界)に優れたバッハ、ベートーヴェン、ブラームスなどとは、ちょっと違った「素晴らしさ」です。もちろん、交響曲やピアノ協奏曲分野でも、モーツァルトは素晴らしいと思いますが、モーツァルトの「本領発揮」はオペラだと思います。

 現代でも、映画や舞台音楽にそういう優れた音楽を書く作曲家はいると思います。ニーノ・ロータやエンニオ・モリコーネ、ヘンリー・マンシーニ、ミシェル・ルグラン、アンドリュー・ロイド・ウェッバーなど。出てくる音楽はモーツァルトとは全く異なりますが、場面や感情を多彩に表現している点ですごい作曲家だと思います。
 こう書くと、「モーツァルトと格が違う」とか「天才のレベルが違う」という人も多いと思いますが、音楽の世界に「偏差値」「得点」を持ちこむ教育委員会的評価手法の方が間違っていると思います。
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    #1です。

補足です。

    僕は次の三つなど楽しく聞いています。

1。モーツァルトのピアノを弾くお兄さん。
    

2。  モーツァルトに浸かっているお姉さん
   http://www.dailymotion.com/video/x7qfpr_mozart-p …

3。  モーツァルトを楽しんでいるおいちゃん
    http://www.youtube.com/watch?v=HPLAknhAMIo

    こういうの聞くと「今でも凄い」と思います。
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音楽に限らず、どんな分野でも後世の人々は先人の遺した業績を吸収して成長します。

モーツァルトの技法で作曲することは、現在では高校生でも可能でしょう。

しかし芸術では「独創性」が何より重要です。テクニックはモーツァルト並みであっても、聴く人にモーツァルト並みの感動や衝撃や満足感を必ず与えられるとは限りません。

要は技術レベルの問題ではなく、作品にどれだけの表現力、説得力を持たせられるか、なんですね。200年の時を経て、なお人々の心を捉える力がある。そこにモーツァルトの本当の凄さがあると思います。

クラシック、ポピュラーを問わず、現在も作曲家は多数います。しかし、そのうちの何人が200年後も聴かれているでしょうか。ビートルズはモーツァルトに匹敵すると、一部では言われてますけどね。
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    僕は、ド素人ですが、モーツァルトでも、その他の音楽家でも、いつ出来たという時期とは無関係にいいものは、楽しんでいます。

古くていいものもあり、昨日できたガラクタもある、と思っています。
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