No.10ベストアンサー
- 回答日時:
コメントありがとうございました。
未だに何か誤解されている部分がありますので補足します。>竹中氏はともかくとして、自ら会社を立ち上げた三木谷氏が受動的だったとは思えません。それはともかくとして、大学に入れたなら、どこであるにしろ能動的に動きたいと思います。片田舎の一橋大学ならなおさらそうなると思います。
少なくとも僕が竹中や三木谷を挙げたのは「受動的」との意味ではなく、それこそ「彼等こそ」が迎合的な人物であるとの意味です。権力に擦り寄って阿り、それこそ堺屋太一や司馬遼太郎と同じだからです。一橋の学風はそれらとは正反対です。古くは東大の南原繁にも似ています。そして都立大学の立ち上げ委員会に名を連ねたメンバーとも重なる部分が多々あります。大学は決して政治的に阿諛追従してはならない。これがヨーロッパの大学の基本でもある。
>いまだ漠然としていますが、強いてその中でも特に興味があるものをあげるなら、自分は日本史よりも世界史が得意であり、世界単位における政治体制の変遷だとか権力論とかになりますね。
これも誤解しています。高校までの個別史と各国史のイメージを「世界史」と理解するのは平凡な受験生のレベルです。
「世界史」を歴史学的に理解するなら、それは「人類の発展史」あるいは「ここまで来た人間総体の歴史的足跡と構造としての枠組み」との意味です。
これは僕ら大学で歴史学に携わる教員にも責任の一端はありますが、少なくとも文部省および文科省の歴史教育の概念に多大な問題がある。少なくとも構造を理解するなら、個別史の枠組みを取っ払って教えねばならない。がしかし、近代日本が「歴史教育」を国家事業として位置付けた背景には、近代日本(諫言すれば天皇制国家の正当性)への裏付けとして作用させる装置の機能がありました。この点は憶えておいても損はありません。
従って「国家という枠組み」を越えて「人類としての発展史」を検証するなら、こうした壮大な枠組みを検証するには幾つかの方法に限られてもしまいます。それがマルクスなりヴェーバーといった古典的な手法であると同時にそれを踏まえつつ進化させてきた、ア・ナールやブローデルそしてネグリやアリギ、トッドといった「歴史学以外からの歴史学方法論」となります。この点も忘れないでおいていただければ幸甚です。
いってみれば、歴史学は総合としての学問であり、それは同時に集束と離散の繰り返しでもある。
確かに僕が挙げたのは物故者が多いのですが、それは同時に日本の学問そのものがタコツボ化している、との危機的状況を如実に物語ってもいます。それは社会科学に限らず、自然科学でも同様で、細分化すればするほど「全体像」を見えにくくさせるカモフラージュでもある。これは日本の学問が未だ自立していない証拠でもありヒモ付きと揶揄されても仕方のない部分でもある。理系ならば、資金力が潤沢にある民間企業との共同研究に目が向き財政的援助も得られる。がしかし、それは裏を返せば、ヒモ付きであり金玉抜かれたと同じでもある。だから日本の学者は現状を追認しあるいは口を閉ざすしかない、との哀れな存在でしかなくなってしまった。
おかしいことはオカシイという。そうした青臭い書生論こそが学問が本来持つ魅力の一つでもあったはずだが。西部氏や桝添氏が東大を去った理由もそこにある。東大で理系の学長がトップに座ったら、それこそ近視眼的になってしまったとの事実もある。それを修正しようとして蓮見氏や佐々木毅が就任したが、政治的な力が介入し、彼等も僅かな期間でその職を去った。
そして最後に一言。一橋OBとしてはこれだけは許せない。片田舎にある。これは失礼です。都心にあれば優れているなどと自惚れているのは某大学だけです。これだけは許すことが決してできません 怒!
真剣に社会科学を志すのであれば、是非一橋にお出で下さい。
お返事ありがとうございます。
政治学という高度な学問に興味があると言いつつ、碌に本も読んでまいりませんでした。最近になって現代文対策として岩波新書を読み始めるといったありさまで、理解力にも知識にもかけています。こちらに質問したおかげで内外の学者の名前を数多く知ることが出来たり、丸山眞男に関する理解を改めることが出来たりと貴重な経験になりました。
出身者の最近の体たらくから、僕はあまり東大に好意的な印象を持っていません。そして、いざ東大文一を受験しても合格できるとも思いません。もう夏休みに入ることから、第一志望は回答者様のおっしゃる一橋社会学部にすることにしました。一橋目指して以後頑張りたいと思います。
No.11
- 回答日時:
東大はデモシカ理系がけっこうおる。
駒場時代の感覚でクラスの10%前後はなんとなく数学ができるので来ちゃいましたって感じだった。
東北大、京大、東工大、阪大、名大、九大、北大。
ここの工学部は東北大の89.4%を最高に、北大で82.2%
東大工学部72.1%
何の数字かというと、大学院進学率。この数字、有意に東大工学部にデモシカ理系が多いというのが推測できる。まぁ私もだが。
農学部の大学院進学率も
東北、京都が80%以上なのに対して、東大は63.7
※ 旧帝大で阪大だけ東大より下かよとよくよく見たら、阪大には農学部がなかった。
たぶん理二のデモシカ理系が農学部に行って学部卒しているんだろうなぁ。
なので「東大工学部の方なのにこれほどの知識」ってのは一部誤解がありまして、中学時代から理科と社会が大好きですなどという、鵺みたいな奴が東大の理一には生息しているということです。
高校一年の時は、一橋の社会学部志望ですもの、私は。成績が上がったので一橋の経済学部志望に変えて、「数学はやんなないとね」なんてやっていたら、理系になっちゃったという背景です。
東大ですら、最近までマルクス経済学にとらわれていた
↓
東大だからマルクス経済学が大好きなんですよ。
もう色あせちゃっているけど、全てのものを説明してやろうじゃないかというガッツがあったのねマルクス。その辺がしびれちゃうのよ。私も高校時代に勉強部屋に「量的変化は質的変化をもたらす」とか書いて張っていたもの。
お返事ありがとうございます。
僕も小学校のころから理社が得意でしたが、数学がどうしようもないほどできない僕からすれば、理転は信じられないくらいのことです。しかも東大とは!それにしても、東大に入った人たちの大学院への進学率が他の旧帝大や東工大と大きな差があるのは知りませんでした。理系の知人は院に進んで当たり前と語っていましたので。
実のところ、僕は東大があまり好きではありませんし、合格する姿が想像できません。ですから一橋の社会学部目指して精進したいと思います。
No.8
- 回答日時:
閑話休題
私は工学部出身なので、基本的には政治学などは門外漢
他の回答者の方も政治学出身ではない
だが、それにしても政治学コテコテの政治学者の名前が丸山、高坂など、物故者しかでてこないというのは、日本の政治学の貧困なのかなぁ。
三度ありがとうございます。
東大工学部の方なのにこれほどの知識を持っていらっしゃるとは、やはり教養課程はすばらしいみたいですね。現在教養部を残しているのは、東大以外では東京医科歯科大くらいのものみたいですが。
日本の社会・人文科学の学者は自然科学の学者と比べて自分から発信する人が極端に少ないようで、過去の人物や思想の理解に汲々としているとどこかで見たことがあります。東大ですら、最近までマルクス経済学にとらわれていたみたいですし。
No.7
- 回答日時:
是非一橋大社会に来られい。
No.6
- 回答日時:
再々の折り返しありがとうございます。
少しは歯ごたえがあるようで安心しました。これまでは少しばかりカマを掛けさせていただいていました(失礼しました)。>ただ、身の程知らずで生意気だとおっしゃられるかもしれませんけれど、何も知らない人間が大きな目標を掲げてはいけないのですか?自分で調べようにも、受験勉強の間の時間では限度があります。ですから大学に入ってから出来うる限りのことをしたいと考え、そうするのに適した大学をこちらで尋ねたわけです。
これはとても大切な視点です。けれども一つ不足しているのは「何をどの様に学ぶのか」との姿勢です。受動的な姿勢では何も求めることなどできません。一橋の伝統として「阿諛追従」ではない。との矜持があります。この部分では竹中や三木谷はゴミと同然です。竹中は僕より少し前に母校を卒業しましたが、その当時でも既に異端視されていました。彼等は一橋の出身ではあっても異端です。正統な一橋の卒業者であるとは言い難い側面が多分にある。
当時の一橋は学長選挙に関し、候補者を学部学生および院生そして教職員からの推薦を経てその後に文部省からの認可を受けるとの形がとられ、その度に名を挙げられたのは恩師である永原慶二氏でした。そして高島善哉をはじめ藤原彰といったところもしばしば名前が挙がりましたが、その都度文部省からは横やりが入り、別な人物が学長に就任もしました。
話は横道に逸れましたが、だったら余計に「自らの問題意識を研ぎ澄ますこと」が大切なのではありませんか?。それは他人から示されて、おめおめと従う性質の問題ではありません。
>少なくとも質問者は偏狭なナショナリズムの軛にとらわれ、それも地方の進学校に見られる典型的な東大崇拝論に毒されてもいます。
そこから脱するために大学で学びたいんです。そして、僕は東大こそ一番だとは思っていません。東大一辺倒の時代は終わったでしょうし、述べられた通り東大を崇拝しているのならば、わざわざ一橋や早慶と比べたりしませんよ。
何度もお話ししますが、ご自身が学びたい学問領域を設定できてもいない段階です。少なくとも「○○の××に関して」程度は絞る必要があります。
それが抽象的で大括りであることが問題です。歴史学それも日本史学を例にとるなら、中世後期の公武権力の相克関係を任官の側面から検証してみたい程度でかまわない。或いはもう一歩、神皇正統記と梅松論に見られる「オオヤケ」意識の展開、などといった素朴な疑問ならば、どの様な史料を読めばよいのかなどを大学の教員はアドバイスします。
けれども質問者様は自身の中でだけわかっていて、それを相手に伝える努力をしていないから、こちらからすれば「もどかしい」の一言になってしまう。
今からやっておいて「損はない」ことを一つだけお話しして最後にします。読書であり、それも岩波新書の『社会科学入門』『社会科学の方法』をこの夏休みの間にでも読んでみて下さい。前者は高島善哉、後者は大塚久雄の手になる入門書ですので、比較的読み易く書かれています。
尚在外の研究者で書き漏らしていた人物が一人いますので追加します。ジェラルド・カーティス氏です。
三度ありがとうございます。
竹中氏はともかくとして、自ら会社を立ち上げた三木谷氏が受動的だったとは思えません。それはともかくとして、大学に入れたなら、どこであるにしろ能動的に動きたいと思います。片田舎の一橋大学ならなおさらそうなると思います。
いまだ漠然としていますが、強いてその中でも特に興味があるものをあげるなら、自分は日本史よりも世界史が得意であり、世界単位における政治体制の変遷だとか権力論とかになりますね。
紹介された本ですが、夏休みの空いた時間でぜひ読んでみたいと思います。
No.5
- 回答日時:
コメントありがとうございました。
5限の演習迄今少しばかり時間がありますので、お話ししましょう。>下の回答者の方のお礼にも書いたように、左巻きというか、具体性が皆無な平等、平和といったものが好きじゃありません。丸山真男は知っている数少ない国内の学者ですが、自分の考えとは違います。となると京大がいいのですか? 遠いですが、中央と合わせて選択肢に入れたいと思います。
この問題ですが、明らかに誤りがあります。それも質問者様の独断と偏見による思い込みです。少なくとも丸山眞男が左であるなどとはいえません。彼のスタンスは「近代と近代以前の対比」そして「近代の中に重層低音の様に滑り込む古層」の問題をどうとらえるか、との問題意識です。戦後の60年安保そして70年安保と呼ばれる事象がありましたが、そうした現実の中にあって、学問の自主独立と社会への学問資産の戻し返しのあるべき形を模索したのが、心ある知識人達でした。丸山もその中の一人です。高坂や坂元などといった単なる評論家そして学校秀才とはわけが違う。丸山は観察者として冷静な眼差しで見つめていた。だからその点を批判されてもいる。
社会そして思潮の流れが「逆コース」と呼ばれる中にあって、流されるままであるか、それともあくまでも理念や理想に現実を近づけんとするかでは明らかに温度差がある。そして机上で学ぶなどといった甘っちょろい姿勢では何も得ることなどできません。
>広く知見を求めたい
ふん、単なる洟垂れ小僧が何を抜かすか、小賢しいとはこのことです。未だ何も持ってもいない質問者が広く知見を求めたいなどとは片腹痛い。
少なくとも現在の東大は出がらしのお茶と同じそして茶坊主であり、唯一この中で評価できるのは一橋の社会学部です。ここならば、幾つかの領域それもフィールドワークと理論構築のバランスがとれていますのでおすすめできます。一橋ならば、学部は違いますが僕の後輩にもあたります。がしかし、一橋の学風は貴方にはそぐわない。何となれば、貴方が指示待ちタイプそして流されるタイプの人間であり、自らが主体的に学問に関わり問題意識を磨いていくとの一橋の理念とはほど遠い位置にあるからと説明できます。
少なくとも政治学もしくは社会科学を志すならば、ジンメルやデュルケームそしてヴェーバーとマルクス
を読まねばなりません。それを日本に招聘したのは丸山であり大塚久雄そして高島善哉といったところの名前が出てくるはずです。
「近代の超克」をどこでどう間違ってしまったのか、京都学派の高坂や文芸評論家の小林秀雄そしてその影響をまともに信じ込んでいた亀井勝一郎などは戦後に寄ってたかって、岩波から刊行された新書で遠山茂樹編の『昭和史』(旧版で現在は廃版です)を人間不在の歴史と揶揄した。この辺りは「昭和史論争」で調べて見ればお分かりになります。
この丸山に関しても国際的な部分での評価は高く、海外の研究者も丸山(M.Maruyama)を起点とする研究者も多い。テツオ・ナジタ然り、テッサ・モーリス・スズキ然り、そしてキャロル・グラック然りと名前など幾らでも出てきます。
少なくとも質問者は偏狭なナショナリズムの軛にとらわれ、それも地方の進学校に見られる典型的な東大崇拝論に毒されてもいます。どうせなら「その分野の研究者」を探されることをお勧めします。あくまでも「大学名」などは名札にしかすぎません。
マネタリストの浜田や黒田は何れ断末魔をあげるでしょう。熱狂に煽られそして熱狂を煽るだけでは何も中身のない張り子の寅と同じです。東大はいつもそうした無責任な傍観者を育ててきた。だから漱石も龍之介も東大でありながら、その名前を嫌った。
お返事ありがとうございます。
>この問題ですが、明らかに誤りがあります。それも質問者様の独断と偏見による思い込みです。少なくとも丸山眞男が左であるなどとはいえません。
その通りだと思います。彼の著作を読んだことはないし、インターネットと東大文学部出身の担任の話くらいでしか知りません。不勉強に関しては猛省しております。
ただ、身の程知らずで生意気だとおっしゃられるかもしれませんけれど、何も知らない人間が大きな目標を掲げてはいけないのですか?自分で調べようにも、受験勉強の間の時間では限度があります。ですから大学に入ってから出来うる限りのことをしたいと考え、そうするのに適した大学をこちらで尋ねたわけです。
>少なくとも質問者は偏狭なナショナリズムの軛にとらわれ、それも地方の進学校に見られる典型的な東大崇拝論に毒されてもいます。
そこから脱するために大学で学びたいんです。そして、僕は東大こそ一番だとは思っていません。東大一辺倒の時代は終わったでしょうし、述べられた通り東大を崇拝しているのならば、わざわざ一橋や早慶と比べたりしませんよ。
あなたは東大出身の経済学者を挙げていますが、竹中よりはましだと思います。
No.4
- 回答日時:
入れる学力があって、網羅的にやりたくて、大学院にも行こうかい
ってんだったら、東大文一にとりあえず入るってのがよかろうかと。
なんだかんだと言って、教養課程の充実度はピカイチらしい。
教養の力 東大駒場で学ぶこと (集英社新書)
古典を失った大学 ―近代性の危機と教養の行方― 藤本夕衣
まだ、頑なに教養課程を残している数少ない大学だから。
教授って話だと、私が学生の頃30年くらい前だが、左全開の時代に駒場には西部邁さんとかおったし。「レンジの広さ」じゃ面白いかなと。
佐藤誠三郎さんとか舛添要一さんも駒場の政治学だなぁ。私自身は工学部なので本郷の政治学はほとんど知らないが。
理系の一般教養で経済学が西部さんで政治学が佐藤さんだったけど、ずいぶん豪勢な教養の授業だったかなと。
更にその前、左極大みたいな時代に、みんなが怖くて避けていたといわれるのが、文学部出身の福田恆存。
海外の大学との提携ってのも東大が最強だし、大学院段階における外国人留学生の数も一番多い。
国費留学生が(たしか)多い。つまり出身国をどうしよう?と問題意識の高い学生が多いので、政治学を学ぶ上での刺激にもなるかと。
後輩は文三で宗教学をやったあと、政治や軍事の専門家になっちゃったし。
※ 一橋の社学はちょっと癖が強いというか、決め打ちが早すぎるような気がする。
お返事ありがとうございます。
理系の学生達とも学べる東大の教養課程は確かに魅力的で、日本で最も優秀な学生が集まるという環境も刺激的です。ただ、挙げられた教授は鬼籍に入っているか、とてもではないけれど講義は出来そうにない年齢の様ですね。彼らの後継者となる教官はいらっしゃるのでしょうか。合間を縫って、しっかり調べてみたいと思います。
No.3
- 回答日時:
有名どころで言えば東大京大早稲田慶応の法学部。
そして政治系のゼミに入る事。政治学で何を学ぶのかは大事だと思います。
例えば政治家になりたいのなら政治家輩出数の多い大学に入ればいい話。
そして3年政治を(サークルや旅行、語学やバイトと並行して)学んでも、専門家にはなれない。
先輩や同級生の9割はただのサラリーマン、OLになると言う事。
特に中堅以下の大学ではそうである。そんなものに対して自分のエネルギーやお金をかけるだけの価値があるのか?という事。
それらを鑑みて決めればいい。
基本偏差値通りでよろしい。
偏差値的な狙い目で言えば首都大とか横浜国立大、神戸大など。
大都市の県庁所在地の大学では割と手頃な政策学、政治学をやってる。
近年は地方政治に移管する方向性だから、県議会、市役所運営的なことを学べるメリットは大きいかもしれない。
回答ありがとうございます。
専門家になるかどうかは分かりませんが、やれることはやりたいと思います。
おっしゃっている地方行政に関することも面白そうですね。ただ、千葉大だけは嫌です。
No.2
- 回答日時:
こんばんは夜分に失礼します。
敬愛するネコの師匠から適切なアドバイスがなされていますので、野暮は申しません。質問者様が描いている「政治学」といっても、東大系の岡義武、南原繁から丸山眞男そして藤田省三・萩原延壽、京極純一・石田雄もいれば、対極にある京都学派には高坂正顕・高坂正堯などの反動的政治学もあります。かれらは何れも小泉・安倍前政権のブレーンとして活動してきたイデオローグでもある。坂元一哉しかり、北岡伸一しかり(北岡は東大ですが、坂元は京大です)
いずれを志向されるかは質問者様のご自由ですので、こうしたらいいよ、などとは誰にも申し上げる権利などありません。
私学で政治学の蓄積があるのは、早稲田の政経と中央の法学部-政治学専攻です。他にも法政大学には大原社研が付属研究機関として有名です。そうした観点からみれば、質問者様の意識はむしろ「社会科学全般」に向いているのかもしれません。社会科学ならば、現在の東大はもはや斜陽状態ともいえます。かつて曲学阿世の輩と揶揄された大学も今では金玉抜かれた御用学者しか輩出してもいません。佐々木毅が転出して以後は殊にひどくもなっています。慶応に至っては論外です。
質問者様がイメージする「政治学」って一体何ですか?。それがないために質問に対して適切な回答もできないのは当たり前の話です。純粋に政治理論でしょうか。それともテレビに時折出没するマイケル・サンデルに象徴される公共哲学とやらですか?。「価値観」の問題であっても、それを近代日本の括りで考察することと、西欧哲学史に根拠を求めるのではスタンスもアプローチ方法も異なります。高校生にそこまで話せ、というのはどだい無理な話ですが、社会科学を志すならば「敢えてそれほどの問題意識も持ち合わせて欲しい」というのも本音です。
無論、一つの学問領域を徹底的に突き詰めて考えていきたいならば、学部の4年間などでは到底覚束ない話でもあり、その後も視野にいれねばなりません。就職を考えるなら、お茶を濁す程度でも構いませんが、それでは学問そのものに対しても失礼ではありませんか?。僕はこの部分を問いますね、質問者様に。
下の回答者の方のお礼にも書いたように、左巻きというか、具体性が皆無な平等、平和といったものが好きじゃありません。丸山真男は知っている数少ない国内の学者ですが、自分の考えとは違います。となると京大がいいのですか? 遠いですが、中央と合わせて選択肢に入れたいと思います。
僕はまだ政治学が具体的に何なのかは知りません。ただ、政治は社会を動かすものであるということはわかります。別の分野である哲学や経済学も含めた社会科学に目が向いているというのはおっしゃる通りで、ひろい領域を学びたいし、そうでなければ政治は分からないと思います。将来何を考えても助けてくれる手段となる広い視野をくれる大学に行きたいんです。
個人的には大学院に進学したいというのはあります。海外の大学院もありです。重ねて申し上げますが、広い知見をくれる大学とはどちらでしょうか?
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