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会社を解散し、清算することになりました。
残った資産を株主(3名)で分配することにしました。
1.現預金から○○円をB株主にあげました。
2.残った商品を、A、B、Cで、D個、E個、F個分けました。
3.代表取締役Aは、G円を会社に貸していました。これを帳消しにしました。
4.電話債券を売り、A氏がもらいました。
5.残った備品をA,B,Cで分けました。

このような場合の仕分けを教えてください。
商品の価値は、仕入れ価格でしょうか。

A 回答 (1件)

ご質問については次のような取り扱いになると思います。


会社を解散し、残余財産を分配する際には、清算確定申告書を事前に税務署に届けることになっています。(含み資産や負債の免除などがあれば、清算所得がかかる可能性があります。)
このときには負債はすべて処理し、資産もできるだけ換金しておきます。商品などは実地棚卸しで清算時の価額(清算価値)とします。ここで清算貸借対照表を作成し、帳簿を閉鎖します。

株主への残余財産の分配は、株主総会でその内容を決議します。(出資額を超える分配を受けた株主は、その超えた分が配当所得になります。)

これらをふまえて処理と仕訳を考えます。
このとき物品はいったんもらう人が買ったことにし、現金化してから、株数に応じて分配するのが簡単ですが。

1.2.5.は分配ですから仕訳はせず、株主総会決議に。
3.のA氏について、A氏は2.4.5.でもらっていますから先にその分を相殺するのがよい。
  借入金/商品
  借入金/備品
  借入金/電話加入権 (売ったときに 現金/電話加入権 としてから、 借入金/現金とするのがいい)(このとき帳簿価格との差額があれば 雑損失/電話加入権 も)
 借入金を上回るなら、分配になります。

商品の価値は上に述べたように実地棚卸しによります。
なお会社の清算の手順については質問No.829637に簡単に回答しましたので、ご参照して下されば幸いです。
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この回答へのお礼

回答を頂きまして、誠にありがとうございました。
ご丁寧に教えていただきましたので、大体処理の仕方が理解できました。
あとは、実際に「清算確定申告書」の作成や株主総会での決議をして、処理をすすめて行きます。
お教えいただきまして、心より御礼申し上げます。

お礼日時:2004/04/22 23:32

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