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新潮文庫 トム・ロブ・スミス著 エージェント6 を読んでいます。

作中の文章で意味が解らないところがあります。以下引用します。

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上巻46ページ冒頭

「当局がオースティンを重視していないかぎり、それらの記事が公になるわけがなかった。」

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以上

解らないのは

・当局はオースティンを重視しているのか、いないのか
・記事は公になるに決まっているのか、ならないに決まっているのか
・結局なにが言いたいのか


自分の国語力の低さに笑ってしまいます。
ばかさゆえの見当違いな質問なのかもしれませんが、それさえも自分では解りません。

実はトム・ロブ・スミスの前作、「チャイルド44」「グラーグ57」でもこの手の文脈で解らない所があったのですが、そのときはスルーしてしまいました。

よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

原作品読んでませんが。



「当局がオースティンを重視していないかぎり、それらの記事が公になるわけがなかった。」
ですから、
1)当局は初め重視していなかった。
2)最終的に、記事は公にされることになった。
3)オースティンが注目を浴びたために、それらの記事が公にさらされることになった。
 当局がオースティンを無視し続けていれば、それらの記事が好評されなかったはずだ。

そういうことでしょう。

この回答への補足

早速のご回答ありがとうございます。

補足を追加しましたので、お時間があれば読んでいただけますでしょうか。

補足日時:2013/11/22 15:59
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それだけの文章では、どちらにも解釈できます。


もっと多くの判断材料が、必要ですね。

この回答への補足

補足いたします

舞台
1950年代のソビエト連邦 反共産主義者への粛清の嵐のただなか


登場人物
オースティン:アメリカ在住の黒人男性 共産主義支持者 強力な共産主義支持のメッセージを放つ有名歌手

クズミン:ソビエト国家保安庁の偉い人 疑わしきも含めて手段を問わず粛清しまくっている オースティンが共産主義支持者であることを信じている(文中にはっきりと明記されている)

レオ:クズミンの部下 主人公


場面
クズミンがレオにオースティンが出演する共産主義プロパガンダ映画を見せている
映画が終わり、クズミンがレオに話しかける

以下 作品引用です 

上巻 45ページ 末部 クズミンのセリフから

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「今のニュース映画はオースティン同志が27歳のとき、1934年に撮られたものだが、われらが体制に対する彼の熱い称賛は今も消えていない。しかし、そんな彼がアメリカのスパイでないことはどうすればわかる? 彼の共産主義がごまかしでないことはどうすればわかる?」

 レオもその黒人歌手についてはいくらか知っていた。ラジオで彼の歌を聞いたこともあった。彼に関する記事を読んだことも。当局がオースティンを重視していないかぎり、それらの記事が公になるわけがなかった。だから、クズミンの質問はもちろん修辞疑問だった。

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以上

ここまで書くと私の質問の内容が変わります(増えます)


・当局はオースティンを重視しているのか、いないのか
・記事は公になるに決まっているのか、ならないに決まっているのか
・文中の「だから、クズミンの質問はもちろん修辞疑問だった。」の「だから」の意味が解らない
・結局なにが言いたいのか


まず最初に投稿した質問が解決してから改めてクズミンのセリフの意味を考えようと思っていたのですが、これらはひとかたまりでひとつの意味を表しているのですね?
恥ずかしながら、それさえも解っていません。


クズミンのセリフは修辞疑問に照らし合わせれば「疑う余地がどこにある?ないだろう?」と言っていると考えて差し支えないですか。

どこまで広げて作中を明記すれば、回答者様たちが回答できるかが国語力ひくい私には悩むところでした。

この情報で読み解くことができますか?
足りなかったら申し訳ありません。


改めてよろしくお願いします。

補足日時:2013/11/22 15:57
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No.2です。


「補足」をして頂いたことで、件(くだん)の文章の意味が見えてきました。

>>◇・当局はオースティンを重視しているのか、いないのか

重視しています。
なぜなら、レオは、記事を読んでいるからです。
レオが記事を読んでいるということは、記事が公になっていたことを示しています。
記事が公になっていたということは、当局がオースティンを重視しているからです。

>>◇記事は公になるに決まっているのか、ならないに
   決まっているのか

記事は、既に、公になっているのです。
なぜなら、レオも読んでいるのですから・・・。

以下の4つのご質問は、「補足」の文章がこの回答欄には表示されていず、確認できませんので、確認してから、再度、回答します。

>>◇文中の「、だから、クズミンの質問はもちろん修辞疑問
   だった。」の「だから」の意味が解らない
>>◇結局なにが言いたいのか
>>◇これらはひとかたまりでひとつの意味を表しているのですね?
>>◇クズミンのセリフは修辞疑問に照らし合わせれば「疑う余地がどこに
    ある?ないだろう?」と言っていると考えて差し支えないですか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

出来るだけ早く補足の補足を追加いたしますので、お時間があれば読んでいただけるでしょうか。

お礼日時:2013/11/22 21:55

> そんな彼がアメリカのスパイでないことはどうすればわかる?


> 彼の共産主義がごまかしでないことはどうすればわかる?
に対する答えが、
「当局がオースティンを重視していないかぎり、それらの記事が公になるわけがなかった。」
にあたりますね。

・アメリカのスパイだったり、彼の共産主義が怪しいものであったなら、当局は「彼に関する情報」が表に出るのを阻止するために動くはずである。だから、当局の取り締まりが厳しい現在に、それらの情報に誰もがアクセスできる状態にあるという現状こそ、当局が彼を安全で使える人物(広告塔として役に立つ)と判断し、利用しているという証明である。
ということ。
クズミンもそれを認識しているのが二人の間の暗黙の了解であり、「クズミンの質問は修辞疑問(自分の意見と逆の事を投げかける文)」である事が明らかだというのを『だから』の接続詞でつないで表しているわけです。


1)当局はオースティンを重視しているのか、いないのか
重視している。
他のページを知りませんが、むしろ民衆の目を都合の悪い事からそらしておくために積極的に活用している面があるとも言えるのではないでしょうか?

2)記事は公になるに決まっているのか、ならないに決まっているのか
従って、公になるに決まっていますね。

3)文中の「だから、クズミンの質問はもちろん修辞疑問だった。」の「だから」の意味が解らない
つまり、要するに、などと同じく、前の意味を受けて後ろの立場を明確にするための接続詞ですね。

4)結局なにが言いたいのか
オースティンは体制側に(存在価値を)認められた存在である、ということ。
「オースティンはむしろ、民衆に対する当局側のスパイである」とまでは言いすぎかな?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>アメリカのスパイだったり、彼の共産主義が怪しいものであったなら、当局は「彼に関する情報」が表に出るのを阻止するために動くはずである。だから、当局の取り締まりが厳しい現在に、それらの情報に誰もがアクセスできる状態にあるという現状こそ、当局が彼を安全で使える人物(広告塔として役に立つ)と判断し、利用しているという証明である。
ということ。

なるほど納得です。

出来るだけ早く、補足の補足を追加いたしましますので、お時間があれば読んでいただけるでしょうか。

お礼日時:2013/11/22 21:53

No.2&No.3です。


追加の回答です。

>>◇文中の「、だから、クズミンの質問はもちろん修辞疑問
   だった。」の「だから」の意味が解らない

ここで「だから」と言っているのは、「レオは、既に、記事を読んでいる。それは、記事が公になっていることを示す。そして、それは、当局がオースティンを重視しているということを示唆している。だから・・・」ということです。

>>◇結局なにが言いたいのか

提示された文章を読んだ限りでは、ここで筆者が言いたいことは、「クズミンは、オースティンがアメリカのスパイではなく真の共産主義者であり、それを疑っていない」ということです。

>>◇これらはひとかたまりでひとつの意味を表しているのですね?

そうだと思います。
「オースティンに対するクズミンの信頼」がその意味ではないでしょうか?

>>◇クズミンのセリフは修辞疑問に照らし合わせれば「疑う余地がどこに
    ある?ないだろう?」と言っていると考えて差し支えないですか。

筆者が「修辞疑問文」と書いていますので、普通に解釈すれば、その通りです。
ただ、僕は、あなたが提示した文章だけでは、何か、違和感を感じます。
或いは、僕の勘違いかもしれませんが・・・。

この回答への補足

重ねての回答ありがとうございます。

まず回答さまがたにおわびをさせてください。


皆さんの回答を読むにつれ、今回の私の疑問は、おそろしく国語をわかっていないことからの見当違いなもので、非常に基本的な読解力の不足からきているものだということが見えてきました。
回答者さまがたの回答を理解する以前の問題でした。


今回私が解らないと示した文章 

「当局がオースティンを重視していないかぎり、それらの記事が公になるわけがなかった。」

これの解釈ができていないことがそもそもの始まりなのですが、この文章を私は以下のように分解していました。

「当局がオースティンを重視していない」+「かぎり」+「記事が公になる」+「わけがなかった」

悲惨です。

幾ら考えてもわからない訳です。
「重視していない」の「いない」と「わけがなかった」の「なかった」をそのまま否定として解釈しようとしたのです。

回答者さまがたの親切さに恐縮し、安易に投稿した自分の浅はかさを反省しました。

頭を冷やし、自分なりに例文を作って、この短い文章を理解しなおしてみました。

「私は甘いものを食べるのをやめないかぎり、やせるわけがなかった」=「食べるのをやめる」と「やせる」

これを作ったらやっと解りました。

すなわち

「重視している」から「記事が公になった」

でいいのでしょうか。

申し訳ありませんでした。


heisenbergさま


>筆者が「修辞疑問文」と書いていますので、普通に解釈すれば、その通りです。
ただ、僕は、あなたが提示した文章だけでは、何か、違和感を感じます。
或いは、僕の勘違いかもしれませんが・・・。


heisenbergさまの違和感は当たっていると思います。


「当局がオースティンを重視していないかぎり、それらの記事が公になるわけがなかった。」

この文章に続く部分を読み返してみました。
以下、あらすじです


・1934年時点ではオースティンは当局も認める共産主義者であった
・1950年代の現在、オースティンは過激な発言からアメリカ当局からの圧力が高まっている
・オースティンは近日中に、アメリカの圧力から最後になるかもしれないソビエト訪問をひかえている
・ソビエト当局はオースティンの共産主義への忠誠心のゆらぎを疑いつつ、ソビエト訪問でオースティンの祖国愛が深まるための準備を画策している(彼のためだけに仕立てた店・ホテル・コンサート・行きかう市民・観衆さえも偽装 そして彼への盗聴)

以上

このことから、1950年代時点ではオースティンはソビエト当局にとって微妙な人物になっている ということが感じられます。

そこでクズミンが修辞疑問を投げかけたことが効いてきていて、heisenbergさまのアンテナにひっかかったのでしょうか?

これまた見当違いだったらすみません

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改めまして、回答者さまがたの回答で疑問は解けました ありがとうございます

それにしても私は本の一体何を読んでいるのでしょうか?
行き当たりばったりで作者が投げかける細かいリンクにも気づかず、もちろん全体を把握してゾクゾクすることもできていないに違いありません。

読書に限らず、万事が万事そうなのでしょう。ああ悲しい

自覚はあるのですが、改善できず今に至っています。直す方法あるでしょうか。

質問が増えてしまいました。スルーなさってください

ありがとうございました。

補足日時:2013/11/22 23:36
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単純に「重視していないかぎり、公になるわけがなかった」というのは、「重視していないので、公にならない(公表されない)」と「言い換える」事が出来ます。



「重視しているのならば、公になる(公表される)」が、「重視されていないので公になる(公表される)筈が無い」という事。

「かぎり」というのは「否定している」のではなく、「~と想定すれば」という意味合い。
「重視しているのかどうかは不明だけど、重視していないと考えれば」という意味。
「仮定している表現」です。

「重視している」のならば、「重視している限り、それらの記事は公になっただろう。」となる。


「~なる訳が無かった」は「否定している」ので「ならないに決まっている」という「解釈」が正しいです。
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