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韓国語の漢字の読みのうち、ㄷㅅㅈㅊㅋㅌㅍㅎのいずれかを終声に持つものを探しています。「串」の読みの1つ곶以外にあれば教えてください。

A 回答 (2件)

残念ながら、ㄷㅅㅈㅊㅋㅌㅍㅎを終声に持つ漢字は'곶'以外にないと思います。

というのも、現在韓国語の漢字語に使われている漢字のほとんどは、中国から渡って来た漢字なのですが、これらの漢字の読みは、元々の中国語の「発音」が元になっています。ですので、終声で発音することが可能な[ㄷㄱㅂㅁㄹㅇㄴ]以外の子音が、漢字の読みの終声に来る事はまず考えられませんし、終声の[ㄷ]の音は中国語には存在していない音ですので、ありません。

では、なぜ'곶[곧]'(串)が存在するのかということですが、これは韓国固有の漢字の読みだからです。「串」の漢字の読みは[관]ですが、この「串」という漢字は中国から韓国に渡った後、'곶'「岬」という意味を表すことに使われたと考えられます。これは、「串」が元来持っていた意味ではない為、韓国固有漢字として別にカテゴリー化されています。つまり、「串」に関しては、通常は中国語に由来する[관]という読みが使われるが、「岬」という意味を表す場合のみ、韓国固有の読み'곶'[곧]の読みが使われるということです。

以上、ご参考になれば。

この回答への補足

ありがとうございます。
ということですと、「コッ」は、固有語として、「串」の字が中国から伝わる前から存在した接尾辞なのでしょうか(つまり日本語の訓読みや当て字と同様の経緯)。それともあくまでこの漢字の伝来後にできたものでしょうか。後者だとすると、なぜ、よりによって、岬という意味を持たないこの字が、韓国固有の音を与えられたのか、改めて不思議になります。当初の質問からの派生になってしまいますが、もしその歴史的経緯をご存知でしたら、ご教示ください。

補足日時:2014/01/08 20:00
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補足拝見しました。



>「コッ」は、固有語として、「串」の字が中国から伝わる前から存在した接尾辞なのでしょうか。

私も歴史的経緯にはあまり詳しくありませんが、現在使われているハングル文字は1446年に「訓民正音解例本」というものが配布されてから使われるようになったもので、それ以前に朝鮮半島で使われていた文字は漢字でした。ですので、文字としては「串」の漢字が先に伝来し、「곶」はあくまで話言葉の中でのみ存在していた「音」だったのでしょう。これを、文字として書き記す際に「串」の漢字を使用することにしたと考えるのが自然だと思われます。ただ、なぜ「岬」の意味を表す文字として「串」を選んだのかは、詳しく調べてみなければ分かりません。元々中国語では「岬」という意味で使われていたのかもしれませんし、ただ単に串の形が岬を連想させたからなど様々な可能性がありますので。
「韓国語の漢字の読み」の回答画像2
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この回答へのお礼

おっしゃる通り、音としては곶が、「○○岬」という用法でもともと行われていたと考えるのが、最も素直であり得そうな仮説ですね。逆に「串」の字が入ってきてから、何らかの連想で、これを岬の意味で当てようと誰かが考え、それにわざわざ、中国語音ではあり得ない「読み」を作り、しかもそれが広まった、というのは、無理があり過ぎますよね。
当面の問題は、ㄱㄴㄹㅁㅂㅇ以外のパッチムを、漢字語がとるか、ということでしたので、一応すっきりしました。ありがとうございました。またよろしくお願いします。

お礼日時:2014/01/12 19:01

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