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世界は広し、カニバリズムやブードゥー教ゾンビのような異様な風習がありますね。
しかし、狭いと思っていた日本でも、意外に知らな異様な風習が残っていることもあるのではないでしょうか。


最近、ふと、思い出したことがあります。
中学2年か3年の頃、友達と何気なく「怖い話」をしていたときに、友人の一人(仮にA)が話した内容です。
当時はAの親の田舎の風習という話だったので、「へぇ~、そんなこともあるんだ」と納得していましたが、今になって思い返すと、本当にある風習なのか、ちょっと疑わしく思ったので、知っている方がいるかもしれない、と思い質問します。


友達Aは、夏休みに親の実家のある地方へと行きました。
部活の練習などの日程も関係し、小さい頃から行き慣れた田舎なので、一人だけお盆を先乗りして向かいました。
Aだけが家族より先に行く、と急遽決まったので、祖父母らはまだ家族全員の里帰りの準備をしきれておらず、Aは到着した晩、客間ではなく仏間で寝ることとなりました。
夜、普段であればまだ起きてテレビでも見ている時間でしたが、祖父母はすでに就寝。
ひとりでテレビなどを見ているのは寝ている祖父母に悪いと思い、Aも早々に布団に入ったのですが、やはり、なかなか寝付けません。

そんなこんなで1時間ほど経った頃、突然、玄関の引き戸がガラガラと開く音がしました。
人家もまばらな田舎ですし、用心深く玄関の鍵を掛けるなどの習慣はありません。しかし夜の来客もほとんどないので、Aは不審に思いました。
玄関を開いた後は、ヒタヒタと廊下を歩く足音がしました。
Aは寝たフリをすることにしました。なぜなら、Aの寝ている仏間の前で、足音が止まり、ゆっくりと襖を開ける音がしたからです。
そのまま足音は仏間の中に入ってくると、Aの寝ている布団のまわりをウロウロとしていましたが、しばらくしてAの枕元に立ち止まると、気配と音から、座り込んだのが何となく分かりました。
すると、ボソボソとしていたものの、念仏かのように思える微かな声が、枕元の気配から聞こえてきました。
Aは恐ろしくなり、勢い良く枕元の気配に向かって寝ている状態のまま腕を出して払いのけようとしました。

人をはたいた時のような感触がし、Aが目を開けると、白装束の老婆がびっくりした表情でしゃがみ込んでいました。
Aはとっさに布団をかぶって丸くなり、白装束の老婆が仏間を出て行くまで震えていたそうです。

翌朝、祖父母に昨晩の出来事を話しました。
すると祖父母から、それはお盆で里帰りする祖先の霊にお迎えの準備ができたことを告げるため、一定期間の晩、集落の決められた女性が順番に各家を回る、という風習だ、と言われたそうです。
知らないとびっくりしてしまうので、その期間にはAのような孫世代を連れて里帰りしないよう、また、仏壇のある部屋では寝ないように気をつけるのだが、Aが急な日程で来たこともあり、昨晩が回ってくる順番の日であったことをうっかり忘れてしまい、また仏間にAを寝かせてしまったのだ、と。
そう言われてみると、A自身も、昨晩の老婆の顔がどことなく、集落に住む人であったような気もしてきましたが、「誰が夜に来たのか知っても『誰にも言ってはいけない』」と、祖父母に強く言われたので、詮索しないようにしたそうです。


…以上が、Aから聞いた話なのですが、なぜ寝静まった夜なのか、また来た人の顔が分かっても言ってはいけない、など、謎があります。
祖先を迎えるお盆の風習で、集落内で各家を回る順番などが取り決めされているのであれば、別に、日中でも構わないですし、誰が回るのか知られていても良いのでは、と思います。
また、Aの話では、両親のどちらかの実家(田舎)、ということなので、両親も風習について知っているはずですが、両親に対してこのことを告げて真偽を確かめる、といった話はされなかったと記憶しています。


ちなみに大人になってからの知識として、沖縄の離島などにはさまざま、秘密裏に行われている奇祭があり、老婆が巫女やシャーマンの類いなのかと思い、今はそのあたりの地域でのことか、と考えています。
しかしAは確かに沖縄県に多い姓でしたが、読み方が沖縄の場合と違い、加えて両親とも出身は沖縄ではなかったように記憶しています。(Aは顔立ちも沖縄っぽくない雰囲気でした)
Aとは、高校卒業後くらいからほとんど会うこともなくなり、現在の連絡先はわからないので本人にすぐに真偽を確かめる方法がありません。
…というより、中学生だったAの作り話だとしたらとても良くできていますし、真偽はそれほど重要ではないと思っています。
むしろ、当時、自分もAも中学生であったことを思い返せば、多少なりとも誇張している部分があるかと思います。自分の記憶があやふやな点、また中学生ゆえに周りを驚かせたいと思ってAが誇張して話をした、という可能性も否めません。

しかし誇張を踏まえて、納得できるような点(お盆、祖先の霊、念仏、老婆)もあり、すべてではなくとも事実が含まれているとしたら、個人的にはとても興味深い風習だと思います。
なので、上記の風習を知っている(同じ様な風習も含め)方がいれば、どの地方での風習なのか、差し障りがない程度に教えていただけたらと思います。
また、上記の風習とは違えど、奇妙・異様な風習を知っている方は、紹介していただければと思います。

A 回答 (2件)

 昔、土葬だった時代に、ある程度骨になったら取り出して「洗う」ということをやりました。


 あとは、埋めたところに竹竿を挿しておいて、どれだけ腐ったのか行くたびに「つついて」中に知らせるというのがあった。
 お墓から帰るときには草履を一足ではなく半足おいてくるとか・・・・。

 特にその地方では「特殊」だと思っていないので、今でも特別だとは思ってないんだけれど、友人に話すと夢に出てきそうで怖いと言われて・・・・・はあ。そうなの?と、思ったことなので書いてみました。

 こんなんでいいですか?
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この回答へのお礼

洗骨ですね。離島なんかに残っている風習みたいですね。

祖父母から聞いた話ですが、僕の地元でも、昔、土葬だった頃、新しく死人が出ると墓のスペースを確保するため、という現実的な理由で、すでに埋葬されていた骨を掘り起こして骨壺に収め、新たに埋葬する死人と一緒に再度埋めていたみたいです。特に骨を洗うっていう部分が儀式化されてはいませんでしたが、一部では埋葬の風習の一環として特別視されているみたいですね。
祖母は子供の頃、墓石などをちゃぶ台に見立ててがままごと遊びをしていたそうで、お墓は子供らにとっての遊び場のような感覚だったそうです。なので、人の死や埋葬、お墓なんかを禁忌としていなくて、日常の延長上にあったようです。

竹竿の話は初めて聞きましたが、そういう感じなのだろうな、と。

草履の話は、似たような話を聞いたことがあるかも…。
たぶん、死者がついてきてしまわないよう、片方だけ残していくのかもしれませんね。塩を撒くのに近い感覚なのでしょうか。

面白い風習ですね。ありがとうございます。

お礼日時:2014/05/01 14:31

それがどの地方であるかはわかりません。



日本という国はふすま一つ向こうは別世界という考えがあります。だから昔の部屋は襖一つ閉めれば干渉しないのです。旅館でも個人の家でもそうです。
お盆の踊りが各地にあります。このとき編み笠を深く折り、顔を隠して被る地域が非常に多いのをご存知ですか?これは踊りを踊っている人に亡くなった人が乗移っているんです。言い換えればお盆で帰ってきた人が踊っているから顔が見えないんです。
お面を被るのも同じ理由、霊だったり鬼だったり神だったり。だから誰がやっていても関係ないんです。隣の家の兄ちゃんがやっていてもそこに居るのが別人、というか神だったり霊だったりなんです。
現代人にはこういう「隔て」という考えがない。狭い島国で「隔て」はとても大切な事なのにです。

昔、電車の中で子供に乳を飲ましている母が居れば、皆見ないようによそを向くのがマナー。ところが今では「乳なんぞやるな」という風になっている。これは狭い国土の常識ではありません。

ある地域では持ち回りで神様を向かえ、一年間祀ります。世話するのは家主、つまり家主は一年間精進潔斎をして神主になるんです。一年後に次のところに送ると精進落して宴会を開く。
で、神様がいる間はその座敷は他人がやってきていつでもお参りできるようにしているという事です。

近年「寺社に夜行ってはいけない」なんていってますけど、実は神仏の行事のほとんどは夜中なんですよ。朝やるほうが少ない。大体最近の自称「事情通」とか「専門家」とか言う連中はほとんど全部と言っていいほどインチキ野郎です。大抵はネットや一部のほんのコピペばかり。あてになりません。
だから何かしらの風習でお盆の用意ができたことを伝える人がいたと考えても不思議ではありません。
彼がそれに近い風習を聞いて創作したのか、実体験なのか、今は廃れてしまっているのかは判りませんけどね。
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この回答へのお礼

要するに、それぞれの風習などに共通してある「敷居」をむやみに踏んで(跨いで)はいけない、ってことですね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2014/05/04 01:16

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