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お世話になります

小さい時、夏目雅子と堺正章の「西遊記」の再放送を夕方やっていて、
面白いな-と思って観ていた記憶はありますが、(10年以上も前)
よく考えたら、西遊記の内容って最後まで知りませんでした。
(と、いうのを10年後の今気がつきました。)

知っているのは、
・悟空は石から生まれ(?)悪さばかりしている
・かっぱとぶたと共に三蔵法師にくっいて旅をしている。
・多分ガンダ-ラ?を目指している(これは歌の記憶のせいでしょうか?)
・三蔵法師は女だった。そして、悟空は三蔵法師を好き?(そんな内容だったような・・)

そこで、サイトを調べましたが非常に長いスト-リ-で、
結局わかりませんでした。
簡単なスト-リ-をぜひ教えていただきたいのですが・・。

特に、
・悟空たちはなんのために旅をしていたのか?
・三蔵法師って何者?あとは、かっぱとぶたも
・ガンダ-ラってどこにあるの?
・最後はどうなって終わるの?

が気になります。
本当に申し訳ないですが、ご回答いただけたら幸いです。

A 回答 (6件)

まず、歴史上、唐代のはじめに、「玄奘(げんじょう)」という実在の人物がいて、「般若経」などの経典やその思想についての疑問点を解決するために、インドに留学することを決意し、インドに渡り、諸学を修め、経典類を大量に携えて中国に帰国しました(この間、たしか12年)。



その後、国家の援助を得て、玄奘を中心に経典の翻訳事業
が始まります。経(経典)・律(戒と律についての文献)・論(経典に基づく論書)を「三蔵」と言いますが、これを中国に持ってきて翻訳したので「三蔵法師」と言います(したがって、歴史上、「玄奘」以外にも三蔵法師はたくさんいます)。

この史実を元ネタにして、明代に「西遊記」という物語が出来ました。なお、中国からインドへは、西への旅行になるので、目的地は「天竺」「西天」などとなっており、ガンダーラ(現アフガニスタン東北部)ではありません。歴史上の玄奘も目的地はインドであり、ガンダーラは通過地点です。

内容は、おおよそ三部に分かれます。

第一部:孫悟空の物語
・孫悟空の誕生(石から生まれる)
・悟空が仙人の修行をして神通力を得る
・悟空が天界に行き、暴れる。
・如来に懲らしめられて、大岩に封印される。

第二部:舞台設定
・如来が経典をつくり、それを中国に伝えたいと思う。
・もともと天界に住んでいた者が罪を犯し、下界に流されるというエピソードが説かれる。猪八戒・沙悟浄・玄奘が乗る白馬(竜)は、こうして下界に流されて来たが、下界で悪さをしていたために如来などにより懲らしめられ、玄奘のお供をするように命じられる。
・玄奘が登場し、西方に経典を取りに行く決意(玄奘も、もとは如来の下で修行していたが、なにか失敗をして下界に生まれる)。

第三部:西天取経の物語
・孫悟空・沙悟浄・猪八戒・白馬を弟子にする。
・妖怪や悪人などによる数々の災難に遭う。
・釈迦如来から経典を受け取り、それぞれ仏になって、帰国する。

というストーリーです。
牛魔王や火炎山を芭蕉扇消す物語や、ヒョウタンのなかに吸い込まれる話や、玄奘が妊娠する話など、京劇で演題になったり、日本でもよく知られているのは、「妖怪などの災難」の部分です。

実在した玄奘は、単身インド渡航を決意し、10年以上インドにいたわけですから、きっとむちゃくちゃ丈夫な人だったと思いますが、「西遊記」では、端正なお坊ちゃんお坊ちゃんしたキャラクターになっています。この端正なキャラ設定のため、女性配役があったんだと思います。

日本では、三蔵法師は、えらいお坊さんというイメージですが、物語をよく読むと、妖怪にすぐ騙されたり、すぐ弱音を吐く人物に描かれています。よって、中国では「唐僧」(三蔵法師のこと)と言うと、「偉いくせに善悪の見極めが出来ない奴」という意味で使われます。

また、大衆小説「西遊記」に描かれる世界観では、仏教・道教・民間習俗がごちゃ混ぜになっています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます
とても詳しくお答えいただき、とても勉強になりました。
玄奘という実在した人をモデルにしていたとはびっくりです!

お礼日時:2004/05/20 17:02

ちなみに 三蔵法師は天才です。


インド語(梵語)であった仏典を、中国語(漢字)に意訳と音訳と同時にやっちゃっています。
その後の変化もありますが、基本的に現代日本のお経も 三蔵法師による 中国語訳になっております。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます
三蔵法師は天才なのですね!
NO.5でお答えいただいた中では、三蔵法師は「すぐ弱音を吐く」「妖怪に騙される」と描かれている、とのことでしたが、才能的には“天才”ということになるのでしょうか。
同時に訳せるなんてすごいですね!

お礼日時:2004/05/20 17:06

参考情報ですが、この西遊記、かつて


イギリスで放映されたらしく、
日本ではDVD発売されていませんが、
イギリスではDVDが売っています。(参考URLをどうぞ)

 
 去年あたりから、日本では、衛星放送のどこかで
やってるみたいです。

 スクリーンセーバーも見つけましたんで
ご参考まで
http://www.monkeyheaven.com/screensavers.html

参考URL:http://www.amazon.co.uk/exec/obidos/ASIN/B00008N …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

イギリスでの題名は「モンキ-!」なんですね(笑)
「猿!」って・・。そのまんまでちょっとおかしかったです。

お礼日時:2004/05/16 15:47

http://www.sotozen-net.or.jp/

ここに、西遊記のマンガがありますよ。よくまとめていると思います。

本物の三蔵法師は、男の高僧です。夏目さんがやっていたので、女に見えますが、一応、テレビでも男という設定になってはいます(おふざけで、微妙な設定にしたりしていましたが・・妖怪の女に求婚されたりして、一応、男です。)

テレビでは、夏目さんの体調の都合で途中で終わりです。ストーリー自体は、下記URLへ。西遊記というところを探してください。

参考URL:http://www.sotozen-net.or.jp/
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

参考URLとても楽しく拝見させていただきました。
これなら、面倒くさがりの私でも読むことができそうです。
やはりテレビでも男の設定だったのですね。
夏目さんがやっていたので、子供の私は三蔵って女なんだ-って思っちゃっていたようです。

お礼日時:2004/05/16 15:44

>・悟空たちはなんのために旅をしていたのか?



 お釈迦さまに経典をもらうため、中国
から旅をしている

>・三蔵法師って何者?あとは、かっぱとぶたも
 
 もともと天界の人だったんですが、いろいろ
わけあって、地上の動物として生きている方々
です。

 詳しくは忘れましたが、猪八戒は天界の将軍で、
天帝の奥様にセクハラして地上に落とされた
んです。落ちたところがたまたまブタのお腹の
中だった。テレビの西遊記では、西田敏行さんが
ブタと一緒に泥まみれになって泣いているという
シーンになっていましたが。
 あと、途中から馬も人間に変身できる
ようになりましたが、この方?も天界の
方で、白い龍に姿を変えて地上で暮らして
いたもので、白馬に姿を変えてお供していた
わけです。

>・ガンダ-ラってどこにあるの?

 ゴダイゴの主題歌を聞いてみてください。
They say it was in India.
それはインドにあった・・・だそうです。


>・最後はどうなって終わるの?

 テレビのシリーズでは確か旅が終わらない
んです。

 本当はお経をもらって中国に帰って
くるんです。三蔵法師一行は仏の身分に
なることができたため、帰りは全員が
金トン雲に乗ることができて、あっと
いう間に中国に帰ってきます。
 修行という意味に加え、三蔵法師が
人間だったため、きんとん雲で移動
できなかったんですね。
 孫悟空はきんとん雲を手に入れたときに、
ポーンひとっ飛びしてお釈迦様の手の
中に着地し、それに気づかなかったわけ
ですが、このきんとん雲の航続距離で
ある、ひとっ飛び10万8千里というのが
中国とインドの距離だったようですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

なるほど!
お釈迦様に経典をもらうためにインドへ・・。
仏教のこともよく知らないのですが、
仏教の聖地はインドってことになるんですかね?
よく聞くブッタと釈迦って別人ですよね?
この辺りも機会があったら調べてみようと思います。

猪八戒は天界の人だったのですね
はじめて知りました・・。
ありがとうございます。

お礼日時:2004/05/16 15:42

>三蔵法師は女だった



これはテレビの設定でしょうか?

元のストーリーは
国が堕落して行き、国を救うには仏教で言う大乗の教えを広めないといけないと考えた国王が玄奘三蔵にガンダーラ(インド)に有る大乗経典をに引き取り以来を出した事です。

三蔵が旅をすることが解っていた釈迦が旅の護衛として、悪さをしていた地場妖怪の中で力の有り、また悪さをしていたのも性悪ではなく、理油が合った4匹(孫悟空・沙悟浄・緒悟能 馬=名前忘れた竜王の息子)を改心させ、護衛に付かせた。
物語では、最後ガンダーラに到着し三蔵経として国に持ち帰り それぞれが仏門に帰依し仏様になります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

なるほど、そういう理由でガンダ-ラに向かったのですね。
しかも、仲間に馬までいたとは・・。
そういえば、三蔵は馬に乗ってましたね。

多分、三蔵が女だった、というのは私の記憶違いだったかもしれません。
配役が女性だったので、勝ってに思い込んでいたのだと思います・・。

お礼日時:2004/05/16 15:35

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