プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

次の古文の現代語やくを教えてください。

すべて物語は、世にあること、人のありさま、心を、さまざま書けるものなるゆえに、読めば、おのづから世の中のありさまをよく心得、人のしわざ、情のあるやうを、よくわきまへ知る、これぞ物語を読まむ人の旨と思ふべきことなりける。おほかた物語を読みたる心ばへ、かくのごとし。昔のことを今の我が身にひきあてなずらへて、昔の人のもののあはれをも思ひやり、おのが身の上をも昔に比べみて、もののあはれを知り、憂きをも思ひ慰むるわざなり。

A 回答 (1件)

すべて物語は、世間にあること、人のありよう、こころを色々と書いているものであるから、これを読むと、自然に世情を良く理解し、人のすること心のありようを良く理解して知ることができ、これこそ物語を読むような人の心得と考えるべきことであるよ。

一般に物語を読んでいる気持というものはこのようである。昔のことを今の我が身に当てはめなぞらえて、昔の人の深い美意識を思いやり、自身をも昔と較べてみて、深い美意識を身につけ、辛い悩みにも思いを馳せて、自身の苦しみを慰めることである。
    • good
    • 18

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています