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伝熱性と耐熱性の相関関係について質問です。一般的に伝熱性が高いと耐熱性は高いですか?低いですか?熱を伝えやすいのだから熱に弱いと思うのですが。というのは、機械材料の分野で、
フェライト系ステンレスは炭素量が0.08%低い→伝熱性高い→耐熱性高い、となってます。
しかし、オーステナイト系ステンレスは炭素量が0.15%高い→伝熱性低い→耐熱性高い、となってます。どういう事ですか?それとも炭素量0.15%はあくまでも低いという位置付けだからですか?よくわかりません。

A 回答 (2件)

炭素の含有量ではなく、結晶構造の差によるものです。


 それがフェライトになるか、マルテンサイトになるか、オーステナイトになるかは熱処理の問題です。例えばオーステナイトの18-8ステンレスであっても、曲げ応力が加わったり熱が加わると、フォライトとセメンタイトの混ざったマルテンサイトになることもあります。(ステンレス浴槽の角が錆びやすい原因)
 α鉄のまま結晶になったオーステナイトは粒界が存在しませんから熱伝導は良いですが、それを熱処理してマルテンサイトにすると熱伝導は低くなります。
 耐熱性は、それとは別に合金は一般的に融点が下がります。鉛に錫を混ぜると融点が下がりますよね。鉄も炭素が多くなると融点は下がります。鋳鉄はその典型でしょう。

>伝熱性と耐熱性の相関関係
 はありません。結晶構造や粒界の存在や大きさを考えるべきです。
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☆一般的に伝熱性が高いと耐熱性は高いですか?


◇「一般的に熱伝導率の高い物質は、耐熱性が高い」ということはできません。

ダイアモンドや炭素は分子性の物質で、金属結合をする金属とは構造や性質が違うので、両者を比較することはできませんが、
同じ金属同士で比較した場合、
金や銀、銅などは熱や電気をよく伝えますけれども、融点は鉄より低い。
ですが、アルミニウムは、熱伝導率、融点ともに鉄より高い。

ですから、
「一般的に熱伝導率の高い物質は、耐熱性が高い」

「一般的に熱伝導率の高い物質は、耐熱性が低い」
も成り立ちません。


☆フェライト系ステンレスは炭素量が0.08%低い→伝熱性高い→耐熱性高い、となってます。
しかし、オーステナイト系ステンレスは炭素量が0.15%高い→伝熱性低い→耐熱性高い、となってます。どういう事ですか?
◇これは、鉄の専門家、物性物理学や冶金(やきん)学の専門家、研究者でないと、答えられないので、
わたしは、パス!!。

きっと、誰かが答えてくれるに違いない!!
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