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MicrosoftがAndroidを採用している企業に対してライセンス使用料を請求しているのは、最近ニュースで話題となっていますが、実際にはどこの部分にライセンスがかかっているのでしょうか。
また、ライセンス料を払うとしたら、Googleに請求してAndroid自体を有料にした方が合理的だと思うのですが、それをしない理由は何だと思いますか?

A 回答 (4件)

アンドロイドが採用するオーディオチップの特許とか、そういうことでしたよね。


だからハードウエアメーカーに請求するわけです。

そもそも、GoogleはAndroidOSを開発するのに山ほどお金をかけていますが、無料で配布しています。
だから、ハードのメーカーも我々ユーザーもOS代金としては一円も払っていません。
では、なにがGoogleの利益なのか。
「みんながGoogleMapを使うこと」 がGoogleの利益なんです。広告収入です。
Googleはソフトでもハードでもない。
広告を見させるためにアプリを作っている「広告会社」なんです。
つまり、iPhoneでも構いません、MSのやつでも構いません。 とにかくGoogleMapを使わせるため。
そのためにわざわざAndroidを開発しているんです。
他のメーカーのOSの場合自分でコントロール出来ないですから。
Apple Mapは使えるけど、 GoogleMapは使えない、というような締め出しにあう可能性がある。
実際に一度はありましたよね。それが怖いから自分でOSを作ったんです。
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Windowsユーザーでも多くの人が"午後のこ~だ"を知っていると思います。


もう、3.13aが出て10年以上経ていますが、期間指定でググってみると
今も午後のこ~だはMP3エンコーダーとして使われていることがわかります。

午後のこ~だと競合する無償配布のMP3エンコーダーはあまりありません。
有名どころをあげれば、午後のこ~だとそのベースになったLAMEくらいしかありません。

これは、MP3の特許に関わる問題があるからです。


では、GIFの特許問題の時期に
(GIFの関連する特許が切れる前の数年間だけライセンス料が提示されました)
GIF保存ができる無償配布のソフトが消えたのに対して
なぜ午後のこ~だやLAMEは健在なのか?


これが、Androidでも言われるオープンソースという形態の特徴です。

LAMEはオープンソースのMP3エンコーダー実装で
午後のこ~だもGUIフロントエンドはプロプライエタリーながら
エンコードのコアであるGOGO.DLLはオープンソースになっています。

そして、ソースコードのカタチで無償で配布されているものに対しては
特許侵害として訴えることができないのです。
(その国の法律によっても変わる可能性はありますが)


特許は技術の共用のための枠組みですから
その特許を使う方法を広めたとしても、なんら特許侵害にはなりません。
ですから、普通はソースコードの配布は権利侵害とみなされないのです。

ですが、広められた技術を、実際に動かすように作れば
ソースコードから、実行ファイルを作れば
そこで、特許の使用料請求が及ぶようになるわけです。


GIFの場合もそうでしたが、特許の使用料は
権利者が決めることで
いつ誰からいくら請求するかは決まっていません。

あまりにも遅れて請求しても権利が認められないかもしれませんが
広まってこそ、特許の使用権請求が大きな利益になるのも事実です。

ですから、最初は使用料を請求しないという選択肢もありますし
小規模な利用には、請求をしないという選択肢もあります。

ベンチャー企業が特許を回避した技術を発明するよりも
使用料免除のもと、技術を活かした事業を起こしてくれたほうが
特許所有者にとっても利益になります。

たとえばGoogleに買収される前のベンチャー企業だったYouTubeがMP3を使わなければ
YouTubeによるMP3の関連特許収入はより小さいものになっていたかもしれません。


MicrosoftのOS事業やスマフォ事業から見ても
iPhoneが九割の市場にWindows Phoneを売り込むよりも
iPhoneとAndroidがシェアを半々のほうが売り込みやすい場合があります。

支配的シェアを持った強大な勢力であることが
どれだけ優位なものであるか?誰よりもよく知るのがMicrosoftですから
Androidが成功したことは、Microsoftにとって最悪の結果では無いのです。


たとえば、Androidスマフォが音楽端末として支持されれば
iPodのシェアは下がり、iTunesの必然性が下がっていき…
iTunesのWindows版のできが悪いのは有名ですが、それを理由に
WindowsユーザーがMacに乗り換えることは無くなるのです。

Androidが成功せず、iPhoneの一人勝ちの時間軸では
Windows8は、今以上に売れないOSになっていたかもしれないわけです。


お互い、活かさず殺さず(笑)
これも特許の使い方ということです。
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これは一般のニュースでも、多少は放送された話題です。

質問者様はNortel Networks Corporation(ノーテル)という会社はご存じですか?

この会社は、通信機器やネットワーク機器を専門に販売していたメーカーで、世界でもトップクラスの企業でした。「でした」というのが重要なのですが、Notelは多くの通信技術やファームウェアに関する知的財産権を所有していたのですが、ITバブルの崩壊から一気に経営が傾き、2009年に消滅した会社です。

一部は、日立などが吸収しましたが、最後に残ったのが、莫大な知財だったのです。その知財をある2つのグループが争奪したことは有名な話です。

そのグループとは、米マイクロソフト、日本のソニー、米アップル、ブラックベリーで有名なRIM、エリクソン、EMCなどの連合と、もう一つ検索世界最大手の米Google(単独)です。この知的財産には、とても大事な要素がありました。それは、3G、4Gなどの通信手段や技術に関連する特許があり、それらの特許(ポートフォーリオ)は実に6000件もあったのです。すなわちLTEなどの通信に関わる技術の多くがここに眠っていたのです。だから、Googleは単独でものにしたかったわけで、ほかのメーカーもGoogle単独でとられるのは阻止したかったわけです。このポートフォーリオ問題は、結果的にマ社連合が45億ドルという値段で買い取りました。

その後、マイクロソフトを中心に、Androidの携帯を販売しているメーカーに対して、これらの知的財産を利用するためのライセンス料金を個別に貰うということが可能になりました。Androidだけを通信手段なしで使う場合や、SDKやRCをパソコンに無償で導入するのであれば、影響はありません。オープンソースですからね。しかし、それにLTEなどの通信を載せて、なおかつ有償で販売する場合は、このノーテルが持っていた知財が影響するようになります。ということになるとGoogleに請求しても意味はないのです。何せ、Googleが端末を販売しているわけではなく、GoogleはオープンソースのOSを提供しているだけです。もちろん、NEXUSなどもありますが、これらも提携メーカーが開発しています。
そのため、マイクロソフト社は各社に対してこの知財を使うことになるメーカーに対して、それぞれにライセンス契約を結ぶことになりました。

それが、いわゆるスマートフォンなどの通信に関わるAndroid端末のライセンス料です。
この話は、結構有名な話で、マイクロソフトに限らず、RIMやAppleもAndroidが売れれば同様の収入が分配され入っていると思われます。もちろん、ソニーもそのメーカーの一つです。

ということです。
知らなければ当然、そういう質問にはなるかと思います。
興味がなければ知らないでしょうから、検索もせずに知っている人の方が、珍しいといえるでしょう。
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>実際にはどこの部分にライセンスがかかっているのでしょうか。



中国政府が、マイクロソフトが持つAndroidの特許一覧を全公開。
http://gigazine.net/news/20140617-microsoft-andr …

>また、ライセンス料を払うとしたら、Googleに請求してAndroid自体を有料にした方が合理的だと思うのですが、それをしない理由は何だと思いますか?

質問が意味不明です。

マイクロソフトは、自社の特許以外で、Googleに何かを請求出来る立場にあるんでしょうか?

それに、Androidは、オープンソースで、プログラムのソースコードが公開されているので、有料化しても無意味です。

「有料化しない」のではなくて「有料化しても無意味」なのです。

「オープンソース」の意味を知っていれば「有料化」などというトンチンカンな質問は出ないと思いますが。
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