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 太平洋戦争で活躍した零戦を見ると、どの写真でもエンジン周りのカウリング部分だけが黒に塗装されています。
同時代の他の戦闘機についても調べてみたところ、以下のようになりました。

機首全体が黒・・・零戦、96艦戦
機首の上面だけが黒・・・隼、飛燕、雷電
機体と同じ色・・・紫電、鍾馗、疾風、5式戦、双発機全般

機首の上面だけを黒く塗っている場合も多々ありました。
機首を黒く塗る理由は何でしょうか?

「なぜ零戦はエンジン周りだけ黒いのでしょう」の質問画像

A 回答 (8件)

 機種を黒く塗装する理由は、反射を防ぐためです。



>機首全体が黒・・・零戦、96艦戦

 零戦が支那事変に登場した際には、機体全面が無塗装であったため機首を全面黒塗装しました。その後空母に搭載するのに零戦や96艦戦や99艦爆、97艦攻など艦上機が防錆をかねて明灰色塗装した際にもやはり黒塗装を施しました。

 このカウリング黒色塗装は、このほかオレンジ色(橙色)塗装の練習機にも使われています。これを『反射防止塗装』と称したようです。つまり、銀色や明るい色で反射しやすい塗装のばあいに機首を黒色したことになります。


>機首の上面だけが黒・・・隼、飛燕、雷電

 日本陸軍機のばあいも無塗装や銀色系の場合は、隼、鍾馗、飛燕など上面を艶消し黒色塗装しています。

 上面黒色の雷電の写真ですが、これは戦後アメリカ軍がテストした時のもので、雑誌『航空ファン』1966年4月号にその詳細が書かれていて、アメリカ軍もやはり全面銀色だとまぶしかったようです。


>機体と同じ色・・・紫電、鍾馗、疾風、5式戦、双発機全般

 機体色が濃緑色後は、機種を黒くしなくても苦労はしなかったようで、渡辺洋二『隊員たちの写真集 本土防空戦 海軍航空隊篇』のなかに「霞空の零戦にはカウリングの黒色塗装を落とし上面だけ黒色塗装をしたものが何機かあった~」(同書21ページ)とあります。

 
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yamada504さん こんばんは。



発動機シリンダー部分の黒塗装は、
エンジンの放熱目的だったようですが、
効果があまり見込めなかったようで、
昭和18年に中止の通達が出ているようです。

参考URL:http://www.warbirds.jp/ansq/11/A2002265.html
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確定ではなくて、申し訳ありませんが、太陽光の反射防止ではないでしょうか?



ラリーの自動車も、運転席前を、ツヤ無しブラックに塗装しますよね。

つまらない、意見でゴメンなさい。
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1    下記と同じ光の反射を抑えるためです。


https://www.google.com/search?q=football+players …

2。   下記には「そんなもん役に立つのかねえ」という懐疑派もいます。http://www.todayifoundout.com/index.php/2013/02/ …

  ですからこの仮説に大賛成の人が塗れば、零戦、96艦戦
   じゃあ上だけ塗って見っかの人が塗れば、隼、飛燕、雷電
    懐疑派の手にかかれば、紫電、鍾馗、疾風、5式戦、双発機全般

    と言うことになると思います。
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塗装は結構まちまちですよ。

画像検索してみてください。同じ機種でも黒かったり何もなかったりです。
実際、コクピットから前方のカウルはほぼ見えません。なのであまりシビアになるような塗装ではありません。中にはパイロットの要望で黒く塗ることもあります。
なので、「こういう理由で絶対塗る」というようなことはありません。
飛燕と5式戦って基本的に同じ。むしろカウルの大きい5式戦の方が塗りそうなものだが塗ってないものもある。「気分」ともいえるw

特に日本機の大戦末期はもう塗装なんて「塗ってあればいい」というような状態で、現地でオリジナルな塗装のものも珍しくありません。

分かっているかと思いますがNo2さんは多分飛行機の知識はない。塗り分けがめんどくさい、って…w パトカーとかかっこわるいとか何も分かっていないですよね。迷彩塗装は目的があって行われるもので格好つけているわけではない。
色あわせってw 車の塗装じゃないんだから。 F-15でも塗装が色違いになっているっていうのに大戦の混乱時にそんなことに気を遣うことなどなかったです。

>黒は迷彩にはなりませんよね。


夜間迷彩さえ知らないとは…
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敵味方の識別の意味が大きかったようです。


当然ですが当時はほぼ「直接目視戦闘」でした。今のように敵味方識別信号なんてありません。なので一目で敵か味方かを判断して、敵ならばいち早く攻撃しなければなりません。なので、「できるだけ敵とは違う塗装」にしてなおかつ「あまり目立たない」という塗装をしなければなりません。そのため各国はいろいろ工夫しています。その点ではドイツが一番「発見されないこと」を優先した塗装で、日本はそこそこわかりやすい塗装しています。末期のアメリカはもうそんなこと気にしてませんでしたが(^^
それと、当時の日本の海軍と陸軍は変なところで張り合っていて、「やつと同じはいやだ」というので陸軍機とも違う特徴的な塗装を好んだそうです。

機首だけを塗るのは先の回答にもあるように反射よけです。

それと、先の回答に「空で目立つ」とありますが迷彩塗装は基本的に地上にあるとき、空から見て目立たないようにするためです。
実は昼間空で目立たない用にするには機体自体を光らせると逆に目立たなくなります。ドイツでは真剣に機体に電照を施して視覚的なステルスにする研究もされていましたが、「電気を食い吸い過ぎて使い物にならない」ので開発は途中で頓挫しました。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
>機首だけを塗るのは先の回答にもあるように反射よけです。
とありますが、紫電や疾風が機首を黒く塗らないのはなぜなのでしょうか?

お礼日時:2014/08/26 20:26

太陽に向かったときの反射よけは間違いないですが、


どのように塗り分けるかと考えると結構面倒くさい選択になります。
京都の三菱自動車はラリーカーの場合ボンネットだけで、
サイドパネルまでは塗ってませんでしたね。
パトカーみたいに塗ったらカッコ悪すぎですし。
しかし、黒塗装だけは乗りが良かったみたいで、
一番剥げそうな場所なのにあまり剥げているのはみかけないところをみると
だれも考えるのはいっしょで、前縁は剥げやすいけど黒なら色合わせ(色は褪せるものです)
が簡単なんて単純なことだったのでは。黒は迷彩にはなりませんよね。
そらにうかんでいればまさに異物ですから。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
反射よけのためならば、紫電や疾風が機首を黒く塗らないのはなぜなのでしょうか?

お礼日時:2014/08/26 20:24

耐熱塗料のほとんどは濃い色なんです(実際は黒ではありません)



上面が黒いのは、反射防止です、
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
では、紫電や疾風が機首を黒く塗らないのはなぜなのでしょうか?

お礼日時:2014/08/26 20:22

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