プロが教えるわが家の防犯対策術!

私の純粋な疑問です。外資で働いたことがある方にお聞き気します。
(日系のみでの経験の方も回答いただいてかまいませんが、終身雇用が原理主義的な人にとっては俯瞰的な見方ができない人が多いので、できるだけ回 答を控えてほしいです。)

私は長年外資(欧州)に勤めておりましたが、日本撤退によるリストラのあおりで、日系のいわゆる大企業につい最近就職しました。企業体質はとても古いです。まず最初にびっくりしたのが朝と昼に女性社員が各部の職員にお茶出しをすること…前の企業では、女性差別ととらえかねられずあり得ない光景だったため非常にショッキングだったことを覚えています。

本題ですが、自身のキャリアを達成するために転職を選ぶ人がほとんどいないのが私は不思議でなりません。周囲は勤続20年とか新卒で入社して今の企業しか知らない人ばかりです。

日本においてもジョブローテーショ ンという言葉があるとおり、同じ職場で4~5年働くと担当業務の長期化により自身の成長に限界を感じたり、マンネリ化したりすることもあると思います。加えて、特に大きい企業では若くしてマネジメン トにかかわりたいと思っても上が詰まっており、経験を積む機会すら与えられないような状況も多いかと思います。

なぜこのような状況で、優秀な大学を出ているはずの方々が自信の成長のため新境地を求めようとしないのでしょうか?

「現状に満足しているから。」という答えが来ようものなら私は賛成できません。私の例だけで判断するのは危険かと思いますがここはお許しいただき たいと思います。私の部は、ホワイトカラーで典型的な専門職であるにもかかわらず現状の仕事に不満を漏らしている人が大半であり、数人はこのまま同じ仕事をあと10年するのも辛いなみたいなことを漏らしている人ばかりです。将来の展望がある人などはなく、お金のために仕事を続けていると言った人ばかりです。サラリーマン川柳なんかも奴隷根性丸出しの侘しいものばかりでげんなりしてしまうことがありますね。
まぁ自己都合で退職をしようものなら陰で何を言われるかわからない怖さのようなものが日本にはあるのは一理あるとは思うのですが、やはり自分の人生。
同じ企業で働き続けるって、ノウハウが漏れないようにかつコントロールされた賃金で使い続けられるようにと経営者に都合のいいようにコントロールされているようにしか思えません。

長々とした文章におつき合いいただきありがとうございました。
ただどうしても自分の中で解決できずにおります。。。

A 回答 (6件)

私は、外資に勤めた経験はありませんが、転職は何度もしているので、質問者さんの疑問はよく判ります。



日本において、大企業に就職できた方は、基本的に「優等生」で、頭が良く、先を読める方が多いといえます。
また、同時に彼らは、リスクを嫌います。
つまりは、新しい事にチャレンジしたら、大きな利益が得られるかもしれないけど、失敗したとき、現状よりはるかに低いポジション(年収)になる可能性があるわけです。
頭の良い彼らは、それが十分に判っているんです。

ということで、現在勤めている会社に不満があっても、自分が成長するかもしれない新境地に乗り出すと、リスクがあるから、嫌なことがあっても、上が詰まっていても、現在の会社を辞めない、転職しないのです。

ちなみに、先日、幸福の科学の大川隆法総裁の御法話にて、日本企業と外資企業で働く人を比較して、上記のような理由を話されていたことがネタ元です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。このような質問をすると「不満があるならやめれば?」的な回答が来ることもあり幾分それも覚悟していたのですが、最初からこのような良質な回答をえられるとは思っても見ませんでした。

妙に納得させられました。私の部長は端的に言えば、ゼロリスク症候群です。問題となるリスクが限りなくゼロに近くてもさらにアホみたいな金と時間をかけて調査をさせたりします。二言目には「これでもし、問題が起こったらどうするの?」です。最近やりきれなくなってストレスも過大気味になってきたのですがlv4uさんの回答を持って何となく他の部員や管理職の方の考えることも理解できる気がしてきました。

ありがとうございます。でもやはりそのような働き方は、、、幸福とは言い難い気がします。。どうなのでしょうね。

お礼日時:2014/09/16 22:03

アメリカ本土で高校~大学を出て現地の企業で数年勤めていましたが・・・



おそらく風土や文化的な理由かと。

アメリカは実力で仕事をして、選ぶ側も実績で採用する
大学は知識や技能を修得するために行く(入学より卒業のほうが難しい)
物理的に証明しないと信じてもらえない
(おそらく他民族、他の国と陸続きで多くを納得させるには物理的に何かをしなければならない背景)
一言で言うと現実的、物理的、建設的

日本は肩書きで仕事をして、選ぶ側も肩書きで採用する
大学は○○大卒の肩書きを取るために行く(入学してしまえば卒業は簡単)
常識、通念で経歴だけで信じてもらえる
(島国、単一民族で暗黙の了解、常識、通念が共通という背景)
一言で言うと幻想的、精神的、宗教的

日本人って信心深いというか、、、別な意味で夢があるというか

日本の会社はお百度参り的な感じでとりあえず100回お参りを達成すれば無条件で誰でも報われる的な感じ。

アメリカ人だったらそんな無意味な事100回やってる暇があればその時間でジョギングをして健全な身体を作って明日の仕事に備えて出世に備えようと現実的な意味を見出しそう。

漠然とした例えだけになってしまいましたが

違いは解っていても言葉での説明は自分も難しい・・すみません。


あとあまり関係無いですが私はアスペルガー症候群と診断されて脳の神経伝達が健常者の方と違う事に気がついたのですが・・・

私は幼い頃から劇、ごっこ遊び、常識が苦手でしたが学校行事だししょうがないので普通の小学生を演じている感じで過ごしていました。現在も会社で一応役職もついたりしますが役職ごっこ的な感じです。

この病気を自覚して気がついたのですが、自分には目の前の人が誰(名前、役職、衣装・・etc)であっても生物学的に1人のヒト以外には見えないのです。言語は人間が発する単なる音としての認識が強いです(言葉は理解できますが)。なので普段は年、性別、名前、役職が何であっても誰にでも敬語(とりあえずタメ口より失敗は少ないという理由)で話します。

おそらく健常者の方は目の前にいる人に言葉(名前、役職、衣装・・etc)が付くと生物学的に1人のヒト以上に見えているように私には見えます。なので年、性別、名前、役職で色々と態度を変えられるんだと思います。

特に人口の99%が同じ民族、言語、文化を共有している環境だと健常者の方は↑の状態になりやすいかと思います。
アメリカみたいな他民族な環境だと健常者でも日本ほどではないかと思います。

そういった理由で私は、会社の地位や人付き合いなどよりも自分のした仕事で認められるアメリカ式が合っている。
目に見えない社会の常識や通念、役職、肩書き等(言語が作り出すバーチャルなシステム)に身をゆだねられないので、物理的で合理的なアメリカ式が安心できます。

回答が変な方向に行ってしまいましたが、でも、仰りたい意味は私も解りますよ。
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この回答へのお礼

日本人って無宗教なんて言いますけど、島国で共通した感覚を持つからこそ宗教なんていらない。逆を言えば、共通した感覚を取得していかなければ生きていけないとは言えないけれど肩身の狭い思いをしますね。ずっと日本人で就職が外資系というだけで社会人としてこれほど暗黙のルールがあるのかという点に関しては唖然とさせられました。
※ちなみに私は宗教学には全く詳しくないです。ちがっていたらすみません。

私はアスペルガー症候群ではないのですが、話を聞いていて何と無く回答者さんと同じ傾向があるように思えました。
>この病気を自覚して気がついたのですが、自分には目の前の人が誰(名前、役職、衣装・・etc)であっても生物学的に1人のヒト以外には見えないのです。
私は肩書きや年齢で態度を変える人に人一倍嫌悪感をおぼえます。この質問と回答によって最近顕在化した悩みとして下記のものを投稿してます。興味があったら見て見てくださいね。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8759391.html

お礼日時:2014/09/18 22:11

 ひとことでなぜかと言えば、日本の社会や企業社会が転職などを繰り返してキャリアアップし、キャリアのある外部の有能な人を採用するような風土・制度・仕組みになっていないからです。


 日本でキャリアアップのために転職すると、待遇などはほとんどゼロからのスタートとなり、とても不利です。積み立ててきた退職金も僅かしか出ません。それに転職した日本の会社で自分のキャリアにふさわしい仕事につける保証もありません。不満があっても同じ会社で定年まで務め上げるのが、いちばん無難なんですよ。
 もしキャリアアップし、それにふさわしい職と待遇を得ようとすれば、海外もしくは外資系企業にいかないといけないでしょうね。

 では、なぜ日本はこんな社会になったのかと言えば、戦後があって荒廃した日本を高度成長させる過程で出来上がったんです。

 ごく簡単に要約だけ説明すると…第二次世界大戦で負けた日本は働き盛りの男はほとんど戦死し、まともに仕事ができる男はいなかったのです。

 荒廃した日本を建て直すために働ける人は必死で働かなければならず、そんな努力の甲斐もあって日本の会社が成長し始めるとたちまち労働力が不足し、なんとか確保した社員は社内で大事に育て上げ、他社に引き抜かれない策を講じたんです。

 それには会社に長く勤めれば勤めるほど給料を上げ、定年まで働けば(本来は給料で還元すべき賃金の上前をはねて退職金として積み立てさせ)多額の退職金を与えるようにしました。
 つまり若いころは意図的に(働きの割に)給料を抑えて(一人者ならそれでも困りませんから)蓄えておき、低く抑えたツケは長年働いて歳をとるに従って給料に還元したり定年退職金で支払うようにしたんです。そうするとずっと会社に残って勤めますから。途中で辞めると、ピンはねされた退職金さえまともにもらえないし、この先うなぎ上りになる高給ももらえ損ねますので、馬鹿らしいわけです。そんな制度が戦後に出来上がったわけで、いまもその名残があります。

 また戦後は戦前と打って変わって、教育も平等・均等になるように政府は務めたんです。その手法は中央政府が教育を集中管理し、標準教科書を使って全国各地で標準的な教育をしました。つまり出来ない者は引張りあげ、出来る者は押さえた(というより能力や才能を伸ばすようにはしなかった)んです。つまり横並びを目指したわけ。
 そういう教育を受けてきたいまの日本人(とくに社会を支配している年配の人は)はキャリアを伸ばす教育や考えが出来てないわけ。

この回答への補足

ごめんなさい。BAについてはNo.1とNo.5で本当に迷ったのですが、最初に回答していただいた方を優先すべく、No.1にBAをささげたいと思います。

回答ありがとうございました。

補足日時:2014/09/21 20:57
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この回答へのお礼

歴史を交えての後丁寧な解説ありがとうございました。なんだか見事に引き込まれてしまいました。まさにトリビアです。
そうなんですよね。日本の会社ってベンチャー以外は大企業であっても業種を問わずに給与って横並びですよね。
あれって日本企業間のカルテルじゃないの?と思うほどに。。。

良くも悪くも平等が好きなのでしょうね。。私の上司なんかは残業をしてないと、みんな遅くまで働いているのに事情もない奴が早く帰るなんて不公平だなんて今の時代に平気で公言します。

今の50代がいなくなるくらいまた変化が訪れるのかもしれませんね。

よろしければ、この質問の回答を通じて私の中で新しく顕在化した悩みを見ていただけると嬉しいです…
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8759391.html

お礼日時:2014/09/18 21:21

No.1です



>>妙に納得させられました。私の部長は端的に言えば、ゼロリスク症候群です。

以前、一時的に私の上になった人も、そういうリスクを嫌うタイプの方でした。トラブル解決をするための方法を提案をしても、「その方法はいいけど、○○のような問題点があるんじゃないか?それが起きないといえるのか?」と、わからなくもないのですけど、細かい点を追求してきたんですよ。
まあ、別の方法を提案するとか、その問題点解決の手法を示してくれるならいいのですけど、ほんとに「評論家」であり、なにも代替案は出してこない。
最後は、私の独断で実行して、終わらせました。

その方は、有名な国家的研究開発機関で、いいポジションにいた経歴なんですけど、それまでも、彼が手に負えなくなった仕事の尻ぬぐいを、私がすることもあり、「なんでこんな簡単なトラブル解決ができないのかな・・・」と不思議に思っていたのですが、その後も社内でまかされた仕事は、すべて中途半端となり、周囲に迷惑をかけまくり、どんどんたらい回しにされ、最後は、社内から消えました・・・。

>>でもやはりそのような働き方は、、、幸福とは言い難い気がします。。どうなのでしょうね。

そういうリスクを嫌う優等生タイプの人ばかりが企業の経営層に増えたのが、日本が「この失われた20年」となった原因ではないか?と思っています。
たぶん、その人にとってみれば、「新しいことはやらず、なにもリスクを犯さないで、前例主義のまま、次のポジションにアップし、定年を迎える。それが、個人としての私の最大の幸せ。そういう経営方針で数十年後に会社が衰退しても、どーでもいいじゃあないか!!」という考え方でしょう。

旧日本軍では、作戦失敗で大敗北という結果でも、責任者は処罰されず栄転?したといいます。たぶん、処分を下すと、「明日は我が身」ってのがあったのでしょう。ほんとうに、日本の国体を大切に考えていたなら、それは許されないはずだと思うのですがね。
トップの利己主義は、ほんとうに有害で、周囲を不幸にしますね。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございました。旧日本軍の話って聞いたことあります。リスクを犯さないのはまぁわかるのですが最近は、雇われ経営者が好き放題やっているというイメージがあります。

ストリンガーなんて私から見るとA級戦犯。会社に必要な人材を首にして自分への報酬を不当に釣り上げる…本当に腹が経ちます…

ところで、この質問をすることで私の潜在意識中でモヤモヤしていたことを一つ顕在化することができました…
下記のリンクで新たな質問としておりますので、よろしければこちらもアドバイスをいただければ…お時間があればということでお願いします。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8759391.html

お礼日時:2014/09/18 21:11

はじめまして



質問者が言う外資とは違うと思いますが、
中国現地企業で働いていました。

中国はキャリアアップの為ではなく、単純に給料さえ高ければそこに移るといった状況ですね~。
経済的にも急に伸びてしまったので給料の格差が出ている為、同じ仕事をして、少しでも高いと聞いたら次の日から移ってるぐらいです。

まっ中国の話は別次元なので置いといて、、、、


>成長のため新境地を求めようとしないのでしょうか?

率直に言うと受け入れ先が無いからです。

研究職や開発職で個人の能力が著しく高ければ受け入れ先があるとは思いますが、
周りの会社自体が飽和状態、若しくはあわよくばリストラしようという状態。

満員電車を降りて次の満員電車に乗るようなもんだと思いますよ。

そのような状況を考えれば、勝手がわかっている今の状態がいいのではないのでしょうか?
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この回答へのお礼

中国ですね~みんなボロかす言いますが、日本の10倍以上の人口がいる=に本当は比べ物にならないほど熾烈な競争を強いられているということですよね。給与が高ければ即日でもより良いとこへってのもわからなくもないです。。

せっかくご回答いただいたのにちょっとお言葉を返すことになり申し訳ありません。ryokouzukiさんとちょっと感覚は違うんですね。
電車に例えるならば、何らかの原因で途中下車する人がいるわけで、転職だったり定年退職だったりで。

何もすぐに転職をするとかではなく(焦れば当然失敗する確率も高くなる)、非常に長いスパンで見れば(例えば3年としましょうか。)何らかの需要は生まれて来るはずなんですよね。私のイメージとしてはそこへ滑り込む感じなんです。

ただ、おっしゃるとおり 需要が生まれても新たな競争相手は無限にいるわけで…そうもいかないのでしょうか。

お礼日時:2014/09/16 23:45

アメリカで製造業工場にいた経験から。



確かに、毎年年俸を査定で見直されるような雇用環境では、すぐ自分が解雇されるリスクに対して、自分を評価してくれるところに転職する意識が強いのは当然の成り行きです。アメリカでは、どーでもいい程度の人間でも、日本の「意識が高い」人間みたいに肩書きさえ上になったようにしてやれば残ってくれますし。

次に、日本の製造業(東証1部、本社単独で数千人クラス)にいたときの経験から。

うちは、事務所でお客さん以外にお客くみをするような人間はおらず、茶が飲みたきゃ自分で入れろ、机をきれいにしたかったら自分で片付けて拭け、という会社でした。

そして、ご指摘のジョブローテーションというか、適性の把握や育成のための異動を繰り返して、管理職への適性を検討するというスタンスを取っていますが、それで満足できない人間は、3年以内で早々に転職、または適性も無いのに管理職になりたい奴らも転職していきました。

つまり、ご質問の「優秀な大学を出ているはずの方々が自信の成長のため新境地を求めようとしないのでしょうか?」については、

・本当に優秀な奴は、大企業の膨大なインフラと情報量を活用すべく残るか、全く新しいビジネスモデルに昇華させて起業する。
・大学の名前だけ優秀な奴は、勘違いして転職する。
・自身の成長できる余地を、現職で見つけられないような奴は、それ以上のパフォーマンスを出せるはずもない。

と言い切ります。

そして、アメリカでも日本でも、「意識が高い」社員だけが肩書きと年収にこだわって自己啓発するのに対し、「意識が低い」と目に見えるようなことをしていない社員でも水面下で懸命に専門分野の刀を磨き続けている愚直な人間が生み出すイノベーションこそが、ビジネスとしてインパクトを生むのです。

それを実体験として持っていない「意識が高い」人間が SNS で実を伴わない虚像ばかり描いているのを見ると、「意識が低い」人間にみられて爪を隠しているほうがどれだけ商売がしやすいか、とほくそ笑むばかりです。
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この回答へのお礼

なかなか生々しいですね。ありがとうございます。確かに、大学時代のどういう人間か大体わかる奴が、SNSで虚像を打ち立ててよくもそんなすぐバレるようなことを書けるなという奴が居ます。

あとプライベートを書きたてて自分の充実した生活をアピールしている馬鹿女。。。

どちらにせよ嘆かわしいばかりです。こちらまで恥ずかしくなって来ることがあります。

お礼日時:2014/09/16 22:15

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