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今回なぜそもそもスコットランドの独立という流れになったのでしょうか?

なぜこのタイミングなのですか?

それとスコットランド北アイルランド地方はグレートブリテンにウイグル地区みたいに無理矢理に征服されていたのですか?

A 回答 (3件)

1700年頃まではイングランドとスコットランドは別々の国家でした。

イングランドがイギリス連邦を立ち上げることになり
スコットランドは経済的な利益が
見込めることが
あってイギリス連邦の一員になりましたがそもそも違う国です。

1970年に北海油田が発見されて年間1兆円の利益をもたらすことが判明したため、スコットランド独自で経済の切り盛りができる可能性がでてきたため独立の機運が芽生えてきました。

まずイギリス議会に地方分権の強化を成立させ、300年ぶりにスコットランド議会が活動をはじめたところです。
スコットランドがはたして自立できるのかは疑問もあります。

それはスコットランドは中央銀行を持たないため、独立した場合に通貨に価値がなく、経済破綻してしまうだろうとの見方があるからです。

そこで、スコットランド議会は独立の条件としてイギリスポンドを通貨として使えるようにイギリス政府に約束を取り付けようと動いていますが、現在のところイギリス政府はポンド承認はしない意向です。このポンド承認をしないと言う駆け引きがイギリス側から言えば、スコットランドの独立を思いとどませられる手段として有効と考えているので譲歩しない見通しです。

通貨の問題はスコットランドとしては、ポンドが駄目ならEUに加盟して国際的信頼度の高いユーロに移行して切り抜けるという選択肢も残されているのです。
ユーロ圏は全体経済となることから運命共同体になるのでスコットランドが経済破綻しても支援を取りつけられる魅力もあります。ですが中央銀行を持たないスペインが経済破綻したりユーロにより借金を重ねたギリシャが破綻したりしたように、たとえユーロに切り替えてもそれだけで解決するという話でもないのです。

独立投票はスコットランド民族の意向確認であって
すぐに独立承認ではありません。独立賛成という結果になった場合、今後、イギリス議会と様々な権益の移管問題を協議した上で承認となります。流れとすれば独立賛成が住民の意志であるのならイギリス政府は独立を認める方向性にありますが権益移管の協議においてスコットランドの権益が不充分だったり、通貨問題などの判断で独立が損であるとスコットランド議会が判断した場合にスコットランドの方から独立を取りやめるということはできるでしょうがイギリス政府からは独立は承認する方向でしかありません

この際、武力衝突は避けスコットランドの意向を反映するというのが
もっかのところのイギリス政府の立場です。

また、スコットランドが独立した場合、イギリスの持っていた貿易上の権益が撤廃され
スコットランドはそれぞれ別個に各国と貿易交渉を行わなければなりません。その場合、例えばスコッチウィスキーはスコットランドの収益の大きな部分を占めるのですがイギリス連邦に所属していれば各国は関税撤廃商品として扱いますがスコットランドが独立すると別問題なため
関税の撤廃品目として取り扱ってもらえないならスコッチウィスキーの売上を落とすことにもなります。

さらに、権益移管の懸念のひとつはスコットランドにイギリス海軍最大の基地であるクライド基地がある他、軍事面でスコットランドがイギリス連邦に委ねるのか、独自の軍隊を持つのかということです。イギリス連邦に委ねるのなら、スコットランドが選択しようとしているEU加盟にもイギリス政府の協力と承認が必要となり外交政策そのものが、イギリス政府の承認待ちという独自性を確保しにくい政権になります。そこでスコットランドが独自に軍隊を持ち独自性を維持しようとすれば、スコットランドはイギリス政府から基地を購入しなくてはなりません。この費用負担で北海油田の権益が飛んでしまいかねないことも懸念材料にあります。

また、イギリス政府はあらたな海軍基地などをイングランド領土に作る必要が発生するのでスコットランドに対して、無償とか割安で軍事基地を移管することはないと思われるため、スコットランドとしては頭の痛いとこです。

スコットランド独立の動きは世界で注目されていて
同じように
スペインのバルセロナを中心としたカタールニヤ地方やドイツのミュンヘンを中心としたバイエルン地方、ベルギーのアントワープを中心としたフランドル地方などが独立に対しての意欲を示しているようです。
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この回答へのお礼

めっちゃ分かりやすいですね!
感動しました
ありがとうございます

感謝します

お礼日時:2014/09/17 11:43

ソ連が崩壊して、東側諸国が市場経済に参加するようになり


いわゆるグローバル化が始まりました。

イデオロギーの対立が崩れ、異人との接触が多くなる
グローバル社会では、アイデンティティーが刺激され
民族意識が強くなるのです。

だから、国家の数が増えていきます。

1990年160カ国だったのが、現在では195カ国に
まで増えています。

特に、スコットランドの場合は、英国に永年いじめられて
きた、という歴史があり、独立意識が高いのです。


”なぜこのタイミングなのですか?”
    ↑
EU分裂の危機が去ったからです。
小さな国が独立してやっていくのは大変です。
しかし、EUという大きな組織に入っていますから
独立してもやっていけます。

ギリシア危機で、EU崩壊が叫ばれていたのですが、
最近安定してきたので、これなら独立しても、という
ことになったのでしょう。
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この回答へのお礼

そうだったんですか
すごいわかりやすかったです

ありがとうございます
感謝です

お礼日時:2014/09/17 11:43

日和見主義とか視界が狭い住人とかの制じゃないですかー、現在経済等上手く行ってるから独立しても上手くやって行けるという英国のお花畑独立派等。



日本の国何か如何でも良い野党とか政権に居る草加カルト系の公明等はその気が有る様に見えますねー、桜井の別れが草加の歌と勘違いしてる人も居る様ですし、確かに忠君が草加ドンに置き換えたらピッタリの歌ですので。

そっさく、もし独立したらポンドもユーローも使わせない案出て来てるし、そうなったら独立国成り立たないですからねー。

でもし独立成功したら世界中の独立望んでる所が活気づきますねー、日本では沖縄が琉球国とか―内実はシナ共産傀儡政権の属国に成るのは確実ですが。
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