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実際は野球選手に限りませんが、かなりに数の選手がアメリカに亡命、大リーグの主力と成っています。敵対する国同士、特にキューバは面白くないはずですが、特に問題が起こっているという話は聞きません。

これは単に「去るものは追わず」なのか、行っても結局はキューバにそれなりのお金が入り(残して来た家族に仕送り、等)経済面での利益が大きいためなのか、実は、亡命は名ばかりで、選手達はオフに成れば祖国に帰っているのか.........はたまたそれより他のカラクリガ有るのか、どなたか御存知の方お教え下さい。

A 回答 (3件)

さすがにキューバからの亡命アメリカ人(一応国籍も市民権も得るので便宜上)となったメジャーリーガーが休みになったらキューバに帰る、これは今現在に限れば現実的な話ではありません。

件のオバマ・カストロ間での国交正常化交渉がまとまれば、より多くのアメリカ市民権持ちのキューバ国民は生まれることでしょう。もちろん、帰ることは不可能ではありませんが、いくつの経由国を経なければいけないのか…という話になります。

とはいえ、キューバから(間違いなく違法に)アメリカに上陸・亡命するキューバ人を支援するため(&上陸後のキューバ系市民のコミュニティを築くため)、ほぼ100%と言われる上陸先、フロリダ州(フロリダ半島)には、時代に似つかわしくないのか郷愁を誘うのか、ハバナの町並みを模したキューバ人街もありますし、そこに選手単独で亡命したキューバ人メジャーリーガーの家族なども、後々キューバからの出国を支援する団体組織によって受け入れがされています。要するに、懐かしんだとしてもフロリダに行けば家も家族もある、そういうケースも多々あるという話。
※その過程でキューバ政府側にも相応の代替金が支援団体から渡ることになっているようで、特に現ラウル・カストロ議長の兄貴、英雄フィデル・カストロ議長時代にはまずあり得ない件数の亡命が(もちろん申請抜きの違法脱出ですが)、実は現状ほぼ公然と実現しています。国家としてのれっきとした外貨獲得策の1つ、でしょうか。ただし、あくまでも片道。戻ってくることは当然出来ませんが。

あとは選手の亡命に家族が付き合わないケースも相当数あって。これはその野球選手が国にとっても宝という扱いで、当然それを産みだした家族にはキューバ政府からも相応の生活保障がなされていて。そもそも一番底辺の幼児期での選手選抜の段階ですでに一握りどころか一つまみ程度のふるい落としがされます。

そこで得られるのは特権階級というような立場的なものよりも、純粋に経済的な裕福さ。実は亡命してメジャーで活躍したキューバ人選手がいくら稼ごうが、現状のキューバ経済の尺度で考えるとむしろ持ち過ぎるほど(だから、日本プロ野球に入ったキューバ人選手の国の取り分が多いと思っても誰も反対しない。その少ない割合で十分生活から体のケアまで事足りる額)。よって、あえてキューバに留まって亡命した息子とは完全に疎遠になるケースもあります。亡命という性質上、まさか家族と離れる覚悟もなしに行使するトボケた選手はいないでしょうが。

キューバ人がMLBで主力とありますが、依然としてMLB(マイナーも含めて)ではキューバ以外の中米カリブ海勢(特にドミニカ・プエルトリコ)と比較するとさほど大きな勢力ではありません。まして幼少期からMLBを目指してトレーニングを組んでいるドミニカなどに対し、キューバはあくまでキューバ国内リーグ向けの野球を叩き込まれます。いきなりMLBにトップ選手を放り込んでも中々大活躍に至らないのは、日本の野球に馴染んだ日本人選手の、特に内野での苦戦に似ています。それこそ2世代くらい前のプロ野球に来る外国人打者のような特性(外めの緩い変化球を低く投げておけば空振りか引っかけたゴロ)を未だ持ち合わせているのがキューバ野球です。実際今季日本プロ野球に来たキューバ人選手もこの傾向は強かったようで。

ただ日本にとっては、経済力で勝ち目のないアメリカMLBがこれからマネーゲームでの相手になるわけで、もし急転直下今年中にキューバ野球とMLBの人的交流が許可されたら、おそらく現在契約交渉中・仮契約も含め、日本で活躍した打者はすべてMLBにいくのは確定です(何しろ今季来た選手はすべてキューバで英雄視された選りすぐり)。日本球団が違約金を請求しても、MLBなら目くそ鼻くその出費で済むような額ですし(個人オーナーならポケットマネーで間に合う)。そうなると日本球団の補強戦略が大きく揺らぐことになるかも知れません。

社会主義といえども金は必要です。キューバにとっては出ていっても金が入り、これから主体的に選手をレンタル派遣するシステムになっても金が入る。キューバに損する要素は何もない状況です。例えばセペタ・デスパイネ・グリエルがMLBに行ってしまったとしても、半年も掛ければあのクラスの予備軍はキューバ国内にまだゴロゴロいますから。日本の某G球団などもすでに若手にシフトしている動きを見せています。これはこれで戦略として面白いものなのですが。
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この回答へのお礼

色々参考に成りました。名長文有難うございます。

お礼日時:2014/12/20 09:14

現状では、あくまでも「亡命」ということなので自由に往来ができるわけではないようです。


が、特に亡命しそうだからといってもキューバも引きとめはしていないように思います。

今年の交流戦のDeNA-北海道日本ハムでは、Denaのグリエル選手と北海道日本ハムのミランダ選手は9年ぶりに再会したそうです。(ミランダ選手は9年前にキューバからドミニカに亡命)
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この回答へのお礼

殺伐さ皆無で、何だか緩くて良いですね。どうやらもっと緩くなりそうですけど。

お礼日時:2014/12/19 09:19

特に政治的に亡命した訳でもないので、去る者は追わず、でしょうね。



そしてこの度、オバマ大統領がキューバと国交を再開すると打ち出しました。
これにより、キューバの選手は今以上メジャーに行くのは予想されます。
キューバが対日本と同じような契約でメジャー行きを認めるのなら、キューバにとっては莫大な金が見込めます。
その上、国内リーグも疲弊しませんから、今回の発表はキューバにとっては朗報だったかもしれませんね。
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この回答へのお礼

オフになったらちょっくら帰る。目と鼻の先だし。そうなると良いですね。

お礼日時:2014/12/18 11:47

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