あなたの習慣について教えてください!!

ラベンダーを鉢植えで育てて1~2年になりますが、剪定後に株が大きくなるので困ってます。

小さめの鉢で育てて行きたいのですがその場合どのように育てたらいいでしょうか?

(強剪定をしないで育てたら大きくならずに済むのかな??なんて素人考えで思ったりするんですがダメでしょうかね...)

A 回答 (1件)

ラベンダーにはいろいろな種類があるのですが、詳しい種類や品種名はおわかりでしょうか?


いわゆる北海道の富良野などで植えられてるような見かけのものだと、大抵はイングリッシュラベンダーやその近縁が多いので、そちらの方を基準とした話をさせていただきますね。

ラベンダーは「木」です。丈は普通に見かける木よりもかなり低めですが通常は大きく育っていくのが普通です。その性質を抑える事は普通できません。根自体が大きく育つので地上だけを小さめに抑えるといずれ根詰まりで弱ります。弱ることなく育ち年々大きな鉢に植え替えていったり、庭に直接露地植えすれば将来は株丈が脛くらいの高さ、株幅も70センチくらいになります(伯母の家にかなりの大きさの古株があります)。

市販されている物は苗より少し育って初めてまとまった数の蕾が付いたものか、もう一年くらい経ったまだ若い株で見た目がコンパクトですが、年々目立って大きくなっていきます。剪定せずに放任して育ててしまうと各枝が長く伸びてとてもだらしなく広がりいずれは枝が土の上を這うような感じで育ってしまうし、剪定の度合いが緩ければ緩いほど年々脇枝が増えながら株幅も大きく育つために蒸れたり泥がついて病気などになりやすくなる為にあえて枝を短めに刈り込んでしまう強剪定を行い株姿を丸めに整えて育てるのが普通となっています。

観賞用で鉢植え向けの品種として従来の物よりは比較的小型に改良された品種と言うのもあるにはありますが、そんなに小さくも無いですし一般にはそれほど流通していません(品種名が解ればネットショップあたりで探して運が良ければ買える程度)私の経験では、小型に近い観賞用品種を購入した種子から育てましたがそれでも年月が経てば割と大きく育ってしまいました。それと観賞用の方には花の見かけ重視での改良の為に花に香りの無い品種(葉の方は香る)も結構ありますのでご注意ください。

木の中には盆栽の様な枝と根を短く切り詰め育てると大きさが小さく制限出来る物もありますが、ラベンダーの場合は元々そういう育て方をしない(根が切り詰めに耐えられないかも、花も株の体力の為に数本しか咲かせられない)ので、実際盆栽仕立てが出来るかどうかはわかりません。でも、私の所には小苗で買ったのが育ちがいじけてしまいほとんど育たずずっと小さいままと言う株があるのですが、何年も生きのびていても花を一度も付けたことがありません。花を望むのなら盆栽の様ないじめながらの栽培と言うのは無理の様に感じます。

鉢物をコンパクトにするのに矮化剤を使い小さく育てる事もありますが、ラベンダーに使うというのは聞いたことが無くもし購入時に使われていても薬剤の効力が切れれば大きく育ってきます。使うにしてもまだ茎が木質化する前の苗からでしょうから、すでにある程度大きくなってしまったものに使ってもあまり使う意味が無いかと・・・。

結局あまり育っていない姿を楽しむには挿し木を行い数年ごとに株を更新(前の株と若い株とを取り換える)していくしかないと思います。剪定した枝を挿し穂にして土に挿して根を出させるわけですがこれは技術も育苗の為の栽培場所も必要ですし挿し木をするたびに鉢数が増えてしまいます・・・。その手間を考えれば、数年毎に若い株に買い替えて今までの大きくなった物は欲しい方にお譲りしてしまうくらいしか方法はありません・・・。

ラベンダーにはフレンチラベンダーやレースラベンダーと言う系統もあり、こちらの方には株がかなり小ぶりだったり(代わりに花茎がとても長い)株自体の育ちもゆっくりな物がある様ですが、種類により花や葉の見た目の印象がかなり違うので好みが別れ、香りもかなり違ってきます。地域によっては育てにくい所もありますから購入前にどのような物か画像検索してみたり、実際お住まいの所で育つかどうか(これらは耐寒性が低い物が多い)はお調べになってみると良いかと思います。

ラベンダー自体香料採取目的の「農作物」なので、元々の原種から出来るだけ大型になるよう人の手により改良されています。巨大蒸留釜一釜に大量の花や葉をぎっしりと詰め込み圧縮しながら蒸しあげても、香りの素の精油はほんのちょっとしか採れません・・・。その為により沢山花や葉が付くようにと改良されてしまっているので、株自体が大きくないとならないのです。この間テレビで見たフランスの広大なラベンダー畑はお茶畑の様にラベンダーの木が列をなして植えられていて、木は樹齢も何十年と経ったらしいかなり巨大な株。一株から100本以上は花茎が伸びる様で収穫も完全機械化され、運ぶのに便利な様にと牧草ロールと同じ機械が使われていました。
富良野などの香料を採る目的の畑(ここも元々農地だったのが、写真で紹介されて評判になり観光地化された)に植えてあるラベンダーも元々はフランスのラベンダー種子を輸入して札幌で試験栽培後に選抜・改良しているのでフランスのラベンダーと似た性質があり大型の株です。花屋などで一般に売られている物でも品種名が書かれていない者には、こういう将来は大型に育つ物が使われていたりもします。

お手持ちのものの大きさを制限すると言うのはイングリッシュラベンダーなどではほぼ無理とお考えください。むしろ北海道などの栽培最適地だと庭に植える低木(ツツジなどの背の低い木)の類の一つとして露地植えにし大きく育てて開花時期に全体が紫色に染まるのを眺めて楽しむ類の木ですし・・・。

ご事情があって大きく育つ物はあまり育てられないのでしたらラベンダーはあきらめて、他の都合よい性質の植物を選ぶのが良いです。探す時のキーワードは「小型」「ミニ」「矮性」あたり。
イメージがラベンダーに結構似ているキャットミント(ミントの仲間ではありません。紫の穂状の花が咲きます。猫が非常に好むので野外置きに注意)も株分けや挿し木が簡単で地上部は冬に枯れますからそんなに大きくならず剪定すればコンパクトに保てますよ。立ち性タイムのコモンタイムやレモンタイムは刈り込みに強いし育ってもそれほど大きくはならないうえに剪定枝が料理にも使えるのでお勧めです。私はレモンタイムの鉢植えを強めに刈り込んで形を整えミニトピアリーとして楽しんでましたし、庭には斑入りの品種を通路の脇に並べ植え跨いでいけるミニ生垣の様な使い方をしてました。
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この回答へのお礼

詳細に初心者にも解りやすくご回答くださいましてありがとうございます!!お礼が遅くなりまして申し訳ありません。

ラベンダーは「木」という教えを頭に入れてこれからも可愛がって育てていきたいと思いました。ありがとうございます!!

お礼日時:2015/01/07 10:32

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