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岩石の構成元素の割合が教科書に掲載されてますが、
二酸化ケイ素をはじめ、なぜ一々酸化物で表示するのですか。

A 回答 (3件)

岩石を構成する元素は、岩石中に存在する硫化鉱物


(FeS,硫化鉄)やハロゲン化鉱物(CaF2,蛍
石)を含めてほとんどに金属元素が入っています。
これらの金属元素は、ご存知だと思いますが、
イオン化傾向が比較的大きいため、単体よりも、イオ
ンとして存在しやすく、イオンとして存在しやすい以
上、他の物質と化合しやすい傾向があります。

このため単体としてではなく、化合物として一般的に
岩石中に含まれます。

しかし、化合物として存在するためには、化合相手が
必要です。ここで登場するのが酸素です。電気陰性度
が高く、そして地球上に多く存在する元素です。
電気陰性度が高ければ高いほど、イオンになりやすく、そして陽イオンと結合しやすい傾向があります。

このため、酸素と結合し、造岩鉱物を形成することが
多いです。

逆に、硫黄が多い環境で形成されれば硫化鉱物、ハロ
ゲン元素が多い環境で形成されれば、ハロゲン化鉱物
が形成されます。

仮に、ハロゲン化鉱物が含まれているような特殊な岩
石の場合は、表中にCaF2などという項目が付け加え
られることもありますが、一般的にはこの場合に、
カルシウム自体がどのぐらい含まれるかを知ることが
できないので、酸化カルシウム換算した数字に変更す
る場合もあります。
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簡単に言うと岩石は、マグマが地表または地下で冷えて固まった塊です(詳しく言うと少し違いますが・・・)。



岩石を見るのって、だいたい地表じゃないですか。なので、こう考えてください。
マグマが地表で固まった場合、マグマは固まっている間に酸素と結び付きます。
そうすると、マグマにある結晶などは酸化しますね。

なので、岩石の構成元素は酸化物で表されているのだと思います。
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ほとんどが酸化物で存在するから、だと思います。



酸化物でない、別の形で存在すれば、そのように書くと思います。(硫化物とか)
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