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突然ですがファッションは好きですか? もし自動販売機でTシャツが250円で売られていたら買いますか?
1時間たった15円で1日16時間も働く女性
この動画は4月24日のファッション・レボリューション・デーにベルリンで実際に行われた実験です。「Tシャツ たったの2ユーロ!」と書かれた、エメラルドグリーンの自動販売機が街の広場に設置され、あまりの安さに興味を持った人たちがお金を入れると……。

意気揚々と買い物しようとしていた人たちの前に、「このTシャツがどう作られたか知ったとしても、あなたは買いますか?」というメッセージが。続いて1時間たった15円で1日16時間も働く女性、そして縫製工場で休みなく働く少女たちなど、ショッキングな事実が次々と映し出されます。

びっくりして言葉を失う若い女性たち。彼女たちのファッションやライフスタイルは、私たちとそう違わないように見えます。

そして最後に、「それでもあなたはこの250円Tシャツを買いたいですか?」というメッセージと、20秒以内に購入するか寄付するかという選択肢が与えられます。その結果、10人中9人が寄付をしたのです。
劣悪な労働環境で安価な労働力を利用
事の発端は2013年4月24日、バングラデシュの首都ダッカ郊外にある商業ビルが崩壊し、1,100人以上の死者と2,500人以上の負傷者を出す大惨事となりました。この雑居ビルには多くの下請け縫製工場が入っており、上記のような女性や子供たちが多く犠牲となったのです。これらの工場に発注していたのは、誰もが知っているグローバルアパレル企業がずらり。少なくとも間接的には、劣悪な労働環境であると知っていたにも関わらず、彼女たちの安価な労働力を利用することで利益を上げていたことが明るみになったのです。

その安い服、舞台裏を知ったとしてもあなたは買いますか? 買う前に少し、20秒だけ考えてみませんか。

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これも経営者が大幅に搾取してるんだろうね。
全世界、同一労働同一賃金にはならないのでしょうか?

結局、これで儲けてるのは経営者達。

奴隷のように労働者を酷使。

どう思いますか?

A 回答 (3件)

どうかな、詳細な検討が必要だと思いますね。



まず、アンフェアな労働環境、劣悪な労働環境はもちろん改善すべきです。たとえば、前回のサッカーのワールドカップの直前には、ボールを作る企業が途上国で児童労働とその労働環境が劣悪なことで告発され改善されました。児童労働や劣悪な環境による労働については、先進国や大企業も率先して調査し改善すべきだと思います。

1時間15円、日本円では分かりにくいのでドルに換算します。今だと18セントぐらいなのでしょうが、為替変動をある程度無視するために$1=100円で15セントで換算します。

これで8時間労働なら1.2ドル、16時間労働なら2.4ドルで、25日程度働くとして30ドルと60ドルになります。

具体的な国名がバングラデッシュしか出てきませんので、バングラデッシュの所得水準や経済規模を見てみましょう。
http://bangla-business-partners.com/?page_id=11
バングラデッシュで経済活動を行いたい企業向けページですので、数字は正確であると思います。

この資料によるとバングラデッシュにおける、最低賃金は4000円程度らしいです。先ほどの8時間労働は30ドルですので、今の日本のレート(120円ぐらい)なら33ドルが最低賃金ですから、為替レートの取り方にもよりますが、30ドルから40ドルぐらいが、バングラデッシュにおける最低賃金であるといえます。

次に、バングラデッシュの経済規模ですが、ベトナムに匹敵する規模であり、5年間経済成長が続いている、ということです。

次に個人の就職スキルの基本である、識字率をみます
http://www.accu.or.jp/shikiji/overview/ov03j.htm

ちょっと古いですが、バングラデッシュの式j率は約50%程度、女性のみだと50%を少し下回ります。また、女性の初等教育就学率も高いほうではない、といえます。

つまりここから導かれるのは「バングラデッシュにおける、時給15セントは最低賃金であるが、特に低い数字であるとはいえない。特に識字率が低いバングラデッシュの女性にとっては、裁縫は読み書きができなくても就業できる数少ない仕事の一つであり、それが他の最低賃金と同程度ならば、搾取とまでは言えない」ということです。

また、地震における災害対策については、バングラデッシュだけでなく多くの途上国で対策が遅れていますし、ニュージーランドのような先進国であっても十分であるとはいえません。
したがって、首都の雑居ビルに多数の労働者がいて犠牲になることは、賃金とはあまり関係がない、といえます。ちなみにバングラデッシュは世界一の人口過密国でもあります。

これらのことを精査した時に、上記のようなキャンペーンで10人中9人が購買をしない(寄付したということは買わなかったわけですね)という行動を起こせばどうなるか、簡単にいえば彼女たちは失業します。文字の読み書きができない人ほど、再就職に困るでしょう。残っているのはより劣悪な環境での仕事しかないかもしれません。

経済というのは、難しいものです。最低賃金が時給15セントでも生活が成り立つ(ぎりぎりかもしれないが、成り立つ)国もあれば、時給が850円でも成り立たない国もあります。

最近問題になったすき家は、各都道府県に時給よりも高い賃金を払っていることが多かったのですが、ワンオペとか長長時間労働(2週間自宅に帰れない店長とか)などが問題になっても、それは「国内の労働問題」として片づけられてしまい、けっして寄付は集まらないでしょう。

センセーショナルなやり方によって、むしろ労働場所を失う結果になることもある、という事実を冷静に比較することも重要です。
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます。

お礼日時:2015/05/04 20:17

Tシャツ買うお金を寄付したって、1時間たった15円で働く女性がへるわけじゃないと思うのだけれど・・・



そういう事実を訴えるキャンペーンはいい発想だけど
なぜ最後に寄付で〆るのかなと
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2015/05/04 20:14

YES・NOで答えられず、申し訳ありません。


悩みます。

フェアトレードには賛同です。
しかし、(同年代の日本人を基準にすれば)お金に困っているので、もしかして安い品物のバックグランドを知りつつ買ってしまうかもしれません。
「寄付や篤志は、お金を持っている人がすればいいんだ」と、自分自身に言い訳しつつ…。

根拠は示せませんが、全世界が同一労働同一賃金になることはないと思います。
(コンピュータの周辺機器では、1990年代に台湾製が台頭、それでもコストに合わなければ中国本土、さらにコストダウンを求めてタイやマレーシアという流れでしたので。)

低賃金で酷使される方々の犠牲により自分の生活が成り立っているという現実を受け止めれば、
「日本に生まれてきてよかった」という思いと「犠牲になっている人のために何もできなくて悔しい」というダブルスタンダードを持っている自分が情けなく思えます。

今、自分は年に1万2000円だけど国連UNHCR協会に寄付をしているけど、「貧しい人のために」ではなく「自己満足のため」かな、と自問自答していて今でも答えが出ません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。


圧倒的な経済大国 アメリカでさえいびつすぎる格差があります。

いびつすぎる格差に社会的メリットは何も無いのに、

格差は開く一方です。


結局、昔のような身分制度は無くなりはしたが、
人(一部の人と思いたい))は自分の都合のよい格差を求めているんだと思います。


>根拠は示せませんが、全世界が同一労働同一賃金になることはないと思います。

ええ、ないでしょうね。

結局、どんな社会形態になっても都合のよい格差を望む人間が居る限り
実現しないでしょう。

米国を世界で一番たちの悪い悪だと思ってる国も少なくありません。
富を独占し、事実上の身分制度を作り上げていますから。

お礼日時:2015/05/04 20:14

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