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簿記2級の予想問題を解いていてわからない部分があったのでご教授お願いします。

貸借対照表を作成する問題で決算整理事項の固定資産の減価償却の中に「備品のうち一部を当期の○月○日に売却した際、受け取り額を仮受金で処理している。当該備品の所得原価は......」という文がありました。
私はこれはすで処理されていると思ったのですが解答は未処理となっていてこの売却額等を考慮した解答になっていました。仮受金で処理したという記載があるので改めて処理する必要はないように感じてしまいます。これか決算整理前残高試算表に考慮されていないのはなぜですか。

A 回答 (2件)

仮受金で処理をしたということは、「現金預金/仮受金」という仕訳が起票されていることを意味します。



言い換えると、売却した際に本来は起票すべき備品の減少の仕訳は、まだ起票されていないということです。そのため、決算整理仕訳でこれを追加する必要があります。
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この回答へのお礼

とてもシンプルに答えていただきありがとうございます。イメージしやすく分かりやすかったです。

お礼日時:2015/06/10 14:32

「仮受金」「仮払金」は「仮」という言葉が入っていることでも明確なように、あくまでも期中の仮の



処理です。

したがって、期末に決算整理仕訳を行わなければなりません。


(例)12月決算。平成27年3月31日に備品を売却し、200,000円を現金で受け取り、借受金で処理

   している。この備品は平成24年1月、500,000円で取得。耐用年数は5年。償却方法は定額法。

   残存価額は0。

   〔期中仕訳〕 借方(現金)200,000  貸方(借受金)200,000

   〔正しい仕訳〕借方(減価償却費)(※1)25,000  貸方(減価償却累計額)(※1)25,000

          (※1)500,000÷5×3/12=25,000

          借方(現金)200,000           貸方(備品)500,000

            (減価償却累計額)(※2)325,000     (備品売却益)(※3)25,000

          (※2)500,000÷5×3=300,000(平成24年~26年の減価償却累計額)

             +(※1)=325,000

          (※3)貸借差額

   〔決算整理仕訳〕借方(借受金)200,000     貸方(備品)500,000

             (減価償却費) 25,000      (備品売却益)25,000

             (減価償却累計額)300,000

           (貸方の減価償却累計額25,000円は貸方と相殺。)


期中処理のままでは、売却した備品が残ってしまう上、当期の減価償却費や売却損益も計上できないの

で、決算整理仕訳が必要なのです。

日商簿記検定は6月14日(日)ですね。どうかベストを尽くしてください。
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この回答へのお礼

期中の処理は備品の減少や減価償却が行われてないんですね。例を交えて分かりやすく説明していただきありがとうございます。

お礼日時:2015/06/10 14:30

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