ソニーは、1975年に、初の家庭用VTRとして発売した、ベータ方式の家庭用ビデオカセットの出荷を、来年3月に終了することを発表しました。
翌年に、当時の日本ビクターが発売したVHSと、激しいシェア争いを繰り広げていましたが、結果はVHS方式のほうが上回りました。
私は、81年に初めてのビデオデッキを購入した時は、VHSでしたが、私が尊敬する評論家、故・長岡鉄男さんがベータ派で、雑誌等でベータのデッキを頻繁に取り上げられているのに影響を受け、85年発売の、それまでのベータ方式の規格を若干変更した「ハイバンドベータ方式」第1号機、SL-HF900を購入して以来、ベータ派に転向、87年には、EDベータ方式のEDV-9000も購入しました。
画質、音質、操作性、すべての面でベータ方式が上回っていたにもかかわらず、VHS方式のほうがシェアを伸ばし、88年には、ソニーもVHS方式のビデオデッキ発売を決定、ソニー以外のビデオテープメーカーの中には、ベータ方式のテープの生産を取りやめたメーカーも多くなり、テープを購入するのに苦労したと記憶しています。
そこで、「私もベータ派でした」という方に質問します。なぜペータ派となられたのか、少数派のベータのユーザーとして、困ったこと、逆に良かったこと、その他ベータ方式のユーザーとしてのエピソードなど、どんなことでもかまいませんから、ご回答をお願いします。
A 回答 (9件)
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No.9
- 回答日時:
詳しくは知らないけど、家庭用ビデオカセット。
これで僕が0歳から3歳くらいまで撮ってくれてた。白くなってたけど(カビ等)、真っ白に近いのもあったけど、どうしても見たくなってカメラ屋さんに持っていったら
専門の業者に頼んでくれました。真っ白に近いのは映らないと思う。諦めてください。のようなことを言っていました。
二週間待ってください。と言われたので二週間後に行くと
何かよくわからないけれど、専門の業者から、さらに専門のところへ頼んでいます。いつ出来るかはわかりません。部分的に見えないところはあると思いますが、見れると言って頂けました。
ベータ?VHS? もしベータ方式なら名残惜しいです。
ご回答ありがとうございます。
ベータムービーで撮られていたのでしょうか。
あれは録画専用で、再生にはベータ方式のビデオデッキが必要でした。
EDベータムービーは、73万円という、ちょっと手が出せない価格でした。
No.8
- 回答日時:
コントロールL、コントロールTは覚えてますけど、コントロールSなんてのもありましたね。
コントロールLはLANCになって、A/Vリモート、マイクロUSBと端子形状を変えていまだに続いてますね。
A/Vリモートは上下があるのに対してLANCはサッと挿せるので良かったのですが、小型化に伴って専用端子を付けるよりもいろいろ兼用する方向に進んだのでしょう。
ベータプロ最大の売りだったプログラム編集、最初は使ってたけどだんだん使わなくなりました。
理由は漢字ビデオタイトラーなどを介していたので、タイミングを取るのに1イベントだけの方が良かったのと、プロと違ってフレーム単位で編集する必要性もあまりなく、結局最初に戻ってスタート/ストップ編集の方が早かったからです。
EDV-9000では普通の再生ボタンの他に1倍速再生を押すと、今の30pみたいな少しカクカクしたデジタルっぽい再生になる機能がありましして、結婚式のエンドロールとかに使ってました。
ノーマル音声トラックに先にBGM入れて、タイミングを計って映像を合わせるのにインサート編集も良く使ってたっけ。
当時の作品でめぼしい物は、DVテープのカメラを介してDV-AVIとして取り込み、HDDに保存してあります。
今は6万円程度のパソコンと1万円程度の編集ソフトでもかなりの編集ができる、夢のような時代です。ちょうどバック・トゥ・ザ・フューチャーの未来編の時代になりましたけど、当時の自分が今の編集システムを見たら、さぞ驚くでしょう。
バック・トゥ・ザ・フューチャーで使ったカムコーダーはVHS-Cでしたけど。
ビデオカメラは4万円でスゴイ普及機が買えるようになったし、編集システムは手軽になりましたが、周囲を見渡すといまだに編集ができない、撮ったら撮りっぱなし。1回見たらお蔵入り。編集もしないので撮影のポイントもわからないという人が大半です。
ハードは進んでも、作品を作るというのはある種の特殊技能なのかもしれません。
ご回答ありがとうございます。
質問者の方も、かなり編集に凝っておられたようですね。
コントロールTは、EDV-9000、SL-HF3000限定の端子で、プリロール(助走)による、高精度の編集が可能でした。
私は、「日曜洋画劇場」(テレビ朝日系)で過去に放送された作品が、深夜枠や、地元ローカル局(関西だとサンテレビ、KBS京都)で再放送された場合に良く録画していましたが、こうした時間に放送されるCMは、品の無いものが多く、これを「インサート編集」で、本放送でのネスカフェのCMなどに差し替えたりしていました。
この2機種は、フライングイレースヘッド採用で、つなぎ録りの際、レインボーノイズが発生せず、きれいな編集が出来るのも大きな特長でした。
No.6
- 回答日時:
ベータ派になったきっかけは農協でゼネラルを扱っていたこと。
最初は据え置き型で東芝のOEMでした。そして親父がSL-B5のOEM機を買ってきて、ビデオカメラ入門しました。
中学の友達がナショナル電器店と付き合いがあった都合でVHS派。バカ作品を撮っては遊びに行って編集したのですが、VHSの動作があまりにもトロいし、リアルタイムカウンターではないので自分は使うことはないだろうと思ってました。
余談ですが、友達が持っていたテロッパーがすごくうらやましかったです。
高校では放送部に入って学校紹介ビデオやNHKコンテスト作品を作ってましたが、学校にあった業務用のVHS機はまあまあ使えました。
社会人になって、バブル期の勢いに乗ってEDV9000とHi8のハンディカム、そしてプロフィールベーシックに手を出しました。
友達や親戚から結婚式のビデオ撮影の依頼が来るようになったので、納品とレンタル再生用にSONYのVHSも買い足しました。
Hi8で撮影してEDベータにダビングした時点で画質がほとんど落ちず。
さらにVHSにダビングしても、Hi8からVHSに直にダビングしたのと見分けがつきませんでした。
世代的に結婚式ラッシュも落ち着いて、ビデオ撮影や編集もあまりすることがなくなりました。
世紀が変わって間もなく行った自分の結婚式は、弟と友人のDVカメラで撮ったものをDVtoDVで編集し、一時的にS-VHSにダビング、のちにDVDにダビングして見ていました。
この時、片方はSONYハンディカムで式場はスッキリした色合い。片方はナショ…じゃなくてPanasonicで式場はオレンジ系が強い色合いだったので、Panasonicのビデオカメラを買うことはないだろうと思いました。
子供ができて、DVテープのハンディカムとリモコン三脚を買ったのですが、リモコン三脚のなんと扱いやすいこと。これがSONY以外のカメラで使えないのが不思議でした。(キヤノンのG20は今でも使えますが)
よって、AVCHDのビデオカメラに買い替えた時も、嫌でもSONY一択でした。
何が何でもSONY信者ではなく、TVやヘッドホンやPCなどは別メーカーです。VHSも後半は三洋を使ってました。
SONY製品を選ぶのはリモコンが重要な機器です。
カーオーディオはいまだにSONYのリモートコマンダー愛用だし、他メーカーのTVを操作するのはSONYの学習リモコンです。
操作系にこだわるメーカーだと思います。
ご回答ありがとうございます。
私もバブル期には、SL-HF3000、EDV-9000と、立て続けに2台、ベータのビデオデッキを購入しました。
後者は言うまでもなくEDベータ第1号機ですが、前者は、スーパーハイバンドベータと呼ばれる、ハイバンドベータを1段グレードアップした方式で、もともとベータの標準だったβⅠモードの発展形でした。
L-500テープで、最大1時間と、録画時間は短かったのですが、当時はテープが高価だったため、画質を多少落としても、低コストで長時間録画が可能なニーズのほうが高かったため、この点でもベータは不利でした。
また、HF3000とEDV-9000を、コントロール信号用コードで接続すると「プリロール編集」と呼ばれる、精密な編集も可能で、これは大変重宝しました。
No.5
- 回答日時:
レンタル編集屋さんでは、今でもβを扱っているようです。
放送局のシステム仕様で、インチとか二インチテープを使って勿論デジタル編集になります。
1時間で何万円かの使用料です。
*著作権が切れていたら、編集して自主出版も良いでしょう。
No.4
- 回答日時:
今でも録画済が30本以上ほど所持している。
レコーダーが作動するかどうか?。
作動すると、PCに録画の準備はできている。
Adobeプリミェラで編集。
PCにダビングができなかった時は、写真屋のダビングサービスを使うつもりです。
大手の家電屋で、2級メーカー製のベータレコーダを売っているらしいです。
実際には、野外録画では、VHSに及ばない解像度と繋ぎが奇麗でした。
放送用のサブテープ(ベータカム)も使った事が有ります。
業務用ポータブルでは20分が最高録画時間です。
ご回答ありがとうございます。
私も、EDベータ及びベータの録画済みテープをかなり持っています。
理想的には、デジタルでダビングするのはベストと思っていますが、まだそこまでは出来ていないのが現状です。
特に「衛星映画劇場」は、多く録画し、その中には、現在もなお、DVDなどのソフト化されていない作品も、数多くあります。
No.3
- 回答日時:
いまだにベータのデッキ&テープがあります。
当初ベータにしたのは、やはりソニーだったから・・・単にそういう理由でした。
で、段々とVHSが優勢になってきて、VHSも買いました。
仰るように、ソフトの充実振りではVHSに「一日の長」があって、結果的にベータが劣勢に追い込まれました。
今は、ベータの貴重な録画が大量に家にあるので、これをいかにしてデジタル化するかが課題です。
ご回答ありがとうございます。
私も、EDベータを含め、ベータ方式のビデオデッキを述べ3台所有していました。
SL-HF900及びHF3000は、処分してしまいましたが、EDベータ方式のEDV-9000だけは、今でも残しています。
後に、Hi8方式のEV-NS9000も使用しましたが、こちらは使い勝手は悪い、故障は多い、テープの不良は多いと、ソニーらしからず失敗作、ベータのほうがずっと良いと思いました。
No.2
- 回答日時:
ベータは理論上画質は未だ未だ天井知らずなのですが、ハードの方が追いつきませんでしたね。
ベータがVHSに敗れたのは大資本の松下のCM戦略でしょう。
「コ・マ・お・く・り・も・で・き・ま・す・よ!」、それで私も買いましたし。(笑)
βⅡとVHSの標準モードと比較してもβIIの画質の方が上ですし、βⅠSモードとS-VHSでもβⅠSモードの方が画質は上。
VHSは3倍モードって奴を出しましたがベータはβⅢで1.5倍モード。
画質の劣化を嫌ったからたでしょうね。
また、機構的に言えばベータはUローディングでVHSはMローディング。
テープ走行の調整はUローディングの方がデリケートですし。
ベータ開発メーカーのSONYも後にはVHSも出しましたし、その時点でベータは敗北を認めたと言う事でしょう。
と言っている私はベータはβetaPRO3000が年に何回か電源を入れて居ますし、持っているVHSデッキもSONY。
ベータで記録されていた番組はDVD化完了しましたし。
テープカセットもベータの方が小さいのでVHSみたいに場所を取らなくて良かったのにね。
ってDVデッキも有りますが。(笑)
放送局で使うベータのテープも仕事上で手に入れた物がありますが、勿体なくて使っていません。(笑)
ベータの良さをもっと伝えられればもっとシェアを拡大していたろうにね。
放送局のカメラ一体型はベータでしたし。
ご回答ありがとうございます。
>ベータがVHSに敗れたのは大資本の松下のCM戦略でしょう
私も同感です。
特に俳優の故・森繁久彌さんがCMをされていた、「マックロード(当時の松下のVHSビデオの商品名)のVHS方式は、世界の多くのメーカーで採用されている」というのは、効いたと思います。
多くのメーカーが採用していると安心とする日本人の心理を上手く突いたCMと思いました。
No.1
- 回答日時:
先ず、一票、
永い期間使いましたが理論的なものには疎い、
理由としては、基本何となくですが当時業界の雄のSONYが手がけてた、
以来最終まで、終盤はVHSと混用でした、
メリット: テープカセットのサイズがコンパクト、ダビング性能が良い、相対的な画質が良い、ダビング時に画質の劣化もVHS程酷くない、編集時に頭だしと言うか画面の駒がピシッと出せた、当然駒の繋がりも良かった、
デメリット: レンタルソフトがほぼ無かった(当初以外で)、私が録画した物を友人間で互換性が無い、態々VHSに落とし直す必要が、
最大の難点は、おおっぴらには言えませんが表じゃないほうの○○○ト・ビデオにβソフトが無かった事、
こんなところ。
早速のご回答、ありがとうございます。
確かに、レンタルビデオでは、ベータは殆ど無いと言われていました。
私は、レンタルは嫌いなため、この点は問題にはなりませんでした。
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画質面では、明らかにベータのほうが上、特に、メタルテープを使用するEDベータは、アナログの録画では最高のフォーマットと言えます。
操作性でも、ベータはVHSと異なり、カセット装填と同時にローディングが始まり、早送り、巻き戻しもその状態で行うため、動作が俊敏、カウンタがDVDのような時・分・秒表示で、頭出しが簡単、更に任意に頭出しのためのインデックス信号を入れられるため、見たい場所を素早くサーチ可能と、明らかにVHSを上回っていました。
にもかかわらず、ビデオ対決でベータは敗退したのは、ソニーの宣伝の仕方が拙かったためとも、またソニーがイメージを大切にしたいあまり、アダルト系ソフトの発売をなかなか認めなかったのに対し、VHSは、それを積極的に行ったためとも、されています。
多くの方々からのご回答、ありがとうございました。
大変申し訳ありませんが、ベストアンサーは、特に決めずに締め切らせていただけます。