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徴兵反対一揆と血税一揆の用語としての使い分けについて質問です

徴兵告諭の中の血税という表記が誤解を生んだ、という文脈で血税一揆という用語を見かけます
一方で、国民皆兵の例外規定のせいで実質として貧しい農村の労働力を奪うものになってしまった、という文脈で徴兵反対一揆という用語を見かけます

徴兵反対一揆と血税一揆は同じだとは聞きますが、実際の使い分けはどうするのが正しいでしょうか?
徴兵反対一揆がメジャーで誤解について特に言及するときのみ血税一揆と呼ぶのか、あるいはその逆か

日本史の論述(大学の個別入試)に対応できる、あるいは許容されるレベルの使い分けをご指南ください

A 回答 (1件)

ご質問読ませていただきました。



私は徴兵反対一揆,血税騒動、どちらも同じ意味で考えています。

明治期は富国強兵・地租改正等で、庶民は多くの税金を払わなくてはならない時代でした。そんな背景の中で、明治政府の発布した徴兵令に反対して西日本を中心に、日本各地で一揆がおきました。もちろん、一揆が起きていない地域も沢山ありました。

「血税」と言う言葉は、その時の太政官告に「血税」という言葉があったのを農民たちが生血を吸血されると誤解した事に由来します。
太政官告:「西人之を称して血税という。その生血を以て国に報ずるの謂なり」

本質は農民からすれば、血を搾られるような苦労をして重税を納めるなくてはならない状況下で、大事な成人した男性まで徴兵されて、残された女性や老人だけで、どうやって重税を払えと言うのか、その不満が爆発したのです。

私の暮らす地域の話ですが、確か当時の頃の内容だったと思いますが、ある本に警察の地域毎の理由別の逮捕記録人数が記載されていました。ここで面白いのは、街道沿いの旅館・商家が多い地域の逮捕理由は「出兵拒否」が一番で、ところが郊外の農村部では「出兵拒否」がありません。

その他の理由で、新政府の政策に対して不満で、一揆が起きています。おそらく、当時は、多分に、地域の実情の違いが有ったとも考えています。

以上、参考まで。
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