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お世話様です。吹奏楽をやっているものです。前から楽譜について疑問があります。チューバやトロンボーンは、B♭の楽器であるにもかかわらず、どうしてC調の楽譜を使っているのですか?クラリネットは、B♭の楽器で、B♭の楽譜又、アルトサックスは、E♭の楽器でE♭の楽譜を吹いているので、なにも差し障りはないのですが、なにか納得いきません。お分かりになる方ご教示下さい。宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

実際にイギリススタイルのブラスバンドでは、トロンボーンもテューバ、ユーフォもト音記号で書かれています。

ただ、これは特殊な例です。

なぜ、トロンボーンやテューバを実音楽器として扱うのかというと、一つには音域の問題もあると思います。ト音記号で記譜すると演奏しずらいのではないか?ピアノでも右手はト音記号、左手はヘ音記号です。

実音楽器ではなく移調楽器として扱うと指使いの問題が出てきて、トロンボーンでは一ポジをドと取るかシ♭と取るかで論争がありますし、テューバの場合B♭、C、E♭、F管などがあり開放の指使いをドと考えて、違う管の楽器を使う時は頭の中で移調して吹きます。

また、オーケストラのトランペットになると、使ってる楽器がC管であっても曲がinD,inE,inFなど楽譜が作曲された当時の調性、つまりバルブを使えなかったのでそういう記譜になっています。
プロコフィエフという作曲家になると、移調楽器という概念ではなく、どんな管楽器でも楽譜がinCで書かれていたりします。時代や楽器の発達、作曲家にもよるのでしょう。

その辺のところは検索すると数多くのサイトがあるので、ここで聞くよりご自分でいろいろ調べてみるとより理解が深まると思います。
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この回答へのお礼

詳細なるご回答ありがとうございました。昔の人ってすごいというか、移調が体に染みついているのですね。感謝です。

お礼日時:2016/01/28 08:33

たぶんの推定ですが、楽器の開発歴史にかかわっているのではないでしょうか。


古くからある楽器には専用調譜が用意された、というように。

最近では一つの楽器種で全音階の調管が製造されているものもあります。
その場合は、移調譜面が無く、奏者が頭の中で移調することが強いられますが、
慣れれば結構できるものです。
疑問を持ったり、移調譜を作ったり、などよりは、移調演奏のほうが楽です…
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。昔からの脈々とした音楽の流れがあるわけですね。感謝です。

お礼日時:2016/01/28 08:31

おなじ構造で、A・B♭・Cのクラリネットが存在します。


 一夜のプログラムで、一人の奏者が一本の楽器で三種類の楽譜を読み
わけたり、三人の奏者が分担・交代することもできます。
 
 指揮者は、数種類の移調楽器を含む総譜を、一瞬でピアノ演奏します。
 管楽器なら、瞬時に移調して演奏する能力は、熟練の賜物です。
 弦楽器でも、ヴィオラをヴァイオリンのつもりで弾く例があります。
 
…… 慣れるまで待てないので、あたかもヴァイオリンと同じつもりで
弾けるよう、譜面そのものを移調することにした。しばしば金管楽器に
用いられる手法であって、表紙に“Viola in F”と銘記しておく(略)。
モーツァルト《クラリネット五重奏曲・イ長調》第三楽章“メヌエット”
の練習にとりかかった。“ブラバン”との友好関係をアピールし、のち
の管弦楽団への改編をほのめかすねらいである。
 もともと吹奏楽のクラリネットは“B管”で、原曲は“A管”だから、
ここでも弦楽器の譜面を、すべて半音高く移調してしまう。さいわい、
“イ長調”を“変ロ長調”に書きかえるだけで、技術的に問題はない。
(あくまで「原曲に忠実」であることを尊重する人たちもいるが、古今
の名曲に、移調そのものに趣向をもとめた例は少なからず存在する)
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20010308 クヮルテット
 
…… モーツアルトの《クラリネット・クインテット》をやることにな
りました。彼らのもっているクラリネットは、いわゆる《B管》です。
ところで、《A管》のために書かれたこの曲を、どうして演奏するかに
ついて、みんなで相談しました。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19671031 NEO BAROQUE
 
 実際に写譜してみると、わずか半音ちがうだけで、どんなに急いでも
反日かかります。出版社もそれなりのコストが加算されるので、よほど
の初心者ならともかく、中習者以上には元の楽譜で済むのです。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。なるほどそういうわけですね。感謝です。

お礼日時:2016/01/28 08:30

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